2021年9月3日 金曜日
今日は朝から雨。時に雷が鳴り響き大荒れの天候となりました。
そんな中、登園してきた年中のSちゃんとRちゃんが「あれ?!きゅうりが落ちてるよ!わあ~だれかたべてる~」子どもたちは大騒ぎ!すぐに周りの皆に知らせました。
(実はこのきゅうり、種を採るために1本残しておいたのですがカラスと大雨にやられて落ちてしまった様です)見ると・・きゅうりに大きな穴が何か所も空いていました。それを見た子どもたちは、「カラスが食べたんよ!きっと!いっつも狙っとるもんね~」などと口々に犯人はだれだろうと推測しながら話していました。
そこへ虫博士のぞう組のR君がやって来ました。R君が家から作ってきた『ダンゴムシのお家』の中に入れてしばらくそのキュウリを眺めていました。。すると「アッ!青虫がいた。」と言って青虫を取り出し、指の上にのせて見せてくれました。「青虫さんが穴あきキュウリを見つけて、ヤッタ~!って言っておうちにしたのかな~」などとみんなで話しながら青虫の動きを眺めていました。
ひまわり組のM君は、「キャベツ~のなかか~ら♬あおむしでたよ~ピッ!ピッ!」♬~と歌いながらそばを通っていました。とてもかわいかったです。
その青虫さんはしばらくR君が飼育、観察することになりました。
さて、昼食時に園長先生から、「お茶をかむこと」について放送がありました。
「食事中は話をしないで食べていると思いますが、今から話すことをよ~く聞いてくださいね」と話し、今のコロナバイキンはすぐみんなの鼻や口から入って暴れるのでくっついたり、大声で話したりすることを気を付けなければいけません。だから歯磨きはいつもしていたけれど今はしません。と言って、その代わりに「お茶を食べる」仕方を教えてくれました。それは~・・・・水筒の中のお茶をコップに入れて口の中に含みます。
そして口を結んで1・2・3・・・・・・10回噛む事。お茶を噛む。こうすると口の中に残っていた食べ物がお腹に全部入るのでバイキンがいなくなることを話してくれました。
園長先生が昨日歯磨きの代わりに何かできないかと考案した「お茶を噛むこと」です。テラスで食べていたひまわり組さんをのぞいてみると、放送の声に合わせて「モグモグ」「カチカチ」と上手にしていました。またぱんだ組さんでも話を聞いたとおりに口に「お茶を含んで噛む」ことができていて驚きました。
私も食後やってみると、なぜか口の中がすっきり気持ちよくなりました。(この方法は園長が歯磨きの代わりにできることを考えて思いついたそうで歯磨きをしない昔の人の知恵を試してみると意外と効果的であることに気づいたそうです。)昔の人の知恵はすごいですね。
「できない・やれない」ではなく「他にできる方法は?」と考える三葉の保育!!生活の知恵は、こんな一つ一つが子どもたちの心と身体にしみこみ、積み重ねられていくんだと思います。これこそが今の世の中を生きていくたくましい力となるのだと目の前の子どもたちの将来をイメージすると頼もしく嬉しくなりました。
昨日から赤じその色水作りが続いています。たんぽぽ組さんはお兄ちゃんたちの見よう見まねで赤じそジュース作りに挑戦!
くま組さんたちは何種類もの色を作り出し「研究室」のようになっていてびっくりしました。次は赤じそふりかけ(ゆかり)作りに挑戦するそうです!楽しみです。
2021年9月2日 木曜日
今朝はパラパラと小雨が降っていましたが、子ども達が応援する頃にはすっかり止み、荷物をしまい終えた子ども達が園庭に出てきました。
そこで、駐車場で育てている夏野菜をままごとで使っていいと古森先生から昨日許可を得ていたので、数人の子ども達と収穫しに行きました。駐車場に着くと、屋外遊ぎ場からちょうど上がってきた古森先生と一緒になり、収穫を手伝ってもらいました。子ども達は、真っ赤になっている沢山のトマトの実を見つけて、りす組のMちゃんは「先生奥に大きなトマトがあるよ」と周りのトマトの2個分くらいの大きいトマトを収穫してとても嬉しそうでした。
子ども達が夏野菜を収穫している中、古森先生がビワのそばに生えていた里芋の葉っぱとひよこ組さんが植えたサツマイモの葉っぱを採って来て。面白いことを教えてくれました。サツマイモの茎を折っては引っ張って鎖のように繋げて見せてくれました。それを見ていたKちゃんは「何それ〜」と興味津々。古森先生が「やってみる?」と言うと、Kちゃんは仕方を教わりながら緊張した様子で茎を折り作っていました。
次に、「里芋の葉っぱに水をかけるとダイヤモンドみたいにキラキラとするんだよ」と教えてもらったのですが、水がキラキラ?と分からない様子だったので「幼稚園に帰ってしてみよう」と言うことで帰ってから試してみることにしました。幼稚園に帰ると、早速水鉄砲に使っていたペットボトルに水を入れて、里芋の葉っぱに水をかけてみると水が球状になって葉っぱからながれおちました。「わ~スーって落ちた」「キラキラしてたね」と子ども達は大興奮。
らいおん組のOちゃんが「ねぇ今度は水を貯めてみようよ」と提案し、水を貯めようとしたのですが水がスルスルと傾いた方に流れていって貯める事ができません。そこでどのようにしたら水を貯めていけるか考えていると、りす組Kちゃんが「手をお皿にしてそこに葉っぱを入れたらいいんじゃない?」と言いました。そこで早速試してみることにしました。葉っぱの隙間から何度もこぼれ落ちそうになると「ちょっと待って!落ちてる落ちてる!」とその都度修正しながら水をついに貯めることが出来ました。貯まっている水は、古森先生から教えてもらったように水の周りがキラキラと輝いて「本物の宝石みたいだね」「何でキラキラしてるんだろう?」とみんなで考えていました。
次に、駐車場から一緒に採ってきた赤シソて色水を作ってみる事にしました。一人の教師が、すり鉢にシソと水を入れて作ってみたのですが、黒っぽい緑色の色水が出来ていました。
古森先生が「塩で軽く揉んで擦ると赤色になるんだよ」と子ども達の前で実践してくれました。すると不思議な事に、さっきはすり潰しても黒っぽい緑色だったシソの汁が軽く塩をつけて手で揉むと赤色の色水が出来たのです。
更に「そこに酢を入れるともっと綺麗な色になるんだよ」と少し酢を入れて混ぜると、あっという間に色がピンク色に変わっていきました。色水でよく遊んでいる三葉っ子達は、今までで経験したことのない魔法に大興奮で夢中になって作っていました。三葉っ子達は、楽しい事があるとすぐに嗅ぎつけていつの間にか集まってきます。今回もあっという間に子ども達が集まり、密になりそうなので机の数を増やした程でした。
今日は、シソの色水遊びの初日でしたが綺麗なピンク色をすぐに作り出す子がいる中、何度もチャレンジしても黒っぽい緑色から変わらず悪戦苦闘している子がいましたが、色々な遊びを経験している三葉っ子達は、ピンク色の色水作りからどんな遊びに発展していくのかが楽しみです。子ども達だけでなく教師も自然の不思議体験を夢中になって楽しみました。今後も、子ども達と一緒に自然の不思議と神秘を楽しみたいと思います。
2021年9月1日 水曜日
今日から2学期がスタートしました。
久しぶりに登園してきた子ども達は、友達に会えるのを楽しみに登園してきていました。年少組のAちゃんも、門で登園してきた友達を見つけると嬉しかったようでアルバム等大きな荷物を持ってる友達に「おはよう Rちゃん」「もってあげる」と大きな荷物を持っとぁげ、2人で部屋に向かっていました。
久しぶりだったHちゃんも担任の顔を見つけると「幼稚園 来たよ」と声をかけてくれました。そして早速友達と2人で裸足にになって砂場に行くと、「先生 見てて」と言って、コップに砂を入れると手の平でポンポンと押さえて、それを反対にして上手にカップケーキを作って見せてくれました。
また1学期泥団子を上手に作れず、「作って」と言っていたO君は、この夏休みの預かり保育の間に作れるようになり「先生 見て できた」と言って、一人で作った泥団子を見せてくれました。
そして年中・年長さんがフラフープをしているのを見ていたNちゃんもこの夏挑戦し、出来るようになったようで「先生 出来るんよ」として見せてくれました。年長さん達もフラフープを1個だったのが、2個・3個のフラフープをまとめて同時に回せるようになり、見せてくれました。
この夏もコロナ禍の中、大変でしたが、子ども達はそれぞれ色々なことが出来るようになり、成長した姿を見せてくれました。
今日の始園式も昨日、教師みんなでコロナ感染症の拡大の中で、どうするか時間をかけて話し合った結果、子ども達の遊び後、形式にこだわらず外で行うことにしました。テント、木陰等涼しい所にクラス毎、密にならないように集まりました。園長先生から年長さんに見本になってもらって、両手を広げて1m開ける間隔を教わり、両手を広げて間隔をとって座りました。
園長先生からはコロナにかからないようにする為、間隔をあけること、マスクをつけること等、集まらない事のいわゆる三密と、もう一つ元気な体を作る為に野菜・肉・魚を食べること等を話してくれました。
また夏休みの間に、換気が大切と各部屋に扇風機を取り付け、冷房の冷たい空気が下に集まることから、窓からの換気と扇風機での空気の流通で換気が出来るようにしました。その上新しい消毒が出来る機械も購入してくださり、掃除の時、子ども達が触れるところや食事前のテーブル等の消毒に使用しています。
コロナには万全な対策を考えながら、子ども達には元気いっぱい、この時期に必要な楽しい生活と体力作り、そしてこんな中だからこそ、自分の命を守る為の安全で健康的な生活の仕方を身に付けさせていきたいと教師間で話し合いました。
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