2022年9月11日 日曜日
今週は台風が過ぎ去ったあとジリジリと太陽が照りつけ、残暑厳しいく日中、暑かったのですが心なしか朝・晩、過ごしやすくなってきたように思います。そんななか季節の変化に敏感な子どもの中には鼻水を出している子もみられ、Sちゃんは保育教諭が「ティッシュ持ってきて」と声をかけると、取ってきて自分で拭こうとしていました。上手く拭くことはできませんが保育教諭の「ティッシュ」と言う言葉をすぐに自分の鼻水のことだと察して拭こうとする子ども達に感心してしまいます。
さて秋といえば食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋などさまざまな秋が思い浮かびますが、れもん組の部屋の壁面には子ども達が作ったぶどうを飾ることにしました。子ども達は友達が黙々と制作をしていると「~もする」と言って作るアピールをしながら順番が来るのを待っていました。名前を呼ばれると嬉しそうな顔をしながら紫・黄緑・濃いピンクなどの包装紙を丸めていきます。実は、子ども達は丸めるのが好きで日常的に遊びの中で広告などを小さくちぎって丸めて楽しんでいたのです。丸めた形はそれぞれ違いますが、小さな手の平や指先を使いながらギュッギュッと固くしたり片手で丸めたりして思い思いに次々に丸めていました。丸め終わると台紙の上に1つ1つ貼っていきぶどうの完成です。Tちゃんは「ぶどう」と言いながら美味しそうなぶどうを1粒取る真似をして保育教諭の口に持って来て食べさせてくれました。
そのころもう1つのグループは廃材遊びをしていました。テープ台が出てくるとみんなテープに興味津々でテープを使いたいと集まってきました。Aくんはセロハンテープを切ることができません。保育教諭の援助で何回も挑戦して少しずつ切ることができるようになってきました。切れる度に「お~」と小さな声を出しながら貼っていました。一方、Kくんはテープが好きで自分で切ることができるのですが、長く伸ばしてしまい時々テープ同士が絡まって指にくっついてかんしゃくを起こしながらも諦めません。今までは1つの箱に貼ることだけを楽しんでいたのですが、この日は箱を2つ並べてテープでくっつけていました。Kくんはセロハンテープの新しい使い方を見つけたのです。子ども達は何度も何度も同じ遊びを楽しみながらその中で次の新しい遊びや遊び方・使い方を発見していくのです。そんな子ども達の知恵や気付き・発見を見届けられることも保育教諭の喜びです。廃材遊びが大好きな子ども達ですが自分の手に合った箱などの廃材を見つけるとそれを物に見立てたりセロハンテープやシールを貼ったりして遊んでいます。もう少しすると今度は箱を組み合わせたりつないだりして大きい作品が作れるようになります。その時がくるのをとっても楽しみにしています。
「さんさんらんど」には暑い中にも時折、涼しい風が吹いてきます。そんな心地よいある日、戸外に出て虫探しをしました。この日はトンボや蝶々がいつもよりやや少なめでしたが子ども達は夢中になって追いかけていました。小さなバッタを見つけた時は、さらに大騒ぎで追いかけていました。虫に興味津々の子ども達には危険な虫・触ってはいけない虫に注意しながら観察したり育てたりして生き物を大切にする気持ちを育てていきたいと思います。
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