2022年7月3日 日曜日
連日30度を超える真夏日が続いていますが、元気なもも組は暑さに負けず、テラスで水汲み遊びを楽しんでいます。 ある日、古森先生に誘っていただき、いつものテラスでの水汲み遊びではなく、園児が遊んでいる固定テント下の「科学の広場」で遊ばせてもらうことになりました。行くとすぐにいつものように遊びなれたボールやカップに手を伸ばし、水汲み遊びを始めた子どもたち。
しかし、今日は遊びの天才の園児たちがいます。泥舟2つの間に雨どいをセット。うまく重なり合わせ、もう一段高いたらいに置いて、高さをつけたものにボールと水で実験が始まっていました。バケツやひしゃくを使って水を汲み、雨どいに勢いよく水を流すと、雨どいの途中に止まっていたボールが水の勢いで動き、セットしてある雨どいの最後まで流れていくという様子を目の前見せてくれました。
すると、「わぁ~~!」と嬉しそうな声を上げ、近くにあったひしゃくを手に取るTくん。洗剤の軽量カップを見つけたNちゃん。それぞれが水を汲んで園児たちがしていた事を真似して同じように雨どいに水を流していました。真似っこが得意な子どもたちです!!しかしTくん、Nちゃんの流した水の量は少なく、勢いはつかないのでボールは動かなかったのです。すると、その様子を見ていた園児がそっと雨どいにバケツで水を追加して、水の勢いを強くしてくれました。Tくん、Nちゃんは「お~~!!」と、自分たちで「やれた!!」と大喜び!!目を輝かせていました。さりげない手助けをしてくれた年長さんたちに「ありがとう」とお礼を言うと「もっとね、水をいっぱい流さんといけんのよ!」「ちょっとだと、動かんのよ」とアドバイスを受け、もう一度お手本を見せてくれました。自分たちが遊んでいる中で学んだ事を理解した上で、言葉で説明しながら伝えようとしてくれている事、本当にすごいなと感心しました。保育教諭が手を出さなくても、こうして遊びが伝わり楽しみながら学ぶことへとつながっていくのだなと思いました。
こまめな水分補給とソーシャルディスタンスを守りながら、できる遊びをしっかり楽しめるよう、保育教諭も必要な手助けをしつつ、遊びの邪魔にならないよう、考える力を育てるような保育をしていきたいと思いました。
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