2021年8月29日 日曜日
コロナ拡大の中、ひよこ組はマスク着用が難しいため、今週からゆうぎ場第2園舎での生活になりました。これは万一の場合幼稚園児との接触を避け少しでも園内での感染を予防する意図があります。環境が変わって泣く子もいましたが、大部分の子は好奇心いっぱいの様子であっちへこっちへ動き回っていました。珍しいものがあると集まって来てしまう子供たちが密にならないよう、遊びや生活の環境を作っていきました。
古森先生や幼稚園の先生方に指導やアドバイスを頂きながら、登園してきた子供からどんどんテラスやテラス外に出てきて青空の下で遊ぶことができるよう考えたのですが、今まで幼稚園の先生方が準備してくださっていた環境で遊んでいたため、外での環境作りに頭を悩ませていたところ、古森先生が近くに生えている雑草や朝顔の花などを持って来て下さいました。それと、水や空き容器などを机に置くと葉をちぎって器に入れたり、スプーンですくった水と混ぜてみたりして自然に子ども達が遊び始めました。Yくんはしゃもじを使って花びらをつぶすようにして水に色が混じっていく様子を興味深そうに見ていました。
別の日には、ミニトマトやウリを置いてみるとすぐに手を伸ばして触ってみる子もいれば指を差して『何これ?』というような表情で見ている子もいました。ウリを小さく割るとIちゃんは容器に少しずつ入れていき、それをスプーンですくって別の容器に移したり戻したりしていました。Kくんはウリの中から出てきた種に興味深々。小さな種をつまもうと真剣な様子でした。そしてKちゃんはミニトマトを手に取ると指先でそっと押し感触を確かめているようでした。また、Sくんは水の中にミニトマトを入れ沈むトマトと浮いてくるトマトを面白そうに見ていました。そんな子供たちの様子を見ながら、古森先生が日頃から言われている、特別な物はいらない、たった1つの素材や物を置いておくだけで子ども達は遊びを生み出しそこから学んでいくのだということを改めて知らされました。
そして戸外では日差しや気温に気を付け水分補給をしっかり行いながら、身体をたくさん動か して遊んでいます。フラフープを転がして追いかけて思い切り走ったり、三輪車にまたがってちょこちょこと足で地面を蹴ってどこまでも行こうとしたり、伸び伸びと遊ぶ姿が見られました。またビッグボスにもどんどん挑戦しています。本園の園庭にあるものよりも高さもあって『大丈夫かな?』とハラハラしながら見守っているこちらの心配をよそに、てっぺんまで登って得意げな表情で見下ろします。最近歩き始めたKくんも靴を履かせると、興味のある所へ行きたいとどんどん歩数も増えていっています。
1・2歳児でもこんなことができるんだ、こんなことに興味があるんだと改めて新しい発見がたくさんある毎日です。
しばらく第2園舎での生活が続くことになります。これを機会に1・2歳児が環境に自らが関わって育っていく姿をしっかり見守りながら私たちも子どもが育つ保育のあり方を学んでいきたいと思います。本園に帰った時には幼稚園の先生たちに頼らなくても三葉っことして幼稚園に上がれる2・3歳児を育てられる保育教諭になっていたいとこの機会をとらえ、子ども共々自立、成長していきたいと思います。
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