2022年9月7日 水曜日
昨日の強風から一夜明けた今朝、三葉幼稚園の園庭には、沢山の桜の葉っぱや松の葉が落ちていました。風で1か所に集まっていたり、テラスの上まで飛ばされたりしていました。三葉幼稚園ではそんな時、あえて掃除をしないでそのままにして子ども達の登園を待ちます。それを環境の一部として置いていると、松葉に気付いたのは年長児です!!幼稚園にある子ども用、大人用全ての熊手を持ってきて、かき集めていきました。適当に集めるのではなく綺麗な正方形に集めていきました。それだけではありません。お布団のように敷きつめた松葉のベットに今度はさくらの葉っぱを散りばめて、ちくちくベッドならぬ、ふわふわベッドの完成です。
ベッドに寝る為には、らいおん組のHくんが配っているいちょうの葉っぱのチケットが必要です。いちょうのチケットを貰えた人だけがベットで寝れるのです。チケットをもらってベッドで寝られた子どもたちは本当に楽しそうです。それを遠目で見ていた、さくら組の女の子達はベッド屋さんが閉店したあとに、こっそり寝てみることに…
「うわあ〜」「チクチクする!!」と言いながらとても嬉しそうでした。
その後、園庭へ出ると、またまた松葉のベッドが気になる年少組の子ども達です。先生の「遊んでいいよ」との一声で一斉に子ども達が遊び始めました。年長さんが綺麗な四角にしていたベッドを年少児達が、高く高く積み上げケーキを作り始めました。それで完成ではありません。トッピングの砂や松ぼっくり、ローソクの木の枝などを持ち寄って思い思いに飾り付け、おいしそうな?ケーキを作り上げました。
そして、ここからが、年少児らしい遊びへと変化していきます。完成したケーキをみんな「おめでとう〜」「おめでとう〜!!!」と言いながら散らしていきました。ケーキは見るも無惨にバラバラになりました。
終わった後は片付けです。年長さんのように自分より大きな熊手を持ってきて一生懸命かき集めていきました。年少児にとってこれも遊びです。
そして、壊れたケーキは先生も手伝って元通り松葉のベッドになりました。
まだまだ暑い日が続きますが台風で落ちてきたいちょうの葉やまだ緑色の銀杏の実など、もうすぐ本格的な秋がやってくる気配を感じられる一日となりました。
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