2022年2月24日 木曜日
今日は、年中児がじゃがいもの種芋づくりに挑戦です!!
今年の年中は「みんなで助け合う」を合言葉に、ままごとの台を運んだり、みんなが集まれるようにサッカーゴールを片付けたり、準備の段階から気合十分です!
園長から「次に年長さんになるみんなに頼みたいことがあるんだけど、できるかな?」と話してもらうと、「任せて‼」と言わんばかりの顔で目をキラキラさせて、まだかと心を躍らせています。そして、じゃがいもを1つ手に取って見せてくれると「みんなはこのじゃがいも、どう食べるかな?」の質問に「カレー」「コロッケ」と美味しい料理がいくつも上がりました。「全部おいしいよね~!実はそのお母さん芋を作るんよ。」と聞くと「やったー!がんばろ!」と大喜びです。お母さん芋を作るには、いくつもの約束があります。
①じゃがいもの芽を切らないように半分にする。
②切ったところから、水分が出てくるから灰をつける。
③切った面を上に向けて乾かす。
その約束、1つ1つへの反応がかわいい年中さんたち。「じゃがいもの芽って、こっちの目じゃないの?」「ちがうよ!」と自分の目を押さえてクスッと笑い合っている子、「みんなもケガしたら血が出ると薬塗るでしょ?だから、みんなはお母さん芋のお医者さんだね!」と園長の言葉に「お医者さんになれるの!?」とワクワクしている子、手の平をじゃがいもに見立てて「こっち向き!」と乾かす面を確認している子たち、どの瞬間を切り取っても微笑ましくて、かわいいが詰まっていました。
「じゃがいもは灰を塗ったら治るけど、みんなは指を切ったら灰じゃだめだから、私のところに来てね。」とふふっと笑う園長の言葉で種芋づくりがスタートです!!
種芋づくりは、例年、芽を切らないように半分にするラインを子どもたちに伝えるのに「そっちじゃない、こっちじゃない。」と頭を抱える教師たちでしたが、今年はあることを園長が思いついてくれたのです。それは、種芋にマッキーペンで線を入れることです!なんで思いつかなかったんだ、、、と思うくらい、スムーズに子どもたちに切りたいラインが見事に伝わっていくのです。
その線を切る子どもたちの姿からは、遊びでの経験がひしひしと伝わってきました。少し曲がっている線をゆっくり丁寧に切ろうとする子、慣れた手つきでスパンっと切り終える子、大丈夫かなと教師をヒヤヒヤさせる子、それぞれがいろんな思いを持って種芋づくりをすることができました。ぱんだ組のKくんは、1回目にマッキーペンで園長に描いてもらい、2回目は年中担任にボールペンで線を描いてもらいました。その2回目を見て、「見づらい!!」と一言。うすうす、見づらいだろうなと感じながら線を描いていた教師は「負けたな、、、。」と次の知恵比べに火がつきました。⦅笑⦆
手の平を使って学んだ乾かす向きは、(手の平が切り口、手の甲が皮の丸い部分)なんと4クラス全員が正解でした。楽しくて、おもしろくて、初めて知ることがいっぱいだった種芋づくりのおかげで、種芋を植えに行く日が待ち遠しくてたまりません。
最後、園長に教えてくれたことへの感謝を伝え礼をすると、4クラス全員が息ピッタリでびっくり!!じゃがいもが芽を出し花が咲く頃は、みんな年長さんです。残り少ない3学期、年長さんになる経験を子どもたちとたくさん積み重ねていきたいです。
コメント (「おかあさんいものお医者さんに変身だ!」 ひつじ組 髙松由衣 はコメントを受け付けていません)