2022年7月8日 金曜日
三葉果樹園に今年も甘い桃が実りました。その甘い香りに誘われてカラスや蟻達がやってくるようになりました。丁度採り頃ということで、昨日年長さん達が収穫してくれました。桃はデリケートな食べ物で積み重ねると傷がついてしまいます。ですから収穫してきた桃達は、パン箱にきれいに並べられて調理室の前で一晩を過ごしました。また冷やし過ぎても白っぽくなり甘みがなくなってしまいそうで、食べる30分位前に冷やすと丁度いいそうです。
そして朝バスから帰ってくると「年少さん 水着に着替えて出てきて」と声をかけていただきました。すぐに着替えて園庭に出ると、ひよこ組のテラスの所に机が並び、その前に年長さん達が座って、切った桃をいただくところでした。
「年少さんもほしい?」とT先生が声をかけて下さり、「ほしい」と言いつつ、年長さんと年少さんが入れ替わりました。「切った桃の食べ方が分かる人?」と聞かれて、首を傾げていた年少さん、先に食べた年長さんが「皮ごと食べてもいいし 皮をむいて食べてもいいです」「皮ごと食べるとお肌がプルンプルンになります」と教えてくれました。するとどの子も皮ごと食べていました。食べ終わると美味しかったMちゃんは、お代わり分を配っていると「先生 美味しい」と何度も言っていました。果物が苦手なH君は「いらん 酸っぱい」と言って、食べようとしなかったのですが、友達が「おいしい」と言ったり、「三葉果樹園から年長さん達がとって来てくれた甘い桃です」と言う誘いにのり、一口食べてみました。そして「甘かった」とつぶやいていました。
その時みんなの代わりに桃の世話をしてくださったM先生が来てくださったので、どんなことが大変だったか聞いてみました。カラスから守ることと愛情を注ぐことが大変でしたとのこと。カラスから守る為には、ピカピカに光るCDやビニールで作ったこうもりや紙の猫をつけてくださっていたこと。それでも賢いカラスは、美味しい桃を見つけると食べに来ていたそうです。その仕掛けのことを昨日見た年長さん達が教えてくれました。各クラスで育てているトマトもカラスに食べられ、いろいろな対策を子どもなりに考えてしていますが、話を聞くと「まだまだだなぁ」と思いました。
その後、昨日駐車場や園庭で年少さんが収穫した夏野菜も桃を切ってくださったところでお料理をしてくださいました。きゅうりの皮を縞々にむくのは、お塩がよく効くことや包丁で切るとトントンと音がしたりと音を楽しむことが出来ました。またきゅうりの中にある種を見て、それを土に埋めるときゅうりになることも教えてくださいました。またピーマンも細い輪切りにして、つなげて形を作って見せてくれたり、細きり競争をしたりして楽しく見せてもらいました。切ったピーマンは、お酢、砂糖、塩が入ったものに入れて味付けをしてくれました。それを味見した年長のHちゃんは、「酸っぱいけどおいしかった」と言うのを聞いた年少さん、全員がピーマンのピクルスを食べることが出来ました。その後の塩もみしたきゅうりも美味しくほおばっていました。桃の世話をしてくださったM先生に「ありがとう」と言ったり、切って料理をしてくださった先生達にも「おいしかった」としっかりお礼を言うことが出来ました。その後の給食でもトマト、きゅうり、桃があり、「わぁ~!給食にも入っている」と喜んで食べていました。こんないい体験が出来た一日でした。
今日泥場に新しい土が入りました。年長さん達が力を合わせて泥場をならしてくれました。明日からみんなで作った泥だんごが並ぶことでしょう。
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