2021年11月12日 金曜日
いよいよ明日は作品展です。今日も作品展に向けて色んなところで盛り上がっていました。当日ショーが披露される人工芝のステージでは、朝から何人かの子ども達が踊りを踊っていました。そこから始まったのがステージの看板作り。年長児が筆を使って字を書くと、周りにいた年中児は、「わぁ」とすらすら書いていく文字に驚きながら、次は年中児がクレヨンを持ち、周りをデザインしました。出来上がると大きく飾られ、記念に写真撮影をしました。
2階テラスに上がると展示場所のご案内の表示を年長児がデザインしていました。筆で書いた文字をゆっくり1文字ずつ読み、理解すると「年少さんの作品ってかいてる!」と年少児の帽子を被った子を描いたり、クラスの花や動物の絵を描いたり、工夫していました。
展示だけではありません。大切なお客さんが来るということで、テラスの掃除や靴箱の掃除を自らしていました。何人かのグループで「ぞうぐみやってくる!」「じゃあ、らいおんするね!」と分かれて掃除をしていました。1人ひとりが自分の場所を決めてやり遂げる子ども達の姿に驚きました。
年長児の協同作品が完成し、くま組のRくんは「めっちゃかっこよく出来てるよ、きて!」と通りかかる友達に声をかけていました。それぞれの個人作品だけでなく、年長児の協同作品、年中児の共同作品、年少児の集合作品、プレ年少児のごっこ遊びも見どころ満載の作品となっています。是非、足を止めてご覧ください。園内のあらゆるところに喫茶、子どもの店のチラシが展示されています。子ども達はいつもと違った園舎に「えー!芋アイスー?」「ここにも(チラシが)あった!」と目を輝かせながら話していました。今日、お配りしたご案内も見ながら、明日の作品展にお越し下さい。
2021年11月11日 木曜日
今朝も小雨がパラつき冷え込み、朝夕は暖房が欲しくなる日が多くなってきました。冷たい風が吹き教師が「寒いな~」と言うと近くで遊んでいたYちゃんが「え~先生寒いん?私寒くないよ!ほらっ!」と腕の袖をまくり上げて見せてくれました。三葉の子ども達はとても元気いっぱいです。
今日は、前日からしている工事中の屋外遊ぎ場の制作の続きをしました。初めに昨日屋外遊ぎ場やその道中にある物を描いていた絵を切り取るグループ、クレーン車など工事の車などの制作をするグループに別れ活動しました。年中児達は、屋外遊ぎ場に行く機会が他の学年よりも多く行っていることもあって色々な作品がうまれています。当日まで子ども達と楽しく制作活動をしていきたいと思います。
くま組のA君のお家で収穫した里芋を給食でいただきました。里芋はゆがいて皮がつきている状態で各部屋に配られました。りす組では、給食の時にいただきました。里芋の皮を見た子ども達は「何これ~?」と興味津々でした。ちょうどその時、A君や古森先生の放送があり里芋だと知りました。「みかんとどっちが固い?」とこの前収穫してむいたみかんの感触を覚えていてたずねてきました。剥き終わると、「あれ?お芋やのに白色や!」とK君。子ども達の中では一昨日食べたさつまいもの色のイメージが大きいようでした。里芋は人数分に分けておでん味噌をつけて食べた子ども達からは、「先生あま~い」「ネトネトしていて面白いね」と感触を楽しみながら美味しくいただきました。
今日の給食は
2021年11月10日 水曜日
いよいよ作品展を3日後にひかえて、さくら組、ちゅうりっぷ組、たんぽぽ赤組の部屋が作品展の展示の部屋になっていることから、真ん中に作品展示用の島を作っていました。登園してきた子ども達は、「昨日言ってたみたいにロッカーがなくなってる!」「なにこれ!」とびっくり。通りがかったりす組のIちゃんは、「ひまわり組さんの絵可愛い!」「上手だね」と友達と言い合っていました。
さくら組では、園長に部屋での過ごし方を教えてもらいました。「ここの部屋は特別なんだよ、だってみんなの絵と作品が毎日見えるんだから」と楽しく過ごせるように話してもらい、「でも作品は触ってもいいかな」「ブロックは投げていいかな」としていいことと悪いことも一緒に考えると、「壊れるからだめー!」と手をバツにして言い合っていました。それから、もっと楽しいことを教えてもらいました。「真ん中に島があるけど、まわりでは沢山遊べるよね、こんなことしてみようかな♪」と園長の「歩く、止まる、座る」の合図に合わせて島のまわりをぐるぐる回りながら歩きます。「あっ間違えた!」「やったー!」と言いながらついて回る可愛い子ども達。もう一つの楽しいことは、お弁当や給食を島のまわりの好きなところで食べてもいいということでした。今日は、お家からのお弁当ということもあって、遠足の時のように「ここに座ろ」「一緒に食べよう!」と友達を誘いながら楽しい雰囲気で食べることができました。
何か障害ができた時に、「これがあるからできない」「やめよう」と決めつけるのではなく、「この状況をどう生かしていくか」「どうやったら楽しくできるか」と考えることが大切なんだと園長から改めて指導をしてもらいました。残り2日間ですが、特別な作品展のための部屋になった保育室を楽しみながら保育していきたいです。
また、年少児の共同作品の話もしてもらいました。おもちゃ箱を持ってきた園長は「この人形のおもちゃはね、みんながおやすみ〜って寝てる時に、次は自分達が遊ぶ番だ!って出てくるんよ」とポンっと人形を出して「どこに行こうかな、誰と遊ぼうかな」と子ども達の方に投げていきました。「でも、みんなが起きた時には急いで帰らないといけないの」おもちゃ箱に急げ急げと帰っていきます。「おもちゃのチャチャチャっていう歌があるんだけど、この話と一緒なんよ。楽しいでしょ♪」とみんなで歌ってみました。「なまりの兵隊は年長さんの鼓笛隊と似てるんだ」と歌の歌詞も分かりやすく教えてもらいました。すると、「みんなはどんなおもちゃが好きかな」と園長が聞くと、「プリンセス!」「クマの人形!」「ロボット!」と思い思いに言っていました。「じゃあみんなで作ってみる?」と言うと、子ども達はキラキラした目で「うん!」と頷いていて、作ることを楽しみにしている姿がありました。
明日、子ども達がどんな廃材を持ってきて作り始めるか、どんなものが出来上がるのかとても楽しみです。
2021年11月9日 火曜日
秋本番、今日も朝から肌寒い1日となりました。そんな中でも、子どもたちは元気いっぱい遊んでいます。戸外では、木工あそびのコーナーが盛りあがっていて、年中の子どもたちに交じって、年少の子どもたちも木工あそびを楽しんでいました。さくら組のTくんは、「どこに木をつけようかな」と悩みながら、木と木を組み合わせて釘を打っていました。分厚い木をくっつけようと釘を打っていたTくんはトントンと何度も打ちつけていましたが、何度力まかせに打っても下まで届きません。「なんでだろう?」と思ったTくんは、教師に聞いてみることにしました。厚さのある木には長い釘を、うすい木には短い釘を使うといいことを教えてもらって、Tくんは長い釘を取ると、トントン打ってみました。すると、上手に留めることができてTくんは嬉しそうにいろいろな人に見せていました。
また、ままごとのコーナーでは年長の子ども3人が料理を作っていました。「先生、できたけん見て!」と言うので見に行くと、「メルパルクのごはん」と誇らしげに見せてくれました。大きな弁当箱のふたをおぼんの代わりにして、たくさんの料理を作ってのせていました。それを見ていて、経験したことを自分たちで考えて表現できるのは「さすが年長さんだな!」と思いました。
今日の朝、さつまいも掘りで掘った傷のあるおいもが傷みかけていることに古森先生が気付いてくださり、「あっ!」と反省した先生たちできれいな所だけを切って、さつまいもの素揚げにして頂きました。子どもたちもみんな「おいしいね」と大喜びでした。子どもたちが掘ったおいもをおいしいうちに食べることができるように今日の反省を忘れないようにしたいと思います。そして、調理して下さった人達や食べる準備をして下さった人達への感謝の気持ちを言葉にして伝えられるように、子どもたちだけでなく教師も一緒になって、ありがとうの輪を広げていきたいと思います。
2021年11月8日 月曜日
10月18日に年長さんたちがレインボーファームで稲刈りをした稲を2週間ほど稲木にかけて干していました。すっかり乾いた稲の脱穀が終わり藁をたくさんいただいてきました。
その積み上げたわらを見て、丸山先生は、以前園長先生から聞いていた「わらぐろ」をどうしても作ってみたいと思い「わらぐろ作り」が始まりました。
作り方はもちろん師匠の古森先生に教えていただくことになりました。丸山先生手作りの「芯棒」の周りにわらを敷き詰めていくのです。その様子を見て「何しよん?」と言ってきりん組のY君を筆頭に次々と集まってきました。Mちゃん、A君、Kちゃん、S君たち皆、藁の芯棒を挟んでびっしりと積み重ねていく古森先生の見よう見まねでせっせと藁の束を運んで積み上げていきました。どこに乗せるとよいのか コツを教えてもらいながらしていきました。最後は藁を逆さにして屋根を作ります。「雨が降っても下に流れ落ちるから中のわらは濡れない」事や「藁を使う時はこの中から引っ張り出して使う事」「農家の人たちはわらぐろにして藁を保管しておいて冬にまたうしの餌にすること」などを教えて頂きました。(北海道のむろのような役割なのだとか・・・。)
出来上がった『わらぐろ』を見て年中さんや年少さんたちも次々と集まってきました。「三匹のこぶたのわらのおうちだ~」「中に隠れていたらみつからんよね~」「ぼくもおうちのなかにはいりたいな~」という楽し気な会話が聞こえてきて笑ってしまいました。何ともほんわかあったかくなる会話です。
さて、年中さんたちは、屋外遊ぎ場の果樹園にみかんができていることを聞いてみんなで収穫に行きました。
果樹園に向かうために山の方から回って歩いていきました。高い所から工事現場を見下ろすと・・・・「わあ~すご~い」と子どもたちの声!!工事の全貌が見えるのです。滑り台の足場!排水管!園庭の真ん中のショベルカー!等どんな遊び場ができるのかな~と幼稚園に貼ってあるイメージ写真を思い出しながらワクワクしながら見ていました。
いつも果樹園のお世話をしてくれている三好美佐子先生も来てくれてみかんがどんなふうに大きくなったか話してくれました。それを聞きながら子どもたちは、昨年食べたみかんの種類がすごく多かったことや、愛媛はみかん王国だと古森先生から教えて頂いていたこと等を思い出して口々に話していました。年中さんたちは3人で一個を収穫することになりそれぞれ3人のグループでみかんの獲り方を相談していました。ひつじ組のT君、s君K君の3人は「1,2,3」こうたい!!「1,2,3,」こうたい!と言いながら3回ずつねじって交代しながら採っていました。またうさぎ組の3人グループは3人とも一緒にみかんを持ちくるくるみかんをねじると・・・・一緒に手もくるくる・・・1!なんだかとても楽しいみかん狩りになりました。
さて、収穫できた43個のみかんを幼稚園の皆で分けっこするには?年中さんたちにとって難題です。でも・・・そこはみんなで考えて、分けるクラス全部名前を書いて台の上に並べました。その上に同じ大きさのみかんを置いていくのです。年中さん、み~んなが参加して分けました。
「遊ぎ場の果樹園のミカンを収穫してきました。ひよこさん、たんぽぽさん、年少さん、年中さん~調理師さ~ん!み~んな全員取りに来てください」との放送を聞いてそれぞれ順番に取りに来ました。
「ありがとう」と言ってみかんを受け取ると・・・・・年中さん全員で「どういたしまして!」このやり取りがとても温かくいつの間にかみんな笑顔になっていました。
年中のみかん屋さん
最後は事務所の古森先生のところへ
「2個を5人で分けるには?」 年中さん⇒「1個ずつむいて分けていったらいいんだよ」 古森先生⇒ 「最後に一つ余ったらどうしよう・・・」 年中さん⇒「じゃじゃんけんにしたら・・・?」
古森先生⇒「じゃんけん嫌いなんだけど・・・・」次々と難問が出てきます。そのたびに5人の年中児たちは頭をくるくる動かして「●●したら?」と答えます。最後はとうとう・・・・「古森先生はじゃんけんでパー出してね」「後の人はグーをだしてね~」とお願いし解決となりました。色々な場所、場面でまた色々な人との触れ合いでこんなにも温かく、知恵を使い、育っていける三葉っ子たちは幸せ!それを見ている私たちも幸せを感じるのです。すべてのことに感謝です。
2021年11月7日 日曜日
屋外遊ぎ場での生活、運動会を経てひよこ組の子ども達は活動や言語にひと回りもふた回りも成長がみられ驚かされる日々です。その成長を共有できることを嬉しく思います。登園してくると自分の所持品のループタオルや水筒を自ら片付ける事はもちろん、友だちの分までしてあげようとする子も増えてきました。手洗いの時も保育教諭に言われなくても腕まくりをして待っているのです。友だちと関わって遊ぶ場面も多く見られるようになりました。
Rちゃん、S君、R君がアンパンマンパズルを囲んで遊んでいました。以前は取り合いになりトラブルになりがちだったのに…。Rちゃんが「どこかなぁ」と言いピースをはめると、S君が両手を上げてマルのポーズをしたり、バツのポーズをしたりしていました。バツのポーズは腕組みに見えますが、そこもまた可愛いです。そしてS君のマルポーズに合わせて、R君が拍手を送っていました。2歳になったばかりの子ども達のこんなやりとりは可愛すぎて、心温かくなりました。
運動会の時、古森先生の発案で作って頂いたタンバリン付きアンパンマン達は、今でもすごく人気で毎日タンバリンをたたきたくって飛びついたり、ボール当てをしたりしています。
園庭に出たとき、ひよこ組の子には関心が薄かった吊りかんにドキンちゃんタンバリンを吊るしてみました。するとタンバリンをたたきたい子が集まってきて吊りかんにチャレンジしようと登ってきたのです。保育教諭の援助でぶら下がると「できた」の満足顔でした。
次の日はジャングルジムにも吊るしてみました。風に揺られ、ドキンちゃんタンバリンが「ここまで おいで」と誘っているように見えました。月齢の低い子達も次々と登ってきました。1歳のTくんは一番上まで行っていて、保育教諭はハラハラドキドキしました。でもT君の顔は「できた」の満足感でキラキラしていました。
まさに「魔法のアンパンマンタンバリン」です。
又、運動会で遊んだトランポリンも人気で、日に日にジャンプらしくなっています。個性いっぱいのジャンプポーズが可愛いです。待っている子に椅子を出すと、みんなちゃんと並んで待つこともできるようになりました。そして手をたたき、とんでいる子を応援しています。小さい子には無理かな…できないかな…ではなく「やりたい」「できる」が増えていくよう、日々の保育にもっと工夫をこらし、環境づくりをしていきたいと改めて思いました。
2021年11月5日 金曜日
砂場では、大きな山が2つでき、大盛り上がりでした。そこでは、年中児と年長児が山を作って大きさを競っていました。大人数で助け合った年中児の優勝!年長児は、悔しがりながらも大きくできた山に満足そうでした。
その後、年長児の山はスコップを刺し、鬼ヶ島に…。年中児の山には、松ぼっくりの耳、石の目、葉っぱの鼻、松の小枝のひげがついて猫に変身です。年中児達はその猫を可愛くしようと葉っぱで飾ることにしました。そして、山の麓に葉っぱや松の小枝を丁寧に並べてさし、猫のドレスが出来上がりました。
大きな2つの山を見た年少児も負けてられません。自分達の山を作ろうと年少児の山を作り始めました。水がかかると山が崩れていくことを知ったひまわり組のRくんは、友達から松の小枝をもらって、水侵入禁止の柵をオリジナルで作っていました。しかし、崩すことも面白い子ども達は、同じクラスのNくんの侵略により、山は崩れていきました。やったぞ〜と言わんばかりの笑顔で、山を守っていたRくんも笑いながら崩れることを楽しんでいました。隣にいたAちゃんも「やりなおし〜」とRくんに声をかけ、子ども達のやりとりに心が温かくなりました。
お泊まり保育に行った年長児は、園でお留守番をしてくれていた先生達にお土産を渡すことになりました。お泊まり保育の時にお小遣いを持ってお家の人にお土産を買って帰りましたが、お留守番をしていた先生達に買って帰れなかった子ども達のために、園長先生が用意してくださっていたのです。クラスの代表が事務所にいる園長先生のところにドキドキしながらお土産を渡す理由や渡し方を教わりました。
きりん組のYくんは、部屋にいる時から園長先生に会えると聞き、何について「ありがとう」を伝えるのか沢山思い出しながら話していました。事務所に入り、話を聞くと、Yくんの口からは、園長先生に向けて「いろいろ考えてくれてありがとう」という姿が見られました。お土産は、年長児が安心してお泊まり保育が出来るように、園に残って幼稚園にいる子ども達や園の安全を守ってくれていた先生達への「ありがとう」の気持ちとして渡すことを教えて下さり、代表の子達が袋詰めを行い、クラス全員で分かれて渡すことになりました。色々な「ありがとう」を伝えることができ、お泊まり保育を振り返り、自慢話をする子ども達の表情はとても嬉しそうでした。
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