2021年11月13日 土曜日
朝、外に出ると雨が降っていて心配していたのですが、8:00頃には雨も嘘のようにあがり、雲の合間から太陽が顔をのぞかし始めました。そして、秋空のもと、令和3年度作品展・バザーが始まりました。三葉幼稚園の行事は何かに守られているかのように天候に恵まれ、今日も例にもれず行事日和になりました。そんななか今年度も、子どもたちの絵や作品、年長児の習字や砥部焼きを飾り、各学年の年齢にあった思いが込められた協同・共同作品が展示され、会場は保護者の感嘆の声が響いていました。
コロナ禍で過ごしてきたからこそ、生きる力を身につけ、助け合いや協力し合うこと、そして、そんななかでも楽しめる方法を見つけられる子どもたちに育ってきたように思います。そんなキラッと光る子どもたちの素晴らしさが詰まった作品展の様子を紹介したいと思います。
絵や作品を飾っているホールや中央棟2階では、「ぼくの作品あそこー!」と家族の手を引き一目散に自分の作品へと案内する子、昨日クラスで作品展ツアーの際に教えてもらったことを1〜10まで案内人になって嬉しそうに話す子、全部のクラスの作品を「これもすごい!あれもすごい!」と目をキラキラさせている子、どの子も今日の作品展を楽しみにしているのが伝わり、その場面を見ていた教師までもが幸せいっぱいになりました。
そして、作品展を進めていく中で子どもたちの姿が最も光り大人をも驚かせたのは、(長)協同作品、(中)共同作品、(少)集合作品、(プレ)ごっこあそびです。それぞれ呼び方に違いがあるのは、年齢によって育つ姿が違うため、その姿を最も感じられる表現の仕方なのです。作っていく際、楽しんでいたのは子どもたちだけではありません。一緒に考え、作り出す仲間に入れてもらった教師も大人だということを忘れ楽しんでいました。そして、今日の作品展でも「すごいでしょ!」という子どもたちの声に、保護者の方々みんなが「ほんと!すごい!」と一緒になって感動して下さって嬉しい気持ちになりました。
コロナで制限される中、園庭コーナーでも今年度楽しめるための工夫が施されていました。その楽しい場面もご紹介します♪
喫茶コーナーでは、今日しか食べられないみたらし団子やみんなが掘ったさつまいもを使ったおいもアイスを楽しみに大盛況でした。昨日、園長に「ほっぺが落ちるほどあまーいおいもアイスにしとくね!」と教えてもらった年中児は、アイスを食べ、「ほっぺ落ちちゃった!」とほっぺを拾いながら笑っていました。そんな光景に私もつい可愛くて「ふふっ」と笑ってしまいました。
こどものお店コーナーでも、「200円使ったら残りは…。よし、これも買える!」とお財布と相談しながら買い物をしている子、「弟の分も買ってあげる!」と誰かのためにプレゼントしている子、買ったものをギュッと抱きしめて大切そうにしているひよこ組の子、今日の思い出をキーホルダーに込めている子など、お店では子どもたちの可愛い場面がたくさん見られました。
そして、今年度初企画!!子どもだけのショータイムです。何でもできる子どもたちの姿をどうにか披露できないかと園長が思いついたこの企画は、披露している子どもたちだけでなく、園庭にいるみんなの雰囲気を盛り上げてくれました。買い物中だったらいおん組のYくんは、音楽が流れてくると慌てて財布をお母さんに渡し、「僕の番だから!」とステージの方に走っていきました。それくらい子どもたちもステージに出ることを待ち遠しく思っていたのが伝わりました。
今年度コロナ禍2年目の作品展でしたが、その中に「楽しい!」「すごい!」が詰まっていたのは、今までにたくさんの方が「子どもたちのために」と様々な経験をさせてくださったことや保護者の方々があたたかく見守ってくださったおかげです。
本当にいつもありがとうございます。
作品は月曜日(15日)も展示しております。18:00までご覧になれますので事務所にお声かけください。
2021年11月13日 土曜日
ひよこ組保育の中でも一番小さいクラスのもも組には毎月のように新しいお友達が入園してきます。まだ歩くことのできない子もいたり、慣れるまではお母さんと離れることが不安で泣く子もいます。そんな中4月からもも組にいて園生活に慣れている子ども達に中には、新しいお友達が気になって近くで顔をまじまじと見ていたり、名前を知りたがったり、世話をしようとする子もいます。Iちゃんは4月の入園当初、もも組の中では小さい方でしたが今では立派な先輩です。誕生月が1年も変わらなくても、自分よりも‟小さい”存在であるのが分かるのか、泣いていると心配そうに顔をのぞきこんだり、いないいないばぁをしてあげたり、頭をなでてあげたりとても微笑ましく可愛らしい姿がたくさん見られます。ずっと一緒の友達とは、おもちゃの取り合いなど遠慮なしにしますが、小さいお友達にはおもちゃを持つ手をすっと引いたりするのです。(もちろんそんな時ばかりではありませんが)這い這いする子に対して‟おいでー”と両手を伸ばす姿には笑ってしまいつつなんとも言えない可愛らしさを感じます。しかし時には『私も抱っこして~』とやきもちをやいて甘えてくる姿も愛おしく思います。
11月に入園したお友達も少しづつ慣れてきました。
そんなもも組さんも、ちょっとお兄さんお姉さんのみかん組、れもん組のお友だちに刺激を受けながら過ごしています。テラスやテラス外、それぞれ部屋で一緒に遊んでいると、ちょっと難しいかな?ということもやりたがり無理矢理にでも一緒にしようとする姿が見られます。運動会で楽しんだアンパンマンタンバリンに、みかん組の子ども達がスポンジ積み木を踏み台にしてたたいているのを見て同じようにスポンジ積み木を抱えてきてその上に立ち上がって届くと『できた!』と得意気にしていました。また、平均台1本をしていたれもん組さん列にまじって一緒にやってみようとしていました。『あれ?できるかな?』と一瞬不安そうにしていて、最初は保育教諭に手を引かれてしていましたが、そのうち1人でもできるようになりました。また、廃材遊びでれもん組がセロハンテープを使っていると興味を示したやってみようとする子もいました。まわりの様子を見ながら『こうかな?』と真剣な表情でしていました。
新入園児が入ってくると、もも組からみかん組へ数人ずつ進級していくことになります。1つ上のクラスに行っても子ども達が自信を持って生活できるよう、生活に必要な基本的なことが身につくよう意識して保育しています。もも組だからと赤ちゃん扱いするのではなく食事面や自分の物の片付け、手洗い、ズボンをはくなど、個人差や成長に応じて自分でできることは自分ですることができるよう、援助や言葉かけを続けていきたいと思います。そして1年後2年後には幼稚園に上がっていく子ども達が立派な三葉っこになる日を楽しみにしています。
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