2021年11月3日 水曜日
昨日の夜、「おやすみなさい」と言ってすぐに寝た子、ドキドキしてなかなか寝付けなかった子、様々でしたが深夜になるとみんな、「す~す~」いや、「ぐぅぐぅ」!?腕を伸ばし、足を伸ばしぐっすり眠っていました。朝は6:30起床です。昨日ゆっくり寝た子の起床は早く、5時過ぎに目をパチッとあけて「先生着替えていい?」と、らんらんと輝く目で言ってくるので「お願いもうちょっと寝ようと。」教師が言う程でした。制服に着替え、ホテルのロビーの外に集合です。小さな声で「おはよう」と挨拶をします。いさにわ神社へ散歩の出発です。ホテルから100mほどの道を歩くと神社へ上がる階段の入り口です。「うわー、、すっごーい」「ひゃー数えようやー」子ども達の目がキラッと光ります。「しんどーい」と言いつつも顔は笑顔の子、1・2・3・4・あれ?今何段目?」一生懸命数える子、朝一番でも元気にあの階段を登りきる三葉っ子のたくましさに感心しました。上では古森先生に神様のお話、お参りの仕方を澄んだ空気の中でしてもらいました。ひんやりした空気にポカポカの体、神聖なお話になんだか心がきれいになった気持ちです。
いよいよ、ホテルに帰って最後の食事です。食事会場‘‘ラフィーネに入ると温かい香りと笑顔のホテルの方々が出迎えてくれました。おいしそうで「わー|」と歓声が上がります。食事の前に古森先生に「ホテルの方、バスの会社の方、近所をお散歩している方、色んな人がいたね。今日のお泊り保育はみんなが三葉幼稚園のお友達のために、一生懸命準備してくれたよ。そんな人たちに挨拶をしたり、お礼を言えるようになるのもお泊り保育の目的でもあるんだよ」と話をしてもらいました。「うん、うん、」とうなずき真剣に話を聞く姿はさすが年長さんだと思いました。「いただきます。」の声と共にパクパク食べ始めます。昨晩とは違い、朝は和食です。「お味噌汁美味しい」「ご飯粒は残さない」とにこにこ食べます。実はホテルの方も幼児ががこんなに来ることはめったにないのでメニューや量をたくさん考えてくれたそうです。今朝のメニューも大人の私達でも「みんな食べきれるかな?」と心配していましたが、そこは、三葉っ子。よく遊び、よく食べたくましい心を持っています。多くの子がぺろりと完食です。園長の側に座っていたRくんは園長が「お腹いっぱいになってきたなあ」と言うと「頑張れ」「あと一個やん」と励ましてくれたそうです。その後Rくんもお腹がパンパンになったようで園長にもたれかかり、椅子にもたれかかり、とうとう座り込んでしまいあまりの可愛さにみんな笑ってしまいまいた。
食事の後は待ちに待ったお土産Timeです。おうちから500円のお小遣いをもらって来た子供達。今回古森先生が子ども達がより楽しめるようにと500円以内で子ども達が選んで買う事ができるように、また子ども達が喜びそうなものを仕入れてくれないかとメルパルクさんにお願いしてくださり、今日お土産コーナーが特設されました。初めは古森先生と計算の練習です。「120円と120円で何円かな?」と聞かれるとすかさず「240円!」と答えが。次の問題は少し難しく「130円と170円で何円になるかな?」こどもたち「…?」従業員のお姉さん達も「頑張れ!」と応援してくれました。「分からなかったらホテルの人に聞いてもいいからね。」と話をしてもらいお買い物がスタートしました。S君は「家族が沢山いるから、いっぱい入ってるやつにしよう」と団子が一本のものより二本セットの方が量もあり値段も安いと気付いて買っていたりR君は「お母さんと弟と…」と気持ちが優先し、予算オーバーになって、もう一度選び直しにいく姿があり、いろいろな思いで買い物を楽しむ事が出来ました。
買い物が終わり、メルパルクの従業員さん、そして美味しいご飯を作ってくれたコックさん、子ども達に関わってくれた方がお見送りに来てくれました。古森先生にみんなの為に色々なことを考え準備,片付けをしてくれたことを話してもらい感謝の気持ちをみんなで伝えました。バスに乗った後も、ホテルの外にまで出てきてお見送りをして下さり子ども達もその姿をみて学び感じる事があったと思います。メルパルクを出て、園に着くと子ども達にはもう一つのサプライズが用意されていました。それは保護者の方々のお出迎えです。保護者の方の姿を見た途端「あっお母さんだ!」と子ども達は嬉しそうに声を上げました。解散式ではメルパルクでどう過ごしたのかを振り返りみんながお泊まり保育をする事ができたのはホテルの方、そして自分のグループに入ってくれた先生、園で迎えてくれた先生方のおかげであることを古森先生に話してもらい感謝の気持ちを伝え、解散となりました。
今日のこのお泊まり保育を迎えるにあたり、地域の方々の協力、メルパルクさんの協力、そして古森先生をはじめ幼稚園の先生方の協力、その他様々な温かい気持ちがあってこそのお泊まり保育でした。この1泊2日はのなかで相手への思いやり,感謝の気持ちを年長児だけでなく担任である私たちも伝える、表現する大切さを学ぶ事が出来ました。人として成長していく子ども達にとって実りあるお泊まり保育となりました。年長児129名全員で参加する事が出来ました。預けてくださった保護者の皆様ありがとうございました。
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