2022年10月4日 火曜日
昨日、年長児は運動会に向けて朝一から踊りの練習を始めました。そして昨日初めて踊りで着る予定だった衣装を身につけて入場門に並んでいると、またまた!古森先生からの素敵なアドバイスを頂きました。自分たちで作ったペットボトル鳴子、ジッパーベストそして更に「頭に布を巻いてみたらどう?」と各クラスカラーの布を持って来てくれ頭に巻いてくれました。そして結ぶ時にももっと素敵になるようにとこだわって結んでくれました。でもその布、ぞう組は青、らいおん組は黄、くま組は赤、きりん組は緑…のはずがえんじ色しかありません。昨日は仕方なく余っていたえんじ色を頭に巻いたきりん組。子供たちは「えっ…緑じゃないの…?」と不満そうにしながらも頭に巻いたことを喜んでいました。年長の教師達もきりん組だけ”クラスカラーの緑がない!”と気にしてくれ早々に放課後古森先生に「緑の布を買いに行かせてください!」とお願いして買って来たのでした。古森先生も子供たちの為にとすぐ行動する教師達に「何も今じゃなくても」と言って笑いながらお店も紹介してくれました。布を買ってくると早速切り始めた年長の教師達は就業時間も忘れて作業をしていました。それを見た古森先生が「あらあら、子供たちにも早く寝なさいって言っているのに、先生たちはまだ仕事するのかしら。大丈夫よ、まだ明日も時間があるんだから、さぁ片付けて!」と遅くなる前にと声をかけてくれました。先生達もふと、その言葉に”そうだった!明日の仕事に備えないといけない!”と我に返って帰途につきました。そして、朝テラスで昨日の続きをしているときりん組のKちゃんが「何やってるのー?」と興味を持ってやってきました。「さぁこれは何でしょうか」と聞くと「ん〜…あっ!踊りのやつ!もしかしてきりん組の?」「ピンポーン!大正解!」とやりとりをしているとどこからともなくきりん組が集まって来て自分たちで布を切り始めました。とても慎重に90㌢の布を曲がることなくまっすぐに切っていきます。そして先生たちが自分達のために買って来てくれたことに気づき自然と”ありがとう”と言える子供たちをとても愛おしく思いました。そして布に興味を持った子から次の子へと伝言され、かわるがわる布を切ることに加わっていました。すると古森先生がその布を一枚取って「これ、自分たちで切ったのね。これを頭にキュッって巻いたらどうなるんだった?」と言いながらきりん組のRちゃんの頭に巻いてくれました。Rちゃんも昨日お話ししてくれていたことをよく覚えていて「キュッってしたら目が覚めて、頭が働いて、踊りもカッコ良くできる!」と100点満点の答えを出していました。このような会話をしている姿とこの朝の何十分かの流れを見ていて私は次第に胸が熱くなってきて、素敵な時間を過ごしました。
新しい布をつけ、いざ踊りの練習です。しかし、踊りは上手くなって来ているものの今ひとつ。そして古森先生からも「みんなに今からダメ出しをします」と言われてしまいました。聞いていると「きりん組さん、列がぐちゃぐちゃ、1人だけ飛び出てしまったり間が空きすぎ。ぞう組さんは広がるのがまだまだ、くっついてるよ。くま、らいおん組さんは手が伸びてないよ」と”うん、うん、たしかに”と私たちもうなづきながら聞いていました。そして「そんなんだったらカッコ良くないよ。古森先生、小さい組さん用のペットボトルお家で集めてるから!やってもらおうかな〜」とついに言われてしまいました。それを聞いた子供たちは「ダメー‼︎頑張る!できる!」と奮起し、2回目は気合も入りさっきのダメ出しも意識して直そうと努力する姿が見えました。古森先生は昨日までどんな時も叱らず、褒めて褒めてみんなもニコニコでした。そしてみんながほぼ覚えた頃から少しずつ難しい注文を出したり注意したりして子供たちの気持ちを高めて行くのです。子供たちは毎回こうして古森先生に課題をもらい、どんどん上手になっていきます。今日は鼓笛隊もとってもすごい課題を与えられた子ども達。1つずつ課題をクリアして練習を頑張っています。私達もみんなが輝く運動会になるよう子ども達と頑張るので本番楽しみにしていて下さい♪
コメント (「カッコ良くなるために‼︎」 きりん組 今岡美奈穂 はコメントを受け付けていません)