2021年9月28日 火曜日
今朝、登園するなり、「先生、衣装で使う紙袋持って来たよ!」とNちゃんが嬉しそうに見せてくれました。衣装で必要な素材について教師からの手紙はありません。家庭に話を持ち帰って自分の言葉でお母さんお父さんに伝えて用意してくれているのです。
中には”なんのことだかさっぱり…?!”と口頭やお手紙で教師に尋ねてくださる方もいますが、申し訳ないなと思いつつ、子ども達が一生懸命伝えようとする姿を想像すると微笑ましくも感じます。本園ではこのようにして遊びの材料をお願いすることがありますが、購入してもらうものではなく家庭にあるだろうというものです。必要なものを自分で探し、”あぁでもない、こうでもない”と保護者と探し、「あった!」「これにする!」とわくわくしながら園に持ち寄り、それを使って準備をすることって子どもたちにとって、とても期待が膨らみ、特別感が出るのです。お忙しい中、快く協力してくださる保護者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。もし、お家で難しいよ、という方がいらっしゃったらご相談ください。まずは子どもの口で伝達できるといいなと思います。
運動会に向けて各学年、熱が高まってきています。本園では「どうすれば子ども達が楽しくできるかな?そしてそこに見栄えもプラスできるかな?」と学年の教師で話し合い、園長に相談し、アドバイスをもらいつつ練習を進めていきます。ずっと現場で子ども達を見てきた経験をもとに、園長が「ん~」と少し動かすと途端に子ども達が生き生きし始める姿には驚くばかりです。今日は年中児がその魔法にかかりました。
年中教師で考えた踊りの隊形移動は、なんだか年少さんと同じに見えてしまう…一年の差をもつプライドが許さない、でもどうするー?と首をかしげて困っていたところ「あら、じゃあこんなやり方があるよ。お兄さんとお姉さんにしかできないんだけど~・・・」と子ども達の元へ来てくれました。「やる!」「きゃ~すごい!!」「できるできる!!」と子ども達の表情が変わりました。ちょっぴり難易度があがり、それに挑戦するときの表情はたくましさも感じます。「やるぞ~!!」の思いに満ち溢れていて目も輝きます。
今日は年中4クラスとも同じ目標に向かって一歩踏み出すことができました。うさぎ・ひつじは昼食を早めにとり、昼から園庭をたっぷり使ってやってみました。何度か繰り返ししてみたのですが、一朝一夕ではやはりできません。「あらあら、疲れてないかしら?」と心配して見に来た園長に「大丈夫よ!!」「まだやれるけど?」「古森先生明日もう一回見てね!!」と満面の笑みで答えていました。この楽しさや、わくわく感を保ちつつ、本番に向かって進んでいきたいと思います。
今日は赤・青両コース共、給食に芋炊きがでました。この芋炊きの里芋はポンタ農園の藤岡さんからいただいたものです。「わしが作った里芋はおいしいぞ〜子ども達にも食べさせてあげたいから先生達、とりにおいで!」と言ってくださったのです。大きな葉っぱや太い茎も子ども達に見せてあげな!といつものように教師以上に心遣いを見せてくださるのです。それほど三葉っ子たちをかわいく大切に思ってくださっています。愛情たっぷりの里芋は柔らかく、味が染みて、特に運動会の練習の後の芋炊きはおいしかったです。地域の方のご厚意でまた一つ力を頂きました。子ども達の姿はまた、地域の方を元気にもしているのです。
コメント (「三葉の魔法にかかったよ」 うさぎ組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)