2021年7月11日 日曜日
今週は気温が上がり、蒸し暑い日が続きました。そんな日は水着に着替えて、水を少なめにしたプールに入り、水遊びを楽しんでいます。水遊びの前には、テラスで幼稚園のお兄さん、お姉さんを見ながら盆踊りを真似して踊ります。
この日は、盆踊りの前に古森先生が幼稚園児の通路としてテラスに細長いマットを置きました。すると道路のようにつながったマットを見たAくんは、その上をトコトコと歩き始めました。マットが子どもたちにとって遊べる材料の1つになった瞬間でした。Aくんにつづいて、Bくん、Cくんと歩いたり、マットの上に立って足踏みをしたりしていました。それを見た古森先生が、「足でマットの感触を確かめているわ」と教えてくれました。2種類のマットがあり、その上を嬉しそうに歩いていた子どもたちは、特にマットが重なった部分はフワッとしていて踏んでみると、ポコッとして、また違った感覚でそれが楽しかったようです。またBちゃんは、2枚のマットを重ねている所を押さえているテープが気になり、はがそうと必死になっていました。一生懸命なその姿も、また可愛らしく見守ることにしました。粘着テープはしっかりくっついていてなかなか取れませんが、夢中になって指を動かしているBちゃんの挑戦は続きます。
テラスに敷いた一本のマットからこんなにいくつもの楽しい遊びが生まれてくることを子どもたちの行動から、教わることができました。
環境を工夫したいと思っていても、どんな環境にしようか迷ってしまいますが、古森先生は子どものその日の状況を見て、さり気なく物をたしたり、向きを変えたりして興味を高めていくのです。また今日も学ぶことができました。1つ何かを加えたり、変えたりすることで子どもたちは楽しくなります。私もその笑顔・表情を見るのが大すきです。その材料や環境を作るのは、私たち保育教諭です。頭を柔らかくして楽しく遊べる、学べる環境づくりを目指したいと強く思いました。
コメント (「マットがおもちゃに変身♪」 ひよこ みかん組 小笠原 美湖 はコメントを受け付けていません)