2022年4月13日 水曜日
始園式、入園式を終えて令和4年度保育1日目。賑やかな園庭に広がる遊びの中には、園長が考えたサッカーゴールを使った新しい遊びが始まりました。本来、サッカーはゴールが向き合っていて試合形式になるのですが、今日は場所を広く使いたくないのでゴールが2つ並びシュート練習場になりました。そして、園長はジョウロを持つと、ゴールとの距離を見ながら平行に水線を引き始めました。「なになに〜?」と興味津々な子ども達は園長の意図を汲み取り、水線からゴールに向かってボールをシュートしますが、簡単にシュートを決める子ども達に園長はレベルを上げて線を次々遠くに出していき、子ども達もそれを見ながら次々難易度を上げて挑戦していきました。丸いボールだけでなく、トゲトゲでラグビーボールのような形のボールでもシュートに挑戦です。よく跳ね、思ったところに全然飛んでいかないボールに「難しい、、」と照れ笑いする子ども達でしたが、何度かやっていくうちにコツを掴み始めていました。
それを見ていた新入児もボールを蹴り始め、それを見て年少児用にゴール近くに水線を引こうと園長がジョウロを持つと、くま組のYくんが「したい!」と駆け寄りました。たっぷり水の入った大きなジョウロを園長の手から受け取るとその重さにヨロヨロしながら線を引き始めたYくんにすかさず手を差し伸べるきりん組のMちゃん。2人で持つと難しかった水線もすらすら引くことが出来ました。そこには、昨年の自分達で何でもやってみせる年長児の後を追うかのように周りを見て「みんなのために」動くピカピカ帽子の年長児の姿が見られました。
一方、年少児は沢山あるコーナーの中から自分のしたい遊びを見つけて楽しんでいました。玉入れでは、ボールが入るとジャンプをして喜んで教師と喜びを共有したり、砂遊びでは、スコップで土を掘ったり、土の感触を手や足で楽しんだり、水を混ぜてみたり、、、。様々な感覚遊びが見られました。今日は午前保育で短い時間でしたが、様々な子どもの姿が見られ、年長児は年長児らしくどんどん主体的に活動し、新入児の世話をしていました。そんな子ども達の遊びに寄り添い、共に成長していきたいと思いました。
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