2022年2月20日 日曜日
屋外遊ぎ場第二園舎での生活も一ケ月が経ちました。働く車が大好きな子ども達は毎日ダンプカーやクレーン車、ショベルカーなど遊ぎ場の工事に次々やってくる様々な働く車に興味津々です。れもん組は第二園舎の二階で生活しているのですが室内からでも働く車の様子が見えるよう保育教諭が窓の下に椅子を置くと次々子ども達は椅子の上に立ち、嬉しそうに工事の様子や働く車の様子を観察していました。乗り物が好きなKくんは登園すると自ら窓の下へ椅子を運んでいくようになり、働く車達の様子を観察するのが日課となっています。その様子を見た他の子ども達も自ら椅子を運んで観察を始め、友達同士で「クレーン車すごいね!」「あ!ダンプカー来たよ」などと話し、盛り上がっています。普段はここまで動いている働く車を見ることはできないので車大好きの子ども達には工事中の今だからこそ見られるこの環境は嬉しい楽しい最高の環境だなと思っています。
また、雨上がりの戸外ではまるでお池のような大きな水たまりができているのを見つけると「お団子作ろ~♪」とOちゃんは泥団子を作り始めました。すると僕も!私も!と次々子ども達がやって来て水たまりは人気の遊び場となりました。泥団子を作り終えたOちゃんは「手が汚れちゃったから洗う!」と言って水たまりの中に手をつけましたがいくら洗っても水が泥で濁っているのできれいにはなりません。すると「あれ?おててがきれいにならない~」と困った顔で言っていてそんな可愛らしい姿に思わず笑ってしまいました。Yくんはスプーンで器用に水をすくい、ペットボトルの中に入れていました。ペットボトルの中を満タンにしようと夢中になっているその集中力にも驚かされました。また、Kくんは水たまりの中に石や泥を投げて水がはね返ってくるのを楽しんでいました。すると、他の子ども達も真似し始め、水がはね返るたびケラケラ楽しそうに笑っていました。様々な遊び方で泥遊びは盛り上がっていてこれからも自然の教材を大切にしていきたいなと思いました。
保育室前のテラスは音楽を流すと踊りが好きな子ども達がどんどん集まり、ステージへと大変身します。芝生の方から手拍子をしてお客さんになって見ている保育教諭や子ども達が増えるとテラスで踊っている子ども達はますます気合が入って楽しそうに踊る姿が見られました。幼稚園の発表会が終わると、次は保育園児の番です。日頃の保育の中で遊びながら発表会の踊りなどを取り入れ、楽しく活動できるようにしていきます。
まだまだコロナとの戦いが続く日々ですが三葉幼稚園の教師の合言葉コロナだから出来ないではなく知恵を出し合って出来る方法、工夫をこらして子ども達にとって必要な経験ができるよう頑張っていきたいと思っています。
2022年2月18日 金曜日
今回2回目の生活発表会が残念ながら23日に延期になりました。23日には必ず開催できるよう三葉天気が戻ってきますように祈るばかりです。しかし、子ども達の発表会に向かって活動は延期になっただけ、子ども達の活動は活発になり様々な発想や表現が変化し、見どころが1つまた1つと増えていっています。
どうしても伝えたい昨日の出来事です。
「さようなら」の挨拶をして、靴を取りに靴箱へ出たEちゃんが慌てて部屋に戻ってきて「ゆき!ゆき!ゆき!」と指差して、みんなを外へ誘いました。すると、フワフワと大きく綺麗な雪が降ってきました。屋外ステージに雪を追いかけていく子ども達の姿が年少オペレッタのカメと雪の追いかけっこそのまま‼︎あまりに幻想的で美しい光景に思わず曲をかけると、その曲に乗って自然の舞台装置でオペレッタを楽しみました。雪が頭の上でキラキラ光ると「雪の精に変身したよ‼︎」となんとも可愛い年少さんでした。
さて、いよいよ次回は2回目の発表会であり、最後の発表会となります。ひまわり組のひまわり組のHちゃんは、16日の発表会後「次はおむすびころりんででれる?」と真剣に聞いてきて思わず大笑い!屋外ステージでみんなで楽しんだ今年の発表会ならではの質問がなんとも可愛かったです。
今日は青コーススタートの両コース通し練習を行いました。自分の演目の立ち位置や入退場の仕方など16日よりかっこよくを目指して練習していきました。今日のお客さんは他のクラスの子ども達と先生達です。特に熱い想いで観ているのは昨年、一昨年を知っている先生達です。本番では裏方で動くため正面から観るのは今日がチャンス!コロナ禍だからこそできたゆとりなのです。「年少の時、あんなに泣いていたのに。」「H君があんな顔で踊ってる」と感動が止まりません。次回の発表会を楽しみにしてくださっている方の為、これ以上話せませんが、子供達の楽しそうに一生懸命頑張る姿は感動間違いなしだと思います。
ps.ひまわり組の活動紹介
大型積み木を使ったごっこ遊びが好きなひまわり組の棚に入っていた大きな箱を見つけると、積み木の家の隣に、廃材の家を作り始めました。主はNちゃんとMちゃん「ここはお風呂場でここはシャワー」「もう夜になったから電気を消して寝るよ。」と生活しています。家を作るのにクラフトテープも使っていると、クラフトテープがいくつも丸めていて「誰?こんな使い方してるのは?」とちょっぴり怒り口調で言うと、「これは唐揚げ屋さんです。」と笑顔のSちゃん。「そうか、そうきたか」「なるほど!」と思わず納得です。が…「このクラフトテープはね…。」と指導のチャンスにさせてもらいました。
積み木の家、廃材の家、唐揚げ屋さんとひまわりタウンが広がりを見せています。進級までの限られたひまわり組での生活を楽しんでいきたいと思います。
2022年2月17日 木曜日
昨日、1回目の発表会を終えた子ども達は登園すると直ぐに「先生、昨日めっちゃお母さん喜んでたー!」「僕はお母さん泣いてたのが見えたよ」と昨日の感想を口にしていました。話している時の子ども達の表情はとても嬉しそうで、誇らしげな表情で聞いている私も嬉しくて心が温かくなりました。
今年も年長児の卒園DVDの収録を1日でする予定でしたが、コロナ対策の為2日に分けて行いました。今日はその2回目の撮影の日でした。前回は個人の収録とクラス別収録、今回は全員での歌の撮影でした。しかし今日の天気は寒く、雪がチラつくほどの気温の中での収録になったことから担任の教師たちは気にしながらも幼稚園生活最後のDVDは思い出に残る物をと力が入り過ぎて整列させていていつの間にか時間が経っていました。気がつくと子ども達の顔色も姿も寒そうに青ざめていたのです。それに気付いた園長が出てきて「あらあら〜これは泣きたくなるよね。古森先生だったらもう泣いてる〜さぁみんな、走るよー。ドローンも飛んでくれるから追いかけよー!次はおしくらまんじゅうだ〜!みんな集まれ〜」と体が温まるよう楽しんで出来る色々な動きを一緒にしてくれたのです。真面目に立たせているだけではただただ子ども達は辛いだけ、教師としてダメだったなと反省すると共に園長が子ども達にしてくれた事でかた〜い雰囲気だった収録も和やかな雰囲気で無事撮り終える事ができました。子ども達は数分前の表情とは比べ物にならないくらい柔らかい表情になり寒さも自分達の明るく元気な歌声で吹き飛ばしていました。普段は見ることのできないドローンの撮影では子ども達は大興奮‼︎空中にとどまっているドローンを見つけ「あっ!あそこだ!」と嬉しそうに指さしたり追いかけたりして楽しそうに手を振っていて普段の明るく元気いっぱいな三葉っ子らしい年長児の姿を撮影する事ができました。今日も129人全員揃って楽しく無事に撮影を終える事ができ、それもたくさんの方々が子ども達のために動いて下さったからこそで、感謝の気持ちを持ってこれから残り少ない園生活も1日1日を大切に過ごしていきたいと思いました。
今日の給食のメニュー
胚芽米 チキンカツ カレービーンズ マカロニサラダ ばなな
午後には沢山雪が降ってきて、それを見た子ども達は午前の表情とは反対に嬉しそうに園庭に駆け出していました。暖かい地域で雪をあまり見る機会の少ない子ども達は雪というものを体感する事ができ、また更に発表会の年少児の踊りのチラチラ雪のイメージも膨らんで良い体験となりました。園長から寒くても体をいっぱい動かせば体の中からポカポカ温かくなることを教わった子ども達は寒さに負けない為には「体を沢山動かせば大丈夫!!」と言って楽しそうに遊んでいました。
2022年2月16日 水曜日
今日は楽しみにしていた生活発表会当日です。昨日の17時の天気予報を見ると、雪のマークや大風の予報でした。どうしよう~!と一瞬困惑した教師達でしたが、一時間後の18時の天気予報では、一転!一日晴れマークがついていました。神様が三葉っ子たちの発表会を応援してくれているんだ!子ども達も一生懸命やってきたんだから私たちも頑張らなくちゃ!と教師達は気合を入れ直して帰宅しました。
今朝、戸外ステージを準備していると青空が見えてきてお日様がさしてきました。朝の時間にあんなに光が差してくることはあまりなく、ほっとしました。風が吹くと寒いものの、お日様があたっている間は凍えるようなことはなかったと思います。
今年は野外ステージを使っての生活発表会となりました。一時はコロナの影響で発表会を開催できないかと思いました。市民会館に大勢の保護者を集め、万が一そこで何かが起こってはいけない、子どもの命を守る私たちがそれはできない。となった時、園長が「外でやるっていう案もあるよね」とつぶやきました。“それならできるかもしれない!”、“とりあえずステージを作ってやってみよう!”と細かいことを気にも留めず走ってきました。後々、詰めていったものの、様々なところでご迷惑をおかけしたかもしれませんが、今日、野外ステージで発表会ができたことは、私たちにとって、子ども達にとって、良かったと思います。
園長にいつも言われるのが、「生活発表会のステージは子ども達の遊び場、保育室と一緒だよ」ということです。三葉の発表会、運動会では、教師はあまり子どもの中に入って指揮をとったり、誘導したり、ということはしません。それは、子ども達が自分で出来ることを自分でできるように、子ども達が主体的にはつらつと動く姿こそが三葉っ子らしさ、その子ども達を大人は邪魔をしない、側にいて笑顔で見守りたいからです。ですから、今日の発表会は、三葉っ子が毎日遊ぶ見慣れた景色が広がる園庭で、大好きなお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんに見守られ、近くで先生が何かあったらすぐに助けてくれる!という安心感やぬくもりを感じながら演技できる、例年にはない、より自然な姿をお見せできる場だったのではないかと思っています。と、いう三葉自慢です。(笑)
今年度、ステージに使っていた緑の大きなテントを購入したのですが、その業者さんにも褒められました。「こんな使い方があったのか!紹介してもいいですか?」と!!また今日の写真撮影に来てくださったモリカメラさんも、「野外ステージって聞いていたから正直どんなものかと思っていたけれど、先生すごいね!踊る子ども達もみんな笑顔で、何かあっても自分たちでどうにかしてたよ!すごい!」と!!他業種の方々ですが、三葉のことをよく知って、いつも助けてくれるのです。コロナ禍ということもあり、保護者の皆様と声を出して笑ったり盛り上げたりすることができないのがもどかしく感じました。今日の発表会はいかがでしたでしょうか?ぜひお手紙や感想のお声を聴かせて頂けたら幸いです。
長々と前置きを書いてしまいました。なぜかというと、まだ発表会を見ていない保護者の方が半分いらっしゃるからです。ブログにすべて書いてしまい、土曜日の喜びが半減してしまってはいけないので、今日は度々起きたハプニングや子どものつぶやきを紹介するだけにします♪
今朝、子ども達がやってくる頃、どんな顔で来るかな?と教師達は待ち構えていましたが、やはり慣れた幼稚園ということもあり、笑顔で「おはよ~!」「こんにちは!」「先生大好き、ぎゅ!」いつも通りの姿でした。ホッとしました。プレ年少さんや年少さんの中には保護者との別れ際に涙がぽろっと出ることもありましたがそれでも、いつもの保育室、見慣れた景色にすぐに落ち着きました。
お母さんに髪の毛を踊り仕様にセットしてもらった年中のHくんはいろんな教師に「かっこいいじゃん!」と褒められる度にそのツンツン頭を触り嬉しそうにしていました。新しい靴下を自慢したり、マスクバッグを紹介しあったり、とてもウキウキした出番前でした。
〈年中エピソード〉
待機の仕方も市民会館や松前文化会館ではステージ裏で「し~!」と静かに待つしかできないのですが、今日はテラスで踊る踊る、しゃべるしゃべる!始まる前の古森先生のお話の間も「俺たちのこと褒めてくれてるわ!」とニヤッと笑っていて、こちらも笑いそうになりました。なんだか、今年の年中児は褒められ上手です。もちろん、歌・オペレッタ・踊り、すべてが一生懸命で見ている私たちのことを楽しませてくれたり感動させてくれたりするからなのですが、練習後、ニコニコで古森先生の前に集まり、 “褒めて♪褒めて♪”・“上手だったでしょ?褒めてくれるよね!?”と聞こえてくるようなキラキラの目で見つめるのです。なので、保護者の皆様もよろしくお願いしますね♪
今日、「ステージの上ではみんなに任せるから!何かあったら友達同士で助け合って頑張ってね、困ったときには近くに先生たちがいるから、来てね。」と声をかけていました。すると、踊りの時、草履が脱げたうさぎ組のAちゃんは、激しい踊りの最中、履き直すことはできないと踏んだのか、チラッと近くの教師を見て、「先生、はい!」と、ひょいっと投げて渡したそうです。
また、Yくんは、年少の時にお母さんと離れるのがなかなか難しく、園庭中に「うわ~ん」と泣き声を響き渡らせていたのですが、今日は「先生、ぼくのママは土曜日に来てくれるんだけど、今日はね、お友達のお母さんたちがいっぱい来てくれてたやろ?だからぼく嬉しかったんよ。」と誇らしげな顔で言いに来ました。成長が嬉しく、それを伝えに来てくれた喜びのあまり、思わず抱きしめました。Eちゃんは昨日古森先生に「みんなを幸せにしてね」と言われたことを覚えていて帰る間際に「古森先生、Eね、ハッピー♪」と言ってニコニコで帰りました。Eちゃんの言葉で私たち教師もハッピーです♪
〈年少エピソード〉
年少の子ども達にとって、初めての発表会という子が多くいます。にもかかわらず、「先生、ママ見えたよ」「ぼくも見えた!」といろんな子がステージから降りて口早に話していました。客席のことをよく見ていたそうです!大勢のお客さんの前に立ったのに…、大物ですね!すごい♪
運動会で大泣きしていたHちゃんは練習で大張り切りでした。イノシシ役のHちゃんはイノシシ柄のマスクを作ってもらい、いろんな教師に見せて、自慢していました。その練習をお母さんに伝えていたのですが、「(期待しすぎるといけないので)できないかも・・・と思って見に行きますね♪」と話されていました。なのに、今日Hちゃんは運動会が嘘のように元気いっぱいイノシシを演じていました!Hちゃんのお兄ちゃんたちから代々見ている古森先生もHちゃん頑張ったね!と喜んでいました。たくさんの子どもがいますが、一人一人の成長をみんなで喜べるのが三葉の先生の自慢です。
〈プレ年少エピソード〉
たんぽぽ組の本番の強さには教師達が驚きました。初めてステージで練習した時、舞台のあちこちで「わ~ん!!」と天を仰いで泣く子、教師と追いかけっこでもしたいのか、挑発的にニヤッと笑って走り回る子、その中でも楽しんで一生懸命踊る子、と様々でした。「大丈夫かな?」と心配していたのに!心配していたのに!!!!その心配をよそに、堂々とやってのけました。堂々としすぎてちょっかいを掛け合う子もいましたが、楽しんで踊る満三歳児にみんな驚かされました。年中児のおむすびころりん用に敷いたゴザのところまでぐいぐい来て、前に前にと出る余裕さえあったのでした。
〈年長エピソード〉
年長児は昨日もステージを使って練習し、ぎりぎりまで、より良い劇になるようにと子ども達と教師、園長で切磋琢磨していました。それでも不安が残る教師に古森先生が「大丈夫よ。年長さんたちはね、お父さんお母さんが来たら張り切って頑張れる子たちだから♪」と背中を押してくれました。その言葉の通り、今日は自然に友達同士助け合って劇を進めていくことができました。倒れると一人では起こせない大道具も気付いた子がすっと来て手を貸すことができていました。また一列に並んだ時に入り切れていない友達がいると、自分が横に寄って背中をぽんと押し、友達をその列に入れてあげる子もいました。「なんて良い子なんだ!」と職員会でも話題になりました。
昨日、劇をおもしろくするために!と、“ある演技プラン”を古森先生と約束したぞう組さん。今朝登園するや否や、「約束したこと覚えてるよ!」「絶対するからね!」と張り切っていました。無事、本番でもそれができて、教師も園長も大喜びです。
今日は教師にとって一人一人の成長が感じられる、とても良い本番になりました。風が吹いて倒れた大道具につまづいても泣かずに立ち上がったり、最初は消極的だったみみずく役の子達が「私たちももっと動きたい!」と園長に直々に相談しに行き、その想像を超えるほど優雅に飛ぶことができました。劇の進行で、できていないところがあれば教え合うこともできました。それってすごく大事なことだし、それをとても素晴らしいことだと保護者の皆様にも伝えたいねと教師達で話し合いました。
発表会が楽しくて仕方ないという様子の子ども達は「また発表会やりたい!」「次、土曜日2回目あるよ?」「そうよ!ママも言ってた!」「やった~!!」と早くも2回目を楽しみにしています。中には、「明日と明後日練習して、もっと上手になろ~」と言う子もいました。土曜日、お天気が心配ではありますが、2回目も野外ステージで、のびのび輝く子ども達を見ていただきたいです。
今日、参加された保護者の皆様のご感想、お待ちしております。
2022年2月15日 火曜日
昨日、初めて発表会の服を着た子ども達は登園してくると、「昨日の服可愛かった〜」「早くもう一回着たい!」と大喜びで話をしていました。
さくら組では、Y君とT君が絵を描きたいと言って描き始めました。Y君は、「ぼくは黄色怪獣だった!黒色のズボンはいたよね。ギザギザもあった!」と一つ一つ思い出しながら楽しそうに描いていました。T君は、「明日はパパが来てくれる!見てるところ描いた!」と明日の発表会を楽しみにキラキラした目で話しました。
うさぎ組では、「発表会晴れますように」という願いを込めて子ども達とてるてる坊主を作りました。そして、教師に抱っこしてもらい桜の木の高いところにつけようと頑張っていました。「高いところの方がお日様に届いて天気になるね、お願いしよう!」と目をぎゅーっとつむってお願いをしている姿がとても可愛いかったです。すると⋯その願いが届いたのか、雲の間から太陽がひょっこり出てきて暖かくなってきました。「えっお願いもう届いた!?」とびっくりしながらも「やったー!やったー!」と喜ぶ子ども達の姿に明日を楽しみにしている様子がうかがえます。明日、土曜日の発表会も良い天気になりますように。
また、今日は最後の練習ということもあり、見ている園庭の小さなお客さんも気合が入っていました。さくら組のRちゃんは、客席ど真ん中の園長のために準備された正面の最高の席を陣取り、お姉ちゃんいるきりん組の劇を最初から最後まで脇目もふらず見ていました。そして、時々監督気分でうんうんと頷きながら「上手!」と拍手をしていました。色々な学年の踊り、オペレッタ、劇を興味を持って見ることができる野外ステージはやっぱり素敵だなと思いました。
そして、最後の練習で年中児達は園長からやる気と元気の出る声掛けをしてもらいました。教師達は年中児のオペレッタが元気いっぱいで面白くて可愛くて、涙が出るくらい笑って見ていました。終わって拍手をしてもらった後、園長から「悲しくて泣いてるんじゃなくて面白くて笑っちゃった。一生懸命頑張っているみんなを見ていると嬉しくて楽しくて幸せな気持ちになるんだよ。だから明日は見ているお客さんを幸せにしてあげてね。」と話をしてもらいました。それぐらい頑張った欲張り爺さん役のK君は、欲張り爺さんの帽子のてっぺんがぱっくり破れてしまいました。帽子のてっぺんから覗いてる頭を気にして触っていると、「頑張ったから破れたんだよ。大丈夫!自分で直せるでしょ!」と園長から肩を叩かれると頭を撫でながら嬉しそうな顔をしていました。
明日はいよいよ本番です。舞台の上で堂々と楽しんで演じている子ども達を目一杯頭に焼きつけて下さい。
2022年2月14日 月曜日
発表会まであと二日です。朝から子ども達は「今日リハーサルってお母さんが言ってた!」「発表会の服かわいいから早く着たいな~」とリハーサルが始まるのを心待ちにしていました。発表会の舞台やその周りを教師がいそいそと準備していると、リハーサル前に「ステージ使っていい?!」と年長さんの子ども達と先生が集まってきました。3連休前に教わったことを頭の中のコンピューターからぴぴぴっと呼び起こして、練習がしたいとのことです。先週頃からの年長児の成長ぶりは目を見張るものがあり毎日見ていて、とても楽しいです。一生懸命頑張る子ども達の姿は、なんてかわいくて素敵なんでしょう。保護者の皆様、首を長~く、なが~~くして待っていてくださいね。
ところで、先週木曜日に放送されたNスタえひめを皆様ご覧になりましたでしょうか?2歳児にもマスクを着用させる、というニュースが全国で話題になっておりますが、その前から三葉では2歳児にも無理なくマスクを着けられるようにと教師が援助していました。3歳以上のマスクが必須になり、半年以上経ちます。その間に子ども達のマスクの使い方も随分上手になりました。鼻が出ていたり、あごにかけていたりすると友達同士で「鼻、はな!」と教え合う姿はまさに現代を生きる子どもの姿だなと思います。私たちが子どもの頃にはなかった姿です。子ども達はこうしてコロナ禍に順応して強く生きていくのですね。たくましいなと思います。今週の発表会もコロナ禍真っ只中での開催です。私たち教師もどうにかしてできる方法を、と考えてやってきました。
先週新しいアイテムが登場しました。「マスクバッグ」です。と、いうのも、舞台の上ではマスクを外した子どものキラキラ輝く表情を見てもらいたい、でも、直前までは着けておきたい。衣装にはポケットがないものばかりで、マスクをどうしよう・・・と悩んでいたところ園長に相談すると「バッグみたいなものがあればいいんじゃないかしら?」とアドバイスしてくれました。それまではゴムで首からぶらさげようか?(でも引っかけると危ないよなぁ)、洗濯ばさみでとめようか?(でもお腹に当たって痛いしかっこ悪いよなぁ・・・)と、トンデモ案ばかりだったのです。早速数名の教師で素材を何にするか、相談しました。不織布にしようか、カレンダーで作ろうか、大量にある布製のバッグを切って縫おうか?と、あぁでもない、こうでもないと様々な意見が出てきました。そこに「あ、ジップロックみたいなのは?」とK先生。「それいいね~!」「作ってみよう!」と早速試作品作りです。園長が「こんな紐があるよ!」「あ!それくださ~い!!」とわいわいあっという間に試作品の完成です。早速プレ年少と年少・年中の子ども達と作ってみようと先週末から取り掛かってきました。(年長児は自分で不織布の衣装にポケットをつけました。)子ども達のマスクバッグには自分たちでシールを貼って、世界でたった一つ、自分だけのマスクバッグを作ることにしました。小さい子は先生が切ったシールを、年少の得意な子や年中児は自分でシールを切って作りました。一つ一つのバッグにいろいろなアイデアが詰まっています。Kちゃんは、マスクバッグだから!と、隅のほうにマスクを作って貼りました。「ここに入れるってことよ」と、得意そうに教えてくれました。年中児に人気なのは「おにぎり模様」です。シールの色によって「これはおいしいおむすび、これはまずいおむすび」とオペレッタおむすびころりんに出てくるおむすびを一生懸命作っていました。三角を二つ合わせてリボンにしたり、△と□で家の形にしたり・・・形遊びを楽しみました。三葉の行事はすべて遊びの延長です。コロナの影響も三葉っ子は楽しんで、できる方法に変えてしまいます。この考え方を根っこにして、子ども達にはどんなときにも楽しく、たくましく、壁を乗り越えていく生き方を学んでいってほしいと願っています。・・・少し、話が大きくなってしまいましたが・・・いよいよ今日のリハーサルでみんなのマスクバッグのお披露目です!肩から下げるという方法を考えていたのですが、実際に着脱する子どもの姿を見て腰に着けることにしました。子ども達は自分で外して入れられるかな?衣装に合わせてみて、どうかな?教師の不安をよそに子ども達はまるでドラえもんの秘密道具のようにいわゆる“ドヤ顔”でマスクを外し、マスクバッグに入れていました。小さい子もなんとか自分で頑張っています。そのおぼつかない手元も見どころのひとつです。あたたかい目で見守ってあげてください。
マスクバッグを身に付けて演技をする子どもの姿を見て教師は驚きました。「あれ・・・?すごく馴染んでいる!」
そんなことを言って教師達で喜んでいると、園長が「子どもの手が入っているからだろうね。きっと先生が綺麗に作り上げてしまっていたら違和感があったと思うよ。よかったね」と言ってくれました。子ども達も出番の直前にマスクを外し、出番が終わると退場しながらマスクを着け直しています。マスクバッグのおかげです。マスクを外すというリスクもありますが、それを最小限に抑えて子ども達の姿をなんとか保護者の皆様に見せたい、という私たちの思いが詰まったマスクバッグです。舞台裏ではいつも以上に感染対策に気を付けて行動し、みんな安全に発表会を終えられますように。今、そんな気持ちでいっぱいです。今週は楽しい一週間になりそうです♪日々変わっていく子どもの姿を側で見守れる、教師という仕事ってやっぱりいいな♪と、リハーサルの疲れもありますが(笑)感じています。また明日、「先生練習したい!」の声を楽しみに、子ども達の登園を待っています♪
2022年2月13日 日曜日
毎日元気いっぱい登園してくるもも組さんは、お手伝いや真似っこが大好きな1歳児です。朝の荷物も少しずつ自分で水筒やタオルを出し、決められたかごに入れる事ができるようになってきました。
自分の荷物が終わっても、次々来る友だちの荷物のお手伝い!!得意そうにタオルを抱え、かごに入れるとニッコリ拍手!入園当初は、登園時に涙が出ていたTくんも、今では友だちの手伝いができるようになり、とても成長を感じます。
コロナ感染対策のため、みかん組れもん組は第二園舎で生活していることもあり、もも組とぴよぴよさんで、テラスやテラス前の園庭を広々と使って遊ばせてもらっています。テラスに出ると幼稚園児が野外ステージで生活発表会の練習をしています。その様子をじっと見ている後姿は、可愛くて仕方ありません!少し見ては拍手したり、音楽に合わせて体を揺らしてみたり、「だー」と大きな声を出して指差ししたりと、様々な表情を見せてくれます。
そしてこの音楽を聞きながら、天気の良い日はテラスで給食も食べます。ポカポカ暖かいし、給食を食べおなかいっぱいになり、途中でウトウトしてしまうこともありますが、それもまた可愛いなと思いながらほっこりします。
コロナ感染症に気をつける毎日の中で、手指消毒や検温が日課となり、習慣づいている事も驚きます。保育教諭が非接触検温で体温を測り始めると、座って待ったり、目をつぶって待ったり、自分からおでこを近づけてきたりと、嫌がらずスムーズに検温ができるようになりました。
また手指消毒も、両手や片手を自分で出し、「シュッ」としてもらうと、きちんと両手をこすり合わせる事もできるようになりました。
マスクこそできない子ども達ですが、保育教諭一同しっかりとした対策をとって、感染予防をしていきたいと思います。
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