2021年9月12日 日曜日
屋外遊ぎ場での生活も3週目となりました。ひよこ組の子ども達は登園すると、すぐに戸外に出て元気いっぱい遊んでいます。中には「園に着くと車の中で「わぁ~‼」と興奮していました。」と子どもの様子を話してくださった保護者に嬉しく思います。遊びの中で水や土、泥の感触を楽しんだり、植物や虫などを見つけたり、様々な自然に触れています。又、山の工事の様子も近くで見ることができショベルカーのエンジンの音を聴いて「ショベルカー動き出した~‼」「あれ?何の音?」と嬉しそうに話します。自然や様々な事象に触れて遊びながら、色々な感覚が刺激されていることを実感し、子ども達にとって「毎日が遊園地にいるような場所になっているのかな」と古森先生と話しました。
先週の大雨の日に泥あそびで作ったKちゃんの手形が固まったので、Kちゃんに見せてみました。初めは手形をしたことは忘れて眺めているだけでしたが「おてて、合わせてみてね」と声をかけると、手の形に気づいて、同じ手をペタッと型に合わせてみて、にっこりと笑いました。その様子を近くで見ていたSくんは、手を当ててみたくて寄っていくとKちゃんは取られると思ったのか手形を持って逃げてしまいました。Sくんは、諦めて悲しそうに下を向いてしょんぼりしていると、それに気づいたKちゃんはSくんにそっと渡しました。Sくんはとても嬉しそうに手を合わせてみて満足そうにしていました。その2人のやりとりの一部始終を見ていて、相手の表情を詠んで譲ってあげたKちゃん、貸してもらったSくんの心情を思うと心が温かくなりました。
屋外では、この日は雨上がりでだいすきな汽車のアスレチックにあるすべり台の下の土が柔らかくなっていました。それに気づいた子ども達は、嬉しそうに足跡をつけながら踏んでいました。するとその時、みんなの足跡に混じって動物の小さな足跡があることに気づいた保育士が、2歳児のMちゃんに教えると、不思議そうにしばらく眺めていました。「ネコさんの足跡かな?」と話すと、Mちゃんは「ネコさんだ~!」「ネコさんはこうやって歩くんよね!」と猫のポーズをとって見せてくれました。すると一緒に見ていた友だちも「ネコさんはこうやって歩く~‼」と嬉しそうにポーズをとり始めました。“ネコ”の動きがMちゃんたちの頭の中にイメージされていることが分かったのと同時に成長を感じました。
子ども達の遊びの様子を見ていると毎日、楽しい発見がたくさんあり、保育教諭も時には童心にかえって夢中で遊んでしまいます。第2園舎での生活で、子ども達は毎日色々な物に触れたり、見たり感じたりして遊んでいます。子ども達が目を輝かせて遊んでいるその姿はたくましくも見えてきました。同時に環境の大切さを更に実感しています。第二園舎での生活も1週間伸びたものの残りわずかになりました。本園に帰っても遊ぎ場まで散歩をして伸び伸びと遊ぶ機会をたくさん作っていきたいと思います。ここでの3週間の生活は、保育士である私達も、幼稚園の教師に依存することなく自立と反省と保育とはを考える良い機会となりました。あと1週間、保育を見つめ楽しんでいきたいと思います。
2021年9月10日 金曜日
今日は年長児達が自分達で植えたもち米を鳥に食べられないようにと、作った鳥よけが風に揺れ朝日に反射してキラキラと光る気持ちの良い朝でした。そして、とんぼが一匹二匹と子供達の頭上を飛び回り秋の訪れを知らせてくれていました。
以前、ブログでも紹介したように園庭には数十年前の大型トランポリン一台(もしかしたら卒園生のお父さんお母さん方に心当たりがあるかも知れません)と1人用のトランポリン3台がトランポリンコーナーとして登場しています。ここは毎日、プレ年少児から年長児までが集まる大人気コーナーです。今朝は早くに登園した年長児5人が一番乗りです!始めはそらぞれのトランポリンに一人ひとりが好きなように跳びはねていました。いつしか待つのが耐えられなくなったぞう組のY君がリズムよく「交代!」とこえをかけはじめました。するとトランポリンでそれぞれ跳んでいた子供達がその声に合わせてトランポリンからトランポリンへ飛び跳ねながら移動したのです。そして、今度は別の子が「交代!」と次々に声をかけると跳んでうつっていきます。一回ずつ違う子が声をかけるため1ターンの回数もまちまちです。さっきは6回跳ねたけど今回は2回で声がかかるとすぐに慌てて跳び移ります。その様子を見て「かわいいな。」とクスクスと教師たちは笑いながら見守っていました。年長児達のすごい技に年中児も興味を持って何人か集まってきました。年長さんの間に入れてもらって「私もできる!」と自信満々に何度も何度も挑戦していました。その姿を見て1人1人だった遊びがやがて行列となり、教師の予測を飛び越え、子ども達の知恵で遊びが共有された瞬間で、子どもは遊びを創り出す天才だと思い知らされました。教師の余計な指導より、見守りと援助が子どもを育てるのです♪
もう1つ、フラフープのコーナーでも毎日成長を続けている子どもたちがいました。1本のフラフープでも子どもたちの技の磨き方はそれぞれです。1本を長く回そうとする子、2本3本と数を増やして回す子、首や足を使っている子、なわとびのように跳ぼうとする子、みんな本当のアスリートのように目が真剣で、とても勇ましい姿を見せてくれました。今年の運動会では子ども達のアスリート振りを保護者の皆さんに楽しんで頂けるプログラムを考えています。こんな姿もを見て知ってもらえるのがとても待ち遠しくなりました。
今日の放課後、園創立後40年間も三葉の子ども達が親しんできたドームが老衰してきたため、若返りの手術のため入院しました。預かり保育の子ども達に見送られて大型トラックで遊具の病院に運ばれていきました。ウォーターランドでは、くじらのおやまにも変身してくれたドームは「いってらっしゃい!」「またね!」「元気になってね」と子ども達の温かい言葉を背に手を振って見送られました。ドームの帰りを子ども達と楽しみに待ちたいと思います。約1ヶ月で帰ってくるそうです。
2021年9月9日 木曜日
本園の屋外遊ぎ場はこの夏、工事が進み、山は日々姿を変えていて子どもたちは園庭から眺めていてわくわくしています。工事の“はたらく車”は、まるで恐竜のようにぐーん、ぐーん!と力強く動いています。その様子を子ども達にも見せてあげたいと今日は年中児が屋外遊ぎ場に行きました。昨日、交通安全教室で教わった“壁で向こう側が見えない時”は顔だけひょこっと出して車やバイクが来ていないか右見て左見て〜をして確かめることを今日はいつも以上にしっかり行っていました。裏道を通っていくと常福寺さんのところでお墓の掃除をしているおじちゃんがいました。子ども達が「おはようございま~す!!」と元気に挨拶をするとおじちゃんがくるっと振り返りサングラスを外し、にこっと笑って「おはよう!うわ~かわいいなぁ。どこ行くん?遊ぎ場か~えぇなぁ。かわいいなぁ。おじちゃんはみんなの笑顔を見たら元気になるんじゃ~」と4クラスがそこを通り過ぎるまでずっとにこにこ見守ってくださっていました。
遊ぎ場へ行くには、正門だけではなく、裏からも入る道があり、(工事中なので普通はだめです)今日は古森先生がそこから入れるように工事の監督さんに交渉してくれていました。山に沿って白い細い坂道があって登っていくとまだ工事中の山のてっぺんの広場にたどり着きました。坂道を「ふぅふぅ」と歩いて頂上に着くと疲れが吹き飛ぶほど気持ちの良い景色が広がって、風がしゅ~っと通り抜けると涼しく秋を感じます。子どもたちが来ることを知った遊ぎ場の工事の監督さんの田井さんも待ち構えてくれていました。田井さんが絵が描いている設計図を見せてどんな展望台ができるのか、どんな滑り台ができるのか話してくれました。「すごーい!」「早く遊びたーい!」「やったやった~!!」と期待に胸が膨らみます。田井さんが長いホースを持ってきてくれました。「もしかしたら虹が見えるかもね」と霧にしたホースでふわ~っと水を撒いてくれました。残念ながら風が強く虹は見えなかったけど、きっと田井さんが仕事中に虹が見えて、これを子ども達が来た時に見せてやろうと準備してくれたんだろうなと思うと、その気持ちがとても嬉しかったです。10:00~10:30の工事の休憩を利用しての見学だったのでその後は遊ぎ場に下りて遊びました。
大きなショベルカーが動き出すとそれまで自由に動いて遊んでいた子ども達がぴたっと止まり視線は一転に集中!「すご~・・・」とその迫力に見入ってしまうのは子どもだけでなく大人の私たちもでした。車のことを何でも知っているMくんが「先生、あれはホイールローダーよ」と黄色い車も教えてくれました。ビッグボスの上、汽車ぽっぽの上や側面、ロープの台の上・・・、子ども達が各々見やすい場所を探し、工事を夢中で見ていました。さぁ、そろそろ帰ろうかと声をかけると「えー。」「やだ。」「まだ遊びたい~!」「帰りたくない!!」と大ブーイングです。その圧に「あら・・・そうですか、ではあと5分・・・」とちょっぴり延長することにしました。「1まで(11:05)ね。」と言っていたのを聞いていたけどまだ帰りたくないYちゃんはちらっと時計を見て1になっていることに気付いたものの集合の合図を出していた私に“まだ言っちゃだめ”と近くの教師に首を振ってし~っと口に人差し指を当てていました。そばにいたTちゃんが「4まではどう?」と澄ま〜して声をかけてきました。子ども達の楽しかった、おもしろかったという気持ちが伝わってきて私たちもとても嬉しかったです。帰り道、Hちゃんが「プール入りた~い!」とつぶやいたのを聞いて古森先生に許可をもらい足だけちゃぷんとプールに入ることができました。今日は一日大満足な年中児達でした。
散歩の道中で出会った近所の方たち、田井さん、工事で子ども達に良い所を見せてあげようと張り切ってくれた現場のおじちゃんたち、みんなに感謝しなければならないなと思いました。知らない所でいろんな人に目をかけてもらって心を配ってもらって、愛されているんだなと嬉しく思います。教師ではない、外部の方とのふれあいや交流が子どもを育ててくれることがたくさんあります。コロナ禍で以前に比べると難しいこともたくさんありますが、そういう機会を大切にしていきたいと思います。明日からも年長・年少・たんぽぽさんで交代しながらたくさんの経験ができるよう保育していきます。
2021年9月8日 水曜日
今日は、曇り空で過ごしやすい1日となりました。子どもたちも所持品を片付けると、すぐに外に出て、三輪車やトランポリンのコーナーなどで遊んでいました。門の近くで育てている夏野菜もそろそろ元気がなくなってきていることから「片付ける物と残す物を分けて整理してもいいよ。」と言ってもらい、年中・年長組の子どもたちがなすとピーマンの最後の収穫をしました。剪定ばさみを使って、なすやピーマンを「ありがとう。」と言いながら収穫していきました。暑い夏の間、みんなで育てて、いろいろな方法でいただいてきた野菜に感謝の気持ちをもって収穫ができてよかったと思います。
収穫した野菜もままごとのコーナーで使ったのですが、このなすは不思議なことに皮が根元から、スーッとむけることに気付き、皮をむいて上手に調理していました。らいおん組のYくんは抜いたなすの根っこがほうきのように広がっているのに気が付いてそれでごみを集めていました。今日も自然物から、たくさんのことを学ぶことができていました。
また、今日は交通安全教室がありました。指導員の方に来ていただいて、信号の渡り方、道路の歩き方の安全指導を受けました。プレ年少・年少児達は、会議室で交通安全の映画を見たり、人形のたぁくんとお姉さんの話を聞いたりしました。「道路にはとびださない。」「道路では遊ばない。」など、小さな子どもたちもしっかり理解することができていました。
また、年中・年長児達はホールに作った道路や横断歩道を信号機を使って実際に渡る練習をしました。4人のグループごとに左右を確認して、手をあげて横断歩道を渡ったり、道路を歩いたりすることができていました。
小さい組の子どもたちは視覚から学び、大きい組の子どもたちは体感しながら安全について理解することができました。年長さんは1年生になると自分達で交通ルールを守って通学しなければなりません。今日学んだことを大切に、たったひとつの自分の命を自分で守っていくことを指導員のおじさんと約束しました。
2021年9月7日 火曜日
今日登園してくると園長が屋外遊ぎ場から帰ってきて、ほおずきを見せてくれました。屋外遊ぎ場で掃除などをしてくださっている三好さんから頂いたそうです。子ども達が「これは何?」「干し柿?ピーマン?」と見たことのある色や形の食べ物を口々に並べて言い合っては何だろうと話をしていました。すると、園長がほおずきの外袋をパリッと破るとそこにはミニトマトのような真っ赤な実が顔を出しました。みんなが「トマトみたい〜」と声を上げる中、園長は外袋を四方に破って手足のように広げ、実に顔を描いてほおずきの人形を作ってくれました。子ども達に「踊ってるみたいにする?」「バンザイにしようか!」と話をしながらその人形を動かしていました。それをみんなで共有するようホワイトボードに貼った後も、「可愛いね」「ほおずきってかいてるね」と足を止めて話していました。
また、今日は昨日毛虫を駆除するべく桜の木に薬をまいたことで沢山の毛虫が園庭に落ちていました。園長が「無菌状態で何も害のないところにいたら、子ども達は自分で自分の身を守るすべが分からないままになってしまう。何が危険なのか知ることも大切。」と教師にも指導して下さり、毛虫から自分達を守るために子ども達で「けむしにちゅうい」の看板を作ることになりました。実際に自分達で描いて各場所に取り付けることで、自分自身の身を守ることや危険を知ることも大切ということで園長や三好先生が桜の木にいた3種類の毛虫を見せてくれました。年長児だけで最初は描いていましたが、「字だけじゃ年少さんもたんぽぽさんも分からないよね」と言って毛虫を見ながら絵を描いたり、それを見ていた年中、年少児がクレヨンを持ってきて緑の毛虫を描いてみたりと実際に見て勉強しながらみんなに分かるような看板作りをしていきました。作り終わると、「次はどこにつけようか」と話し合います。「どこが危ない?」「みんなはどこで遊んでいるかな?」とみんなが見えるところを探しながら教師と貼っていきます。桜の木に毛虫がいるから木に貼る子、ブランコやつりかん、ビックボスなど桜の木の下にある遊具に貼る子もいて、毛虫の話を知らない子達にも知らせることができました。
毛虫がいないかパトロールをしている子もいて、見つける度に子どもだけでどうにかしようとするのではなく、「先生!毛虫がいる!」「危ない虫かも!」と教えてくれて誰も怪我をすることなく安心して遊ぶことができました。改めて幼稚園は様々なことが学べると感じることができ、子ども達にも毎日1つずつでも何かを感じて家に帰ることができるようにきっかけを作っていきたいと思いました。
今日は、年少児でみんなで夏休み前に駐車場に植えた向日葵を見に行きました。自分より背丈が大きい向日葵を見て見上げたり、お辞儀をしているように見える向日葵に「こんにちは!」と一緒にお辞儀をしてみたりと可愛い姿が見られました。そして大きくなっていることにとても驚いていました。又、昨日は屋外遊ぎ場の果樹園のブドウも味わいました。また秋の自然物もみんなで見つけていきたいです。
今日の給食は、胚芽米、豚肉と野菜のカレー炒め、切り干し大根、酢物、果物でした。
2021年9月6日 月曜日
今年は毛虫が多い年なのか、先週から今年2度目の毛虫が発生しています。今朝は子ども達が毛虫に刺されないようにとロープと柵をして桜の木に近づけないようにしていたのですが、そこは子ども達の最高の遊び場である砂場やビックボス、ブランコ、つりかんなどの遊具の場所でもありました。それを見た園長は、日除けシートを持って来させるとつりかんやビックボスの上に張り始めたのです。つりかんとビックボスの上の桜の木にシートを張ると、それは毛虫除けにもなり強い日差しの日除けにもなったのです。屋根の付いたつりかんとビックボスは、子どもの目にはまたまた楽しい新たな遊具へと変身し、もとのように広くなった園庭は目新しい環境になりました。大喜びで遊んでいると、今度は数十年前の大型トランポリンも出てきて、子ども達の冒険心は高まっていきました。限られた広さの園庭を教師の都合で仕切って狭くするのではなく、いかに広くとって使えるように工夫するか、教師達で知恵を出し合って環境を作っていくことをまたまた園長から学びました。
そんな時、年中組のKくんが「先生来てや!大変なんよ!」と、表情を変えてやって来ました。Kくんが指差す先にはひょうたんとゴーヤに囲まれた『男だけの基地』があります。行ってみると「ゴーヤが鳥に食べられとんよ!」と、年中組の男の子達が目を丸くして呼んでいました。そこには、熟して割けたゴーヤから真っ赤になった種がこぼれていましたが、それが上手いことすずめ除けの稲のネットにのっかっていたのでした。騒いでいる年中児の様子に気付いたらいおん組の男の子達が、優しく説明し始めました。「これはお母さんと一緒で、赤ちゃんが産まれただけなんよ。赤い種が赤ちゃんやけん、鳥に食べられたんじゃないんよ。」それを聞いた年中児達は納得したようで、ネットの上の種を集めて、また来年植えられるようにと乾かすことにしました。
一方、ゴーヤの隣りにはひょうたんが見事に実っています。2週間前のこと。園長がひょうたんを1個収穫して、口を開けて細い棒で突きながら、種と中綿を取り出し始めました。何日もかけて少しずつ種を取り出しては水を入れ、中の種肉を腐らせていきました。そして今日、くま組のSくんとAくんが中を覗いてみると、ついにひょうたんの中が空洞になっていたのです。しかし、中身はとれたのですがなんとも言えない腐った匂いが残っていて、SくんとAくんはこの匂いに負けじとひょうたんの中に水を入れては出してを繰り返して、やっとのこと中身と種を全て出し切りました。あとは周りを磨いて口に栓をつければ、ひょうたんのとっくりの完成です。「完成まであと少し!」と男の子達は意気込んでいます。
2学期が始まって幼稚園にも活気が戻ってきましたが、まだまだコロナという疫病神は牙をむいて待ち構えています。子ども達には、自分や仲間を守ることをしっかり身に付けさせなければなりません。マスクを外して食事をする時には、どうしても感染リスクが高まりますが、今までと同様にテラスも使って密にならないように食事をします。又、食事前のぎりぎりまでマスクを着けたり、食事中は会話をしないで食後の歯磨きの代わりに食後はお茶を噛んで飲んで抗菌したりするなど感染対策をしていきます。元気いっぱい遊んだ後の食事では、誰もふざけたり話したりしないで静かに食べることができるようになり、園長からしっかり褒めてもらっています。体力も養い、約束を守りながら今後も感染予防に努めていきたいと思います。
2021年9月5日 日曜日
8月が終わり9月になりましたがまだまだ暑い日が続くようです。さて、9月1日からたんぽぽ組に上がりお兄さんお姉さんと共に幼稚園生活を送る予定だった子どもたちがコロナの拡大が収まらず、まん延防止期間が続いているため大事をとってしばらくの間ひよこ組でこのまま生活することになりました。10名以上の子どもたちが幼稚園たんぽぽ組に移行してしまうと寂しい気持ちでいた保育園教諭たちはしばらくこのままの状態で生活出来ることをとっても嬉しく1日1日を大切にしたいと張り切っています。ゆうぎ場生活2週目になりましたが最初に比べて泣く子も少なくなり朝から水遊びや泥んこ遊びに夢中になっています。水遊びが大好きな子どもたちはタライやプールが出てくると目を輝かせながら水が溜まっていくのを見つめています。水が溜まり始めるとカップやペットボトルなどを取ってきて水をたくさん入れてはひっくり返して流したり赤いトマトの実を浮かべたりペットボトルの中にトマトを入れてトマトジュースに見立てたり咲き終えた朝顔で色水も作りました。1・2歳の幼児たちが水汲み遊びからいろんな遊びに広げていき楽しむ姿に子どもの限りない創造力を感じています。また、月齢が大きい子ほど自分たちで新しい遊び方を考えていて、そこには発達差の大きさにも毎回驚かされいています。
ひとしきり水汲み遊びをした後は、今度は大型遊具の汽車の滑り台に移動しました。滑り台も大好きでYちゃんはニコニコしながら登り、吊り橋に到着するとゆっくり足を置きながら進んで、少しでも丸太が揺れると揺れが収まるまで一時停止して止まるのを待っては、進んでいました。Yちゃんより1年下のS君は登ったものの少しでも揺れると大泣きし保育教諭の手を借りて最後まで渡ることができました。しかしそれに懲りずちょっと休憩するともう一度挑戦し今度は泣かずに一人で鎖をしっかり持って渡ることができ、そして得意そうに教師に笑いかけました。他の子どもたちも上手吊り橋を渡ったり笑顔で滑り台を滑ったりしていました。
その翌日、木曜日は朝から雨が降っていました。「園庭で遊べないな」と思っていましたが、10時頃には雨が上がり小さな水たまりが出来ていました。子どもたちはその水たまりに興味津々です。裸足になって水の中に入ったり手で触ったりして土の感触を楽しんでいました。園庭の土はとても柔らかく歩くたびに足跡が付き園庭のあちこちについたみんなの小さな足跡がとても可愛いかったです。遊んでいるうちに気が付くと顔・髪の毛・服などが泥まみれになっていましたが、へっちゃらです。これこそがみつばっこの遊び方だなとみんなの姿を見て感じました。
保育室をゆうぎ場に移動して子どもたちは伸び伸びとより活動的になり元気いっぱい遊んでいます。普段できないことが朝1番から出来たり、保育室3クラスが今まで以上にコミュニケーションがとれ子どもたちにも保育教諭たちもとても良い刺激となりました。屋外ゆうぎ場は本園から少し離れているためこの場所に保育園児が居続けることはできませんが、本園に帰った後もできるだけお散歩がてら出かけて来て誰に遠慮することなく保育園児だけの生活も確保していきたいと思っています。
コメント (「今日も元気いっぱい♪」ひよこ みかん組 小笠原 美湖 はコメントを受け付けていません)