2022年5月2日 月曜日
今日の三葉幼稚園の園庭には、先日年少さん、年中さん、たんぽぽさんが作ったこいのぼりが可愛くて元気よく泳いでいました。そのこいのぼりを見上げながら「やねよーりたーかい こいのーぼーり♪」と口ずさみながらニコニコ笑顔で子ども達が登園してきました。
そんな三葉幼稚園の楽しくておもしろい今日のお話のはじまり、はじまりです‼︎
まずは第1話。ままごとコーナーでは、近所の方から頂いて立てかけてあった背の高い竹の子を、園長がよいしょと運びその1本をスパンッと切り『かぐや姫』を作ってくれました。すると、その後ろをよいしょと大人顔負けでらいおん組のKちゃんが竹の子を運んでくると、「こんなのも出来るよ!」と同じように子ども用の包丁を持ってきてスパンッと切って何やら作り始めました。ヒントをもらったことで、子ども達だけでなく、教師達も次々とアイデアを出しあい、テーブルの上には「竹の中から顔を出したかぐや姫の赤ちゃん、竹の中にいる成長したかぐや姫、おじいさん、おばあさん、天の遣い、みかど、さらに…遊びに来たねずみまで!」たくさんの登場人物が勢ぞろいしました。あっという間に、ままごとコーナーは竹とり物語に大変身です!嬉しくなったKちゃんは、見に来てくれる友達や教師に「これなーんだ?」とクイズを出し、「むかしむかし、あるところに…」とヒントを出しながら教えてあげていました。これからも、まだ竹とり物語は続きそうです‼︎どんなお話がでてくるのか楽しみでたまりません♪
続いての第2話は、いちごを守る大作戦です!4月30日(土)の預かりの日、いつもより子ども達の声が静かなことに気付いた黒いいちご泥棒が空から舞い降り、そろりそろりといちごの方に近付いてきていました。それに気付いて「みんなのいちごを盗られるわけにはいかない‼︎」と園長と預かりの子ども達と何名かの教師が「カラスと知恵比べ!」と言って、ネットを張り、年長さん、年中さん、最後は年少さんも隙間から入るかもしれないとプランターや植木鉢をせっせと運び、いちごの周り防いでいきました。そして、2日が経った今日いちごは…何と、無事カラスに食べられず赤く色付いていました。しかし、数えてみると赤いいちごは4個しかありません。「収穫したら、すぐに食べる!」しか浮かばなかった教師達は、その4個をどう分けるか頭を抱えます。園長の「みんなで分けられないけどどうする?」という質問に、何と年長児のAくんが「冷蔵庫に入れて、みんなが食べられる数になるまで待つ‼︎」と答えたのです。そうです。子どもの日まで幼稚園はお休みです。カラスに食べられないように昨日のように網を張って、次のいちごが赤くなるまで待てばよいのです!Aくんの答えに教師達は「あーっ!その方法があったか!」と負けを認めて苦笑いです。三葉の子ども400人の知恵を出せば、どんな壁も乗り越えられると改めて教師達は頼もしく思いました。
続いて第3話は、今年度最初の全学年毎の共同製作こいのぼりのお話です‼︎
朝から元気よく泳いでいたこいのぼりですが…、実はよーく見てみれば年長さんのこいのぼりが1匹も見当たりません。先週、年長の教師達は年少さん、年中さんに負けてはいけないと、子ども達と大きなこいのぼりを作る材料を持ってくるよう約束していたのですが…翌日クラスによっては1人、多いクラスで10人程しか持って来ていなくて、これでは大きいこいのぼりができないと諦めていたのです。教師達に「これでは、うなぎのぼりになるかもね〜」と耳が痛くなるようなことを言われて、「そんなのダメー‼︎絶対持ってくるからー‼︎」と迎えた今日だったのです。様々な材料を嬉しそうに持ってきた年長児達は「やってみよう!」と教師と子どもが好きなようにこいのぼり作りを始めました。みんなで知恵を出し合い作り上げたこいのぼりは、何と大きくなりすぎて吊るすために2階から降ろしても、1階から「えぇーー!これドラゴンだ‼︎」と年少さん達がザワザワするほどの大きさになってしまいました。「これは違法こいのぼりね!」と笑いながら園長が年長児に言うと、4クラスの教師も子ども達も「つい、つなげすぎちゃった♪」とテヘッと笑っていました。
やっと全てのクラスのこいのぼりが揃いました。5月5日のさんさんらんどでも泳ぎます。また楽しみにしていて下さい!!
今日も楽しいお話が詰まった1日でした!教師も遊び疲れて今夜はぐっすり眠れることでしょう。でも、今日も子ども達のお陰で「楽しかったー!!」ととびっきりの笑顔溢れる1日となりました♪
コメント (「三葉物語がはじまるよ〜♪」 くま組 髙松由衣 はコメントを受け付けていません)