2021年12月3日 金曜日
お待たせしました!今日は年長児開催の「みつば商店街」のオープンの日です。登園してきた途端すぐに各店舗へと向かう年長児達。先週は「何作ろ〜」「〜作ってもいい?」と悩んでいた子ども達でしたが、今では教師の声掛けなしで、席に着くなり進めていきます。今日はオープンの日ということで、子ども達からはいつもと違った雰囲気を感じました。「今日が本番だね〜」と少し緊張してそわそわする姿があったり、お店の位置や商品の最終チェックをしたり、各店舗でほっとする場面が沢山ありました。
レストランでは、お店の制服を自分達で作り、着てみるとお店の前に立ち「いらっしゃいませ〜」と手を前で重ね、まるでホテルマンのように挨拶の練習をしていました。友達同士で見合い、「いいね!」と言った表情でオープンを待っていました。
おかしやさんでは「まだまだお菓子を作るぞー!」と女の子チームがケーキ作りをしていましたが、「材料の牛乳パックが足りな〜い」の声に急いで各部屋をまわって大袋に集めてきたらいおん組のYくんはサンタクロースかのような姿で登場です。女の子達は「助かる〜」とまるで大人の会話です。
一方、おもちゃやさんでは、園長先生が金魚すくいをしていました。獲った金魚を持ち帰れないことを疑問に思った園長先生は、金魚すくいを担当していたくま組のTちゃんに質問をしました。すると、ルール説明がないと分からないと気付いたTちゃんは、1枚の紙を用意し、真剣な表情で書き進めていました。時間内に沢山獲れたら景品ゲット!という内容です。自分達でタイムを決めて開始と終了のブザーの合図、獲った金魚の数により景品の内容は違うのです。自分たちで進める金魚すくいは大盛況でした。
オープン1時間前。沢山のお客さんに来てほしいけど、密は避けたいということで予約制にすることにしました。30分交代2クラスずつ、放送で呼びかけ、予約を取りに来てもらいました。来た順に好きなところを選び、予約を取ると、準備した予約表をお客さんに渡し、お互いにわくわくドキドキのオープン前の時間となりました。
10時前になり、目を見合わせ、ドキドキお店の中で構える年長児達の中に、いつの間にか「みつば商店街」を守る警備員が登場しました。入口で構え、階段下で待つお客さんに「まだです!」と棒を守ってストップのポーズ。10時なると階段を上がるお客さんの安全を守りながら「こちらです〜」と棒をぐるぐる回して入口へと誘導していました。お客さん達は、自分で作ったオリジナルのお財布にお金を入れ、エコバッグを用意してきてくれていました。
やおやさんでは「新鮮な野菜ありますよ〜」、おかしやさんでは、お菓子を持って「キャンディーあります」など各店舗のイチオシ商品をアピールしていました。目線を合わせて注文を聞いたり、商品を渡したり、お客さんが持ってきていたお財布やバッグが壊されると、差っとセロハンテープで補修したり、その自然な年長児の行動に心が温かくなる場面がいくつもありました。
おようふくやさんでは、今の時期に必要なマスクが売られていましたが、子どもでも小さいサイズ、、、。T先生がマスクを買いに来たけど、小さくて付けられません。そこでお直しをしてもらうことになりました。ぞう組のMちゃんが紐を取り出し、手直しをしてくれ、無事着けることが出来ました。T先生は気に入った様子で午後のバーゲンセールの際も付けて来てくれていました。
そのうち、商店街の美化を守る清掃員も登場し、ごみ収集車を押しながら商店街を見回っていました。商店街にはゴミだけではなく、お金も落ちています。収集車の中で一緒にならないように仕分けながら進みます。そのお金の行方は交番ではなく、銀行ですが、、、街を守る人達は増え続け、日本一平和で笑顔の止まらない商店街となりました。
お店屋さんごっこのエピソードは、まだまだ止まりませんが、きっと子ども達がお家で話してくれると思いますのでこの辺でやめておきます。きっと楽しくてほっとする話が出てくると思います。また聞いてみてください。
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