2022年4月22日 金曜日
ここ数年、年中児が植えたチューリップの花が4月を待たず3月中に咲いて終わる年が続いていました。毎年、入園式まで咲いていてほしいという願いが届かずに終わっていたのですが、何と今年は4月の初めから咲き始め、中旬になっても咲いて子ども達を楽しませてくれていました。勿論、入園式はチューリップの花に囲まれた新入園児達の笑顔がまぶしい門出となりました。
そんな中、園長が年長児に今にも散りそうになったチューリップの花を摘むよう提案してくれました。そして、先日なぜ茎を切るのかを園長に教えてもらった年長児達ですが、今朝はくま組の女の子数名が集まって園長と何やらチューリップを観察していました。茎を切って球根に栄養がいくようにしていたチューリップから小さな葉が伸びて、何とつぼみをつけていたのです。土の中の様子は見えませんが、球根の赤ちゃんができ、そこから新しく芽が出てつぼみを付けたのではないかと思えます。子ども達のチューリップは今、茎を切って球根を育てているので今後も観察をしていきたいと思います。
今日はカゴメさんから届いた凛々子という品種のトマトを植えました。このトマトは「カゴメりりこわくわくプログラム」という食育活動で、カゴメさんがトマトの苗を無償で提供してくださり、今年も96本の苗が届きました。ひつじ組では、昨年植えた経験から、大きくなるためには「太陽と水と土の栄養がいる」ことをよく覚えていました。そして、1クラス3苗ずつ植えましたが、植える時に苗の匂いを嗅いで「トマトのにおいがするー!」と目を真ん丸にして驚いていました。昨年は実ったトマトを鳥や小さい子に取られないようにする方法を考えたり、病気にならない対策をしたりしてたくさんのことを学ばせてもらいました。今年も子ども達と世話をしながら、たくさんの気付きがうまれるように栽培していきたいと思います。
そうこうしていると、新しい木目でかずらで文字が書いてある看板を持った現場のおじさん達がやってきました。何が始まるのかと子ども達と見ていると、元図書館に脚立を立てかけて看板を付け始めました。看板には山から採って来たかずらの木で「こどもかん」と書かれていました。この図書館を造ってくれた建設会社の会長さんに園長がお願いをして、新しい看板を作ってくれたのでした。そして、屋外遊ぎ場のちびっこハウスも新しい看板に取り替えられたそうなので、来週は年中児達と「さんさんらんど」に行った時に見てみたいと思います。
地域の方々が子ども達のために様々なアイデアと必要な物を提供していただき、好奇心旺盛な三葉っこ達はその度に素直に喜び、お礼の言葉と目を輝かせて拍手を送るのです。
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