幼稚園の日記(ブログ)

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2022年5月16日 月曜日

先週の金曜日、さくら組に年長のおにいちゃんおねえちゃんがやってきました。今週の水曜日の子どもだけの運動会のプログラムを決めるために年長さんが来てくれ、何の踊りを踊るかどんな競技をするか、一緒に考えてくれました。そこで運動会に向けての気持ちも高まってきて家でもペンギンダンスやサンサンダンスを踊っていたそうで、みんな運動会を楽しみにしているようです。そして今朝、園庭で古森先生が年長さん年中さんに教室から自分の椅子を持ってくるように声をかけてもらって何往復も椅子を運んである姿が見られました。そんな様子をみた年少の子どもたちは何が始まるのかワクワクドキドキ!!そして、年長さんが年少さんのために準備してくれた椅子に座って真剣にその様子を見ていました。みんなの大好きなアブラハムです。アブラハムはお部屋でもたくさん踊っているので自信満々で友達同士で顔を見合わせてニヤニヤ踊っている子や、自分の踊っている様子を見ている先生に得意そうに「上手〜?」と聞いている子などみんな楽しく踊っていました。年長さんのやっぱノリノリやリトミック、およげ!こいのぼり競技を見たさくら組の子どもたちは、「やっぱすごいね〜」「私もやってみたいな」「こいのぼりおよいどる!」と待っている間も目を輝かせて真似をして踊っていました。また、他の学年の競技が始まったときに、ある子が「がんばれ〜!」と言うと他の子も「がんばって!」と言って、1人から始まった応援が競技が終わる頃にはみんなに広がり、手拍子をして、年少さんの応援団ができていました。自分の応援していたクラスが1番になると自分のことのように喜ぶ年少児たちはしっかり運動会に参加できていて驚きました。

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お昼ご飯を食べた後、運動会で使うマスクバックにシールを貼りました。たんぽぽ組から上がった子は、何を作るか分かったようで、「発表会で使ったやつだ〜!」「シール貼ってもいい?」と言いながら自分の好きな形を選び貼って完成しました。降園前には、踊りと応援合戦の練習をしました。「さくらぐみ〜」と掛け声は誰が言うのかみんなで話し合い、女の子1人と男の子1人で言うことに決まりました。これで子どもだけの運動会への準備は万端です。ますます運動会が待ち遠しい1日となりました。

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コメント (「楽しみな子どもだけの運動会」 さくら組 中村真衣 はコメントを受け付けていません)

2022年5月15日 日曜日

ゴールデンウィークが終わり、日中は気温も高い日が多くなってきました。この連休で家族で親子の絆も深まった子ども達は温かい愛情をたっぷり感じて満足気に登園してきました。そんなある朝、だんご虫に興味深々のA君は人工芝をめくっては「おらんなぁ~」「どこ行った?」と探していました。すると、人工芝の下に黒いだんご虫が姿を見せました。B君もやってきて「あっ!だんご虫」とだんご虫が動いていく方向を目で追いかけていました。

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屋外遊ぎ場にはまだまだ楽しいことがいっぱいです。子どもの日に開放された小高い山の上にある様々な遊具を見上げながら芝生の斜面を登ろうと保育士の目を盗んでは登ろうと試る幼児の姿が見られます。しかし、そこはストップ!!仕方なく緑のマットの上を行き来したり柵の上を歩こうとしたりしながら楽しんでいます。

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園庭に転がっているボールを見つけたCちゃんはそのボールがさけている所を見つけて小さい石ころを1つずつ入れていました。真剣な表情で石ころを入れると顔を近づけて覗きます。友達が近づいてくるとそのボールの小さな穴をのぞかせてあげ「どうだ!」と言わんばかりの表情で友達も見ていました。

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今週始めから園庭を挟んだ保育所の反対側のフェンス奥にある工事事務所に使っていた民家の解体が始まりました。重機が入り、メリメリと音をたてて壁が剥がれていきます。するとそれに気付いた子ども達が「わぁ~」「すごい!」と指さし気が付くと人工芝のぎりぎり線まで寄って行って並んで真剣に見ていました。コロナ渦から2年、保育園児たちは昨年の夏から3つの季節を屋外遊ぎ場第二園舎で過ごし、どんどん景色が変化していく様子を見てきました。大きな工事の様子を見たり遊具が完成していく様子を見たり、その度に初めて見る光景に目を輝かせていました。

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屋外遊ぎ場での生活は子どもだけでなく保育教諭たちにとっても刺激がいっぱいです。時には子どもに返って思い切り遊び、工事の様子も子ども以上に我を忘れてしまいます。余談ですが、先日の子どもの日の屋外遊ぎ場開放日、私も大きな滑り台を滑ることが出来、思わず子どものようにはしゃいでしまいました。このような素晴らしい環境の中で保育できることに感謝しながら私たちも子どもの心に戻って、子どもと共に成長していきたいと思います。

 

 

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コメント (「発見がいっぱい」 ひよこ組  檜垣美恵子 はコメントを受け付けていません)

2022年5月13日 金曜日

今朝、常設の大きなテントの下では、子どもたちが教師が雨水が溜まるよう意図的に置いていた泥舟や鍋の中にポチポチポチと落ちていく雨水をじっと見ていました。最初は、見ているだけの子どもたちでしたが、これまでの遊びの経験から、年長さんたちはヤクルトの容器やプリンのカップを持って来て、落ちてくる雨水を集めていました。ぞうぐみのTちゃんは、雨水が落ちてくるテントに目をやりテントの屋根の溝から落ちてきていることに気付くと、その真下に小さなヤクルト容器の口をあわせて持ち、雨水が容器いっぱいになるまで、じっと見守っていました。年長さんたちがお部屋に戻っていなくなると、その様子を見ていた年少さんたちがお兄ちゃん・お姉ちゃんの真似をして雨水を集め始めました。そして雨水が落ちる度にポッン、ポッンと音がすることに気付き、「音が聞こえる!」と言って雨だれに興味を持つ子もいました。これから梅雨に入るので雨水を使った遊びも楽しんでいきたいと思います。

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たんぽぽ赤組では、初めての廃材あそびをしました。他の学年にお兄ちゃん・お姉ちゃんたちがいるたんぽぽさんにとって、廃材あそびはあこがれの遊びでした。子どもたちは、自分たちで好きな廃材を選んでくっつけていくと、いろいろな形の作品ができて満足そうでした。Tくんは、容器を2つくっつけて、ころころと転がるおもちゃを作り、床や斜めになったマットの上を転がして遊んでいました。遊んでいて壊れると、セロハンテープをつけて直している姿もありました。普段からお兄ちゃん・お姉ちゃんたちの作品を見ていることもあり、初めてだったにもかかわらず上手に遊ぶことができていて、見て学ぶことの大切さを改めて感じました。満3歳児がおうちを作ったり、電車を作ったり、自分たちが「作りたい!」と思ったものを形にすることができることに驚きました。

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幼稚園に入って2ヵ月目、お兄ちゃん・お姉ちゃんたちから刺激を受けながらできるようになっていく姿を見守っていきたいと思います。

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コメント (「廃材でなにをつくろうかな?」 たんぽぽ組 森岡朋音 はコメントを受け付けていません)

2022年5月12日 木曜日

今朝小雨が降っているので、戸外の遊びをプール前にある固定テントの中に作りました。

バスケットゴールは、「バスケットのゴールにボールが入ると転がっていく道を作ろうか?」と声を掛けると「作ってみる~」と年長児を中心に直ぐに集まってきました。子ども達は直ぐに作業に取り掛かりました。近くの部屋からブロックや柵を持ってくると、ボールが転がる坂道を作り始めました。ダンボールで作った筒を置くと、ブロックを支えに使ってボールが転がるように何度も高さを工夫していきました。

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坂道を作っている子ども達の横では、別の教師と子ども達がトンネルを作り始めました。はじめ米袋の中に新聞紙で作った棒を入れて支えにして作ったのですが、いざ設置してみると米袋の重さに耐えられずペチャンと潰れてしまいました。「トンネル壊れてしまうね」と言うと、N君が「じゃあ今度はもっと棒を作って壊れんようにしたらいいんじゃない?俺作ってくる」と言って作り始めると、近くにいた子ども達も「私も作る」と棒を次々に作っていきました。作った棒をいくつかにまとめて、米袋の中に入れ貼り付け終えるとN君が「よーし、今度は壊れないぞ!」と設置して、ボールを持っていた友達に「ねぇねぇボール転がしてみてよ」と伝えボールを転がしてもらうと、見事にトンネルの中を通って転がっていきました。「やったー。ボールがスーって通った!」と一緒に作った友達同士で喜びあっていました。

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ボール転がしの道が出来上がる頃には、子どもの人数も増えていてボールが足りなくなったので、サッカーボールやバレーボールを追加で出してみました。するとすみれ組のI君が「先生ボールが大きいけん転がっていかんよ」と言ってきました。見に行くと、ダンボールを筒の形を保つようにとつけてた紐に引っかかってしまい止まっていました。その紐を切って通れるようにした事をI君に伝えると、直ぐにボールを持ってきてゴール投げ入れました。そして、レーンを転がって紐があった所を通過しトンネルを通り抜けていく様子を見守るととても嬉しそうにしていました。

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昨日ぱんだ組では、教師が捕まえていたカタツムリを自分達が持っている図鑑を見て飼い方を調べていました。その活動の中で。一人の園児が「先生カタツムリ作りたい」と言った事をきっかけに今日廃材を持ち寄って製作をすることにしました。子ども達は廃材箱や持ってきた廃材から、材料を選び思い思いに作り始めました。子ども達の中には図鑑を持ってきて写真と見比べながら作ったり、カタツムリの渦を表現しようとプラスチック容器を切り合わせたり工夫して作っていました。完成したカタツムリを持って来ると「カタツムリの家も作ってきたよ」「大好きな野菜も沢山作ってみたよ」と個性あふれるカタツムリ達が誕生していました。保育の中で子ども達が興味を持った事を、少しでも深められるようにしていくことも大切な援助になると保育の楽しさを感じることが出来ました。

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コメント (「でんでん虫々」 ぱんだ組 澤近宏一 はコメントを受け付けていません)

2022年5月11日 水曜日

 今日は朝から雨が降っていたので子ども達は、泥場で泥団子作りや包丁ままごと、色水、テントの下での踊りなどを楽しんでいました。包丁ままごとのコーナーでは、年長のNくんがきゅうりを使って美味しそうなスープを作っていました。最初にきゅうりをすりおろすとそこにみかんを搾って入れました。すると爽やかないい香りが漂いました。Nくんはとても嬉しそうに出来上がったスープをプレートに置き、次に切った野菜の切れ端が花の形をしていて綺麗なことに気付くと、それもプレートの上に並べて料理を完成させると、野菜を使って人を作り、スープのそばに置きました。「この料理は誰が作ったの?」と聞くと「僕だよ!」と嬉しそうに言うと、きゅうりスープの中に入っている具材も教えてくれました。

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 一方その隣では、年長の女の子達がじゃがいもやかぼちゃなどいろんな野菜を使ってカラフルな料理を作っていました。Jちゃんは、きゅうりのヘタの部分が帽子のように見えたようで、それを使って人を作り始めました。帽子のサイズに合うように顔を作って目をつけましたが、その目は直ぐに落ちてしまいます。そこで、フォークを使って小さな穴を開けて差し込みました。すると、見事落ちずにしっかり目がつきました。そして「まゆ毛や髪は黒色で口は赤だよ」と話すとその色に合う野菜を探し、次々と付けていきました。まゆ毛をつける時には、野菜を細長くして本物のまゆの形にしてつけました。口は、何度も大きさを確かめながら顔全体のバランスが良くなるように作っていました。顔が完成すると、首、体、足と順番に並べていきました。体の部分には表面に斜めに切れ込みを入れて服に模様をつけ、靴も作って細かい部分までこだわって時間をかけて作っていきました。作品が完成すると、ほかの友達が作って並べているテーブルに嬉しそうに置きました。遊びの中で刺激し合いながらたくさんのことを考え、学び、工夫している子ども達の姿を今日も沢山見ることが出来ました。そんな自ら主体的に成長していく子ども達の姿から私達教師は子どもとは?を学び、理解を深めていっています。これからも子どもの発達の姿を見逃さず、成長し続ける教師でいたいと思います。

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コメント (「みつばっ子は未来の料理人!?」 らいおん組 西川友理 はコメントを受け付けていません)

2022年5月10日 火曜日

年少児が入園してから1ヶ月が経ちました。

入園してすぐの頃、(当然ですが)自分の靴箱や部屋、ロッカーも分からず不安な表情も見せていた子ども達が、今ではできることが増えるにつれ、行動範囲が増え、笑顔が増え、幼稚園生活を楽しむ姿が多く見られるようになりました。

お母さんやお父さんの手を離し、門を背にすると年少児もぐっとお兄さんお姉さんの顔に変わります。お母さんが持っていた荷物をしっかり自分で抱えて歩いていきます。離れる時に少し涙がこぼれていたAちゃんもH君の「ぼくがいるから大丈夫!」の声掛けにより笑顔になっていました。そして、年長さんたちがとても頼りになるのです。手を繋いでお部屋まで送り届けると心配そうに後姿を見守りシール帳にシールを貼る場所にとまどって優しく声を掛けて教えています。

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シールを貼ると年少さんはそんなお兄さんお姉さんの姿を見て「早く外に遊びに行こうよ!」「今日も色水作りたい!」「ぼくは泥団子作るんだ!」「ぼくはダンゴ虫つかまえたい!」と口々に言って園庭へ出ていきます。その中の一つ、包丁ままごとの様子を紹介します。何人かのちゅうりっぷ組の子と歩いていると、包丁ままごとのコーナーにフライパンとスプーンを手に持つシェフHちゃんの姿がありました。切ったじゃがいもをフライパンにのせ、コロコロ炒める所から料理が始まりました。そして、今度はじゃがいもを少しすりおろしフライパンに入れて混ぜます。そこに少しずつ水を調節しながら入れて1時間?ほどコトコト煮ていきます。その混ぜる手つきがまさにイタリアンシェフ。そして、Hちゃんの様子に刺激をもらった子ども達は、「僕もじゃがいも切りたい。包丁これであってる?」「ゴリゴリするやつ貸して!」「お皿使いたい!」と包丁ままごとが大盛り上がりでした。

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また、子どもだけの運動会に向けて、年長さんのリトミックの練習が昨日から本格的に始まりました。そんな年長さんの姿をジャングルジムの上から、ままごとをしながら、アスレチックをしながら、年中・年少さん達が憧れのまなざしで見ていました。実は昨日、年少で年長さんのリトミックが終わった後、年長児のリトミックの線と音楽を使い、園長の指導で『豆並びリトミックごっこ』を楽しみました。「年少児が1列で歩けるのだろうか。」「放送に合わせて動けるのだろうか。」といった教師の不安はよそに子ども達は笑顔いっぱい楽しんでいました。そして、昨日の楽しいリトミックを経験したちゅうりっぷ組のR君とT君は今日の年長さんのリトミックが始まると「またリトミックするのかよ~。」と嬉しそうに年長さんの列に近づき、一緒になって体を動かしました。気持ちは年長さんと同じように動けているつもりで顔は自信満々、けれど年長さんのように体が上手く動かず、ちょっぴりぎこちない動きがなんとも可愛く微笑ましくなりました。これからも、年長さん・年中さんから刺激を感じながら楽しいことをいっぱい見つけていきたいと思います。

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年長児は、今年度初めての手話教室がありました。初めに山中先生から手話は耳が聞こえない人達が手でお話をする方法だということを話してもらいました。まずは「おはようございます。」等の挨拶を教わるとその動作だけでなく表情まで意識すること、「耳の聞こえない人は手だけではなくお顔をよく見て、『あぁこんな気持ちなんだな』と感じることができるからね。楽しい時は楽しいお顔、嬉しいときは嬉しいお顔で手話をするとみんなの気持ちが伝わるからね。」と教えてもらい、気持ちを込めて表情豊かにできるようになりました。挨拶の他にもクラスの『くま組』『きりん組』『らいおん組』『ぞう組』の名前と園歌を教わりました。今日習ったことを他の学年のお友達にも教えに行って、手話を身近な物に、そして関心が持てるように関わっていきたいと思います。

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コメント (「 刺激がいっぱいの幼稚園!!」   ちゅうりっぷ組 河野拓成 はコメントを受け付けていません)

2022年5月9日 月曜日

 先週7日(土曜日)の朝、大きなダンプトラックが沢山の砂を積んで三葉幼稚園にやってきました。預かり保育に来ていた子ども達は、何が行われるのか興味津々です。トラックは園庭を走ると、砂場にバックで止まりました。「砂場の砂かぁ〜」と歓声をあげる子ども達の前でダンプの後ろがブーンと上がると山盛りに積んであった砂がザーッと下りてきて砂場にあっという間に山が出来ました。
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 「ひゃ〜」「すごいー!」と声を上げた子ども達は先生達を真似て砂場のシャベルを握って山の周りに集まってきました。そして山になっている砂を広げることになりました。その砂はふかふかしていて足で踏むと足がズズーと土の中に沈んでいきます。子ども達は「ふっかふか〜」「つめたい!」とふわふわで新しい砂に驚きながらも楽しそうに運んでいました。最初はシャベルで運んでいた子ども達ですが、「少しずつしか運べない、、」と気が付き「いい道具はないのか」と探してそれぞれが自分が思いついたものを使って効率よく運んでいました。

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 せっせ、せっせと運んで山が平らになり、穴が空いている部分を見つけると何だか遊びたい、、けど、、遊んでいいのかな、、という子ども達の心の声が園長に聞こえたようで「裸足になって遊んでいいよ〜」という園長の声に教師が重ねて「裸足になっといで〜」と言った途端、「やったー!」と急いで草履を置きに行き、思いっきり遊び始めていました。

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 そして今朝、登園してきた子ども達が砂場に行くと「色が違う!」「ふわふわしとる〜」と変化に気付いてそっと足を踏み入れていました。「柔らかいね」という友達の声掛けに土曜日に砂ならしをしていた子が「海の砂だからね」と大人っぽく話していました。

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 新しい砂には、色んな形の貝殻が混じっていました。白やピンク色の小さくて綺麗な貝殻を見つけて見せ合っては大切そうに袋に入れていました。

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 くま組のTちゃんは、砂で作った料理に合わせて貝殻を飾り付けていました。

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 子ども達の遊びは無限大です。新しい環境に触れながら色んな新しい発見、発想、興味が生まれ、知恵や知識、想像へと広がっていくのです。私達は、毎日子ども達の無限大に広がる新しい世界や夢を叶えるために子どもの目線や興味に添う環境を見つけ、そっと寄り添い、子ども達と楽しさや喜びを共有していくのです。

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コメント (「ふかふかの砂がやってきたよ」 りす組 大隅咲 はコメントを受け付けていません)