2021年7月13日 火曜日
駐車場のタチアオイの花が残り13輪頑張って梅雨の終わりを待ち望んでいます。今日も気温は32度の夏日です。登園してきた子が、いきなり「先生!!虫取りあみ出してや!!」「せみの鳴き声がするんよ。」と言って来ました。大人よりも自然に近い子ども達は教師よりも早く季節の移り変わりに気づきます。今年も子ども達の元気いっぱいの声に負けじと桜の木に集まるセミの声の大合唱の幕開けです。
夏と言えば水遊び!!今日はカラっと暑くまさしく水遊び日和でした。昨日のブログでも紹介しましたが、これ以上ないタイミングで新しいテントが三葉幼稚園に届きました。(古森先生の自然を感じる力にも驚かされます。)昨日はそのテントの屋根の開閉を楽しんで何度も試していたのですが、今日は新テントの下に小プールをいつものように並べ、水を溜めていると環境の違いに敏感な子ども達は何人もがかばんを掛けたままのぞいて、「なんだこれ~!」と喜んでいました。今日はとにかく暑く、体感は真夏の太陽が照り付け、痛みさえ感じます。子ども達は「早く水鉄砲大会したい!」「まだ~?」と言って何度も計画表を見にきて時計とにらめっこしている姿がみられました。水鉄砲大会の前にいつもみんなで踊りを踊るのですが、『いつも』と『暑さ』のワードに子どもも教師も踊りにパワーがありません。それを見ていた園長から提案がありました。「盆踊り対決をしよう!」
その放送でがぜんやる気になったのは…子ども達だけではありません。教師もハッと気持ちが張り、背筋が伸びたのです。そして、それまでとは違ってみんな名いっぱい踊り、1曲踊ると汗びっしょりになりました。「夏祭りの日は大会にして、優勝クラスがあるかもね。」と楽しみが増えました。
そして、次に汗をかくと一段楽しくなるのが水遊びです。急いで水着に着替えると、次々、ペットボトル水鉄砲を持って、水の飛び交う中に飛び込んでいきます。「い~れ~て!」「い~い~よ!」と対戦相手は誰でもOK。この時とばかり教師も子どもから追いかけられて水浸しです。年少児も楽しさが勝って、少々水がかかってもひるみません。存分に水鉄砲を楽しみ新しいテントの下でまた、雰囲気の違う屋外プールを楽しみました。
2021年7月12日 月曜日
年長児は、一学期最後の手話教室がありました。前回の天気や挨拶の復習が終わると、新しく季節や動物の手話を教えていただきました。「いぬはどうかな?」「うさぎはどうかな?」と子どもたちは動物のイメージを手を使い表現していましたが、本当の手話とは違うものの「わかる!」と言いたくなるような特色の捉え方に子どもたちの面白さを感じました。「りす」「ぱんだ」「うさぎ」「ひつじ」を教えてもらったきりん組のT君は、「組はきりん組と一緒やけん、年長さんに教えれるね!」と嬉しそうに話していました。「たなばたさま」の歌の手話を教わった子どもたちは、歌の情景に浸りながら、優しい顔でゆっくりと歌っていました。「手話を(小さい組に)教えに行きたい!」と教わったことをすぐに小さい組さんに見せたいと気分ルンルンの子どもたちには、近々、手話を教えに他の学年のクラスを訪問したいと思います。
今日の給食は、夏野菜カレー。梅雨が明け、いよいよ本格的な夏がやってきている感覚の暑いお昼時間。午前中手話で水遊びができなかったので年長4クラスは、水鉄砲をするため、水着に着替えて海の家へ行くと、なんと!どっしりとした新しい、しかも日よけまでついている大きくて高い屋根のテントに変わっていました。子どもたちは大興奮。その新しいテントは、屋根が開くのです。まさかまさかの展開で子どもたちの興奮は止まりません。「ひらけ~ごま!」の合図で紐を引くと屋根がスルスルと開いて、どんどん明るくなって空が見えてくる天井に自然と子どもたちの口が開いて見上げる姿がとても可愛らしかったです。
大興奮後の水鉄砲大会。「気持ちいい~!」「もっとかけて!」と言いながら逃げ合い、掛け合って今日も楽しんでいました。
2021年7月11日 日曜日
今週は気温が上がり、蒸し暑い日が続きました。そんな日は水着に着替えて、水を少なめにしたプールに入り、水遊びを楽しんでいます。水遊びの前には、テラスで幼稚園のお兄さん、お姉さんを見ながら盆踊りを真似して踊ります。
この日は、盆踊りの前に古森先生が幼稚園児の通路としてテラスに細長いマットを置きました。すると道路のようにつながったマットを見たAくんは、その上をトコトコと歩き始めました。マットが子どもたちにとって遊べる材料の1つになった瞬間でした。Aくんにつづいて、Bくん、Cくんと歩いたり、マットの上に立って足踏みをしたりしていました。それを見た古森先生が、「足でマットの感触を確かめているわ」と教えてくれました。2種類のマットがあり、その上を嬉しそうに歩いていた子どもたちは、特にマットが重なった部分はフワッとしていて踏んでみると、ポコッとして、また違った感覚でそれが楽しかったようです。またBちゃんは、2枚のマットを重ねている所を押さえているテープが気になり、はがそうと必死になっていました。一生懸命なその姿も、また可愛らしく見守ることにしました。粘着テープはしっかりくっついていてなかなか取れませんが、夢中になって指を動かしているBちゃんの挑戦は続きます。
テラスに敷いた一本のマットからこんなにいくつもの楽しい遊びが生まれてくることを子どもたちの行動から、教わることができました。
環境を工夫したいと思っていても、どんな環境にしようか迷ってしまいますが、古森先生は子どものその日の状況を見て、さり気なく物をたしたり、向きを変えたりして興味を高めていくのです。また今日も学ぶことができました。1つ何かを加えたり、変えたりすることで子どもたちは楽しくなります。私もその笑顔・表情を見るのが大すきです。その材料や環境を作るのは、私たち保育教諭です。頭を柔らかくして楽しく遊べる、学べる環境づくりを目指したいと強く思いました。
2021年7月9日 金曜日
今日は朝から雨が降っていて、時折ゴロゴロと雷が鳴っていました。子どもたちも雷の音に驚いたり、おへそを隠す仕草をしたりしていました。そんな子どもたちに古森先生が隣の創価学会建物に避雷針があって、幼稚園を守ってくれていることを教えてくれました。野菜や果物、お花など優しい自然や雨水遊びの楽しい自然ばかりではなく怖い自然があることを知ることも、科学の力で自分たちを守ることができることを知ると共に人間の力でもどうにもできない自然があることもこれから徐々に気付き学んでいくのだと今日の出来事で思いました。
たんぽぽ青組では、「子どもだけの運動会」と「じゃがいも掘り」の写真をアルバムに整理していきました。Hくんは、写真を見ながら「みんなで玉入れをしたね。」「ウンパパ体操も踊ったね。」などと、行事を思い出しながらたくさん話をしてくれました。そして、隣でアルバムを作っていたMちゃんと一緒に「楽しかったね~♪」と顔を見合わせていました。このように園外保育など体験した写真を自分でアルバムに整理していくことで体験を振り返り、二次体験ができ、その時に気付かなかったことも新たな気付きとなることに気付かされます。子どもたちは写真をアルバムに貼って、そのまわりを茶紙や折り紙をちぎったり絵を描いたりして楽しみながら飾っている姿がたくさん見られました。また、写真を指差して「ここにいる!」と友達一人ひとりを確かめながら楽しんでいる子の姿もみられ、こういうところでも人間関係が育っていくのだと思いました。1学期も残り約1週間です。やり残すことがないようにしっかりと見直しながらも、子どもたちにはゆとりを持って楽しい1学期を終わらせたいと思います。
昨日子どもたちが収穫したきゅうりとポンタ農園から頂いたきゅうりをみんなで味わったところですが、今日は残ったきゅうりをまた別の調理方法で頂きました。今日は酢を使っての調理で、「すっぱいけど、おいしいね。」と言って食べている姿がありました。好き嫌いの多い子どもたちが園で収穫し調理して味わうことで食べられるようになっています。これからもクラスのトマトや園内の野菜の世話をしながら、それに関わる自然の力を感じさせていきたいです。
☆今日の青コースの給食は、胚芽米・鯖の塩焼き・人参の天ぷら・青菜のおひたし・バナナです。
2021年7月8日 木曜日
年長さんの田んぼには、かわいいおたまじゃくしが住んでいます。それに気付いた年長さんは、小さな手作り看板を立てました。そこには「おたまじゃくしがいるよ❤️そうと見てね」と書いてありました。その看板に気付かず、おたまじゃくしを見つけた年中組のI君が、砂場から白いボールを取ってきて、水を入れると、そこへおたまじゃくしをつかまえて入れ、自慢そうに「おたまじゃくし 見つけた」と見せていました。それを聞いて、駆け寄って来た年長組のH君が「見て!とったらいかんのよ」「かえして」「“そうっと 見てね”と書いてるやろ」と注意しました。それを聞いた年中組のI君は、そっと田んぼにかえしてあげました。
その時田んぼを見ていた年長さんは、「水がなくなってる」とジョロ等で水を汲んできて、入れ始めました。それを見た年中さん達も水を汲んできて、入れ始めました。すると水が入ってきたので驚いたのか、蛙がぴょこんと顔を出しました。「わぁ!蛙」「先生 蛙 蛙 見て」「どこ」と尋ねると「ここ」「ここ」とと指をさして教えてくれました。「おたまじゃくしのお母さんかなぁ?」と教師が言うと、うなずいていました。実は先月年中さんがおたまじゃくしを家から持ってきて、ここに入れていて、やがて足が出て、蛙になっていたのです。その蛙の住む年長さんの田んぼで立ち上がって振り返ると、話題の男だけの基地のひょうたんが出来ていました。「あっ!何か出来ている」と子ども達が気付くように声をかけると「ひょうたんだ」と、年長の先生にも伝えて、一緒に数を数え始めました。まだ形にはならず、丸く膨らんだだけのものも入れると11個もありました。大きくなるのが楽しみです。
今日は、トマト、きゅうり、ピーマンと収穫するものが沢山ありました。トマトは、各クラス沢山採れ、それをボールに入れて、水と氷りに浮かべて、冷やしていただきました。とても甘くて、子ども達も「美味しいねぇ」と自然と声が出ていました。その後、昨日年中、今日年長さん達が収穫したきゅうりとピーマンを園長先生が調理してくださり、昼食前にみんなでいただくことができました。ピーマンが苦手で給食の時、悪戦苦闘していた子どもも甘酸っぱく味付けした細切りのピーマンを今日は、「美味しい‼︎」「先生 食べたよ」と口を開けて見せてくれました。食べられないと思っていた子も食べることができ、とっても嬉しそうでした。大きめに切ったきゅうりもポリポリといい音をたてながら美味しそうに食べていました。
旬に食べるとこんなに美味しいのだと思いました。これからも果物や野菜等の旬の時期を大切にしていけるよう、植える時期等を考えて計画していきたいと思います。
今日の赤コースの園の給食です。
2021年7月7日 水曜日
今日は七夕の日!海の家のテントの下では浸し染めで七夕飾りを作る女の子達の姿がありました。盆踊りを踊った後に、昨日先月末に子ども達と収穫した桃の残りを教師達が屋外遊ぎ場へ行って収穫してきた桃をみんなで頂くことになりました。今日の桃は先日の物より綺麗に色付いていて、見るからに美味しそうな桃色をしていました。園長が「みんなで盆踊り踊ったから桃みたいにピンク色のほっぺたになっているね」と真っ赤になった子どものほっぺの横に並べてくれると、子ども達はほっぺを押さえてにこにこの笑顔になりました。「冷たい氷に入れてたから美味しいよ」と話をしてくれて、みんなで園庭やテラスに集まって「におってみてもいい?いいにおい!」と言いながら1口ずつ味わって食べていました。
さくら組では、みんなで願い事を考えて短冊に書いてみました。「パトカーの車に乗りたい!」とI君、もう少しで赤ちゃんが産まれてお姉ちゃんになるIちゃんは、「赤ちゃんが元気に産まれますように」と家族思いで優しさいっぱいの願い事を考えていて心がとても温かくなりました。他の子達も、「いちごが沢山食べたいな」「いっぱい遊びたいな」と年少児らしい可愛らしい願い事が沢山あってとても微笑ましかったです。みんなの願い事が叶いますように。
さて、冒頭にも書きましたが今日は七夕さまです。地方によっては8月7日に祝うところもあります。ということでお昼の放送は、お誕生日のお友達のお祝いの後、七夕のお話を西川先生が読み聞かせしてくれました。さくら組では絵本を見ながら話を聞きましたが、「織姫様泣いてる、かわいそう」「牛さん元気ないね、大丈夫かなぁ」とお話の世界に入りこんで共感しながら聞いている姿がありました。今日は空は少し曇っていますが、織姫様と彦星様が会えたらいいなと思います。
駐車場に一輪の向日葵が咲いています。今の年中児と一緒に植えた向日葵の種が落ちて、とっても花の形と色が綺麗で園長名付けて「美人のひまわり」になって生まれ変わって今年も咲いてくれました。年少児が6月に種を植えた向日葵より一足先にお姉さんの向日葵として頑張ってくれているので、すくすく育っている赤ちゃんの向日葵のお世話をみんなで頑張っていきたいです。
「こあら保育」
今日は15名出席でプール遊びを楽しみに水着を持ってきたこあら組さん。午前中曇り空ではありましたが蒸し暑かったので浅く水を入れたプールで水遊びをしました。幼稚園の子ども達にも大人気のペットボトルで作ったみつばオリジナル水鉄砲を持つと、小さな手で力いっぱい水を押し出していました。Aちゃんはペットボトルの中の水がなくなると自分でフタを回して開けて水をブクブクといっぱい入れると、またフタをグルグル回して閉めて水を飛ばしていました。2歳児が遊んでいるうちに遊びがどんどん進化していくのには驚かされます。
沢山遊んだ後はおやつの入り玄米を食べました。一粒一粒指で摘んで口に入れポリポリ音を楽しみながら食べて、「おかわり!」と言う子が多かったです。降園前には七夕にちなんで「きらきら星」を歌ったり、エプロンシアターを見たりしてみんなで楽しく過ごしました。いっぱい遊んで沢山食べて元気に暑い夏を乗り越えてほしいです。
2021年7月6日 火曜日
明日は七夕です。涼しいテントの下では、自分達で染めた浸し染めのキッチンペーパーを折って切って、天の川を作ったり、三角つなぎや輪つなぎを作ったりして園庭の笹に飾って明日の七夕に期待をもっていました。そうこうしていると、事務所横の水道から2階のテラスに何やらホースが伸びています。非常滑り台をつたって2階のテラスをはっていたホースの先にはT先生がいました。すると、子ども達から「わー!」「きゃー!」と大きな歓声が上がったと同時に2階テラスからホースの雨が降って来たのでした。どうやらこれは、7月末の子どもだけの夏祭りに向けてのお試しの遊びだったようです。昨年と違った夏祭りを先生達が計画していますので、どんな夏祭りになるかは、今後のお知らせを楽しみにしておいてください。
さて、ひょうたんとゴーヤの葉が茂り始めた「男だけの基地」では、葉と葉の間から顔を覗かせて何人かの男の子達が遊んでいました。今学期もあと残り2週間ですが、どこまでグリーンの壁ができるか楽しみです。
その基地の目の前の年長児が植えた30㎝程に伸びたもち米の苗を植えた泥舟には、ひつじ組のCちゃんが持って来てくれたおたまじゃくし達が体の形を徐々に変えていて、子ども達は図鑑を広げながら、かえるになる日を心待ちにして観察しています。
そんななか、らいおん組のYくんが4つの泥舟のうち1個だけ稲の生長が悪いことに気付きました。「何でこれだけお米が小さいんかな?」「栄養がないけんやない?」「太陽が当たってないけんよ!」と子ども達が頭を寄せ合って、それぞれの知識を出しながら考え、不思議がっていました。実はこの泥舟だけ田んぼの泥が足りなかったので、腐葉土を入れてかさ増ししたのですが、ここまではっきりと生長の違いがでるとは予測していなかったので、この生長の違いを子ども達と観察していきたいと思います。
そして、2階の年長組のテラスでは、3週間前に植えたアサガオの種が芽を出し、ぐんぐんと生長して支柱にツルを巻き始めています。すると、問題発生です。少し離してはいるものの隣の支柱に巻き付いてしまっているアサガオがあったのです。そこで年長児を呼んで話をすると、Yくんが「ちょっとお手伝いしてあげたらアサガオが自分のところで巻き付くんよ。」と言いました。実はYくんは、男だけの基地作りに参加していて、園長がひょうたんのツルを巻きつける手助けをしていた時のことをきちんと覚えていたのです。
身の回りの自然物の世話や観察を通して、子ども達の知恵として培われていることが実感でき、とても嬉しくなりました。
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