2022年10月14日 金曜日
雲一つない秋空の下、笑顔いっぱいで終わった昨日の運動会。登園して来た子ども達が「運動会頑張ったけん、お菓子買ってもらったんよ!」「お母さんが頑張ったねって言ってくれた!」と嬉しそうに報告してくれました。その様子や表情からも昨日の運動会をやり遂げたという満足感が感じられ、嬉しく思いました。
今朝一番に、園長がたくさんの画板を持って来てくれました。そして、先生達に「お絵描きに使える紙を持って来てください♪」と放送すると色々な質や大きさの紙が集まって、テントの下はお絵描きコーナーに変身しました。そのことにいち早く気付いたらんおん組のAちゃんは、保育室からクレヨンを駆け足で持って来ると早速描き始めました。そこに描いたのは年長児がリレーをしている絵で、らいおん組が先頭を走っているところでした。私が「らいおん組が1番を走りよるんやね!」と言うと、「先生違うよ!これは3番目を走りよんよ!」と言うのです。Aちゃんの言葉を聞いて、そうだったのかと納得させられると同時に年長児の場面を忠実に表現できる感性や技術に驚かされました。年長児が徐々に集まってきて、それぞれが絵を描いていましたが、どの絵も自分と友達を描いていて、助け合いや協力、みんなで力を合わせて成功させたという気持ちが絵に表れていて、感動させられるばかりでした。
絵を描いている年長児の姿を見て、年中児や年少児もクレヨンを持って集まってきました。学年を越えて刺激し合う三葉幼稚園の良さを感じながら、ひつじ組のEちゃんが描いている絵を見ると、かけっこをしているEちゃんと友達を描いていて空には虹を描き始めました。少し野暮なのですが、Eちゃんに「なんで虹を描いたん?」と聞くと「運動会に虹はなかったけど、楽しかったけん描いたんよ♪」と言ったのです。運動会の楽しさや喜びをEちゃんは虹で表現したのかと思うと、子どもの感性とそのイメージを表現する力の奥深さには驚かされると共に感心させられるばかりでした。11月の作品展では、子ども達の絵や作品を展示します。そこに込められた子どもの思いやその時の様子を教師のコメントでお伝えしたいと思います。楽しみにしておいてください。
園庭では昨日の運動会の興奮が冷めず、全学年の子ども達が入ってかけっこや踊りを楽しんでいました。憧れの年長児の鼓笛隊に加えてもらった年中児と年少児は、大喜びでポンポンや旗を持って一緒に踊っていました。来週末の保育園の運動会に向けて、保育園児が幼稚園に上がってくると保育園児のお手本となって全学年が踊り、保育園児も手を叩いて喜んでいました。
来週も運動会の熱気は冷めそうにない三葉っ子達です。
コメント (「運動会の熱気冷めやらず☆」 ひつじ組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)