2021年6月18日 金曜日
今朝、いつか雨が降るだろうな…という雲空の下で、登園してきた子どもたちが遊んでいると、すぐにポツポツと雨が降り始めました。子どもたちは「濡れるー!大変‼︎」「今日は外で遊べんのか…」と少し残念そうに部屋に帰っていきました。
しかし、三葉幼稚園は雨の日も楽しみがいっぱいです。
テントの下で遊んでいた年少さんたちが、雨が降り始めたことに気が付きました。そして、テントとテントの間から落ちてくる水をキラキラした目で見つけると、手をお皿のようにして雨水を集めだしました。もっと集めるためにバケツを用意すると、落ちてくる場所一生懸命に探し大事そうに〝上から下″と何度も雨水を集めていました。
すると、園長が子どもたちの様子を見ながら泥舟を持ってきて、そっと雨水がポツン、ポツンと落ちてくる場所に置きました。それを見たひまわり組のH君が「これを使いたい!」と嬉しそうに小プールを指差しました。せっせとプールをみんなで運ぶと、「雨でいっぱいにしたい!」と落ちてくる雨水を目で追いかけていました。
その様子を見ていた年長・年中さんたちは、「任せろ!」と言わんばかりの勢いでテントに集まってきました。
年長さんは、昨年の経験を活かし、テントにたまった雨水を落とすため傘を持ってきて、テントの下からつついてたまった水を落とします。それを見た園長が運動会で大活躍した竹を持ってきてつつき始めると、それを取り上げた年長児のSくんYくんを中心に自然と役割を見つけ、「ここかな…?」とポイントを定めて裏からつく子、器用にバケツを動かして水をキャッチする子、大量の水が落ちてくることを考えて泥舟を動かす子、自分も濡れていることを気にせず‼︎一瞬一瞬を楽しんでいました。
そんな年長さんに刺激を受け、年中さんたちも知恵を振り絞ります。バケツが足りないと、廃材を部屋から持ってきました。その廃材は、プラスチック、紙、ダンボールと色々です。いざ、雨水を集め始めると…「これはダメだ!濡れたら壊れるやつだ!」と紙やダンボールの廃材を持っていた子どもたちは、トマトの世話をした経験から気付いてプラスチックのものに急いで変えてきました。そして、プリンカップや乳酸菌の容器を使ってさらに水を集め始めました。乳酸菌の容器の口はとても小さく大人なら選ばないものですが、ポタポタと毎回落ちくる位置が少しずつ変わると雨水に合わせて口を移動させてキャッチしていきます。そんな子どもたちの忍耐力に教師たちは驚かされました。
今日は、雨が降ったテントの下では、学年によっての気付きや発想があふれていました。大人顔負けの子どもたちの知恵比べに教師も仲間に入ってとても楽しい時間になりました。
また、雨の日の楽しい遊びが増えました。
2021年6月18日 金曜日
雨天のため、1日延びた田植えの日。太陽を背に受けながら、そわそわと期待を持って登園してくる年長児の姿がありました。「今日は田植えするんよね!」と友達同士で話しながら支度を済ませた子ども達は、バスに乗って出発です。
レインボーファームに着くと、さつまいもの苗植えの時に事前に確かめていた田んぼですが水が一面に広がった、まるで池のような田んぼを目にして今日はまた違った気持ちのようで「ひろーーい!」と口を揃えて話していました。早速、裸足になり、田んぼの畦道に足を乗せて土の感触を確かめていました。田んぼに入る前に園長から今回植えるもち米について「年中さんの時、お餅つきでお餅を食べたよね〜」と言われると食べた食べたと子ども達が笑顔で応えました。先日、園で練習した苗の植え方をもう一度復習する意味で、実際に手をアヒルの手にして苗を挟んで植える様子を再現してみました。そして、まず教師が田んぼに足を踏み入れるとズブズブと泥の中に足首まで入っていき、びっくり!「あんなに〜」と目を丸くして驚いていました。苗を手にセットし、田植えスタートです。
田んぼに入る瞬間の子ども達の表情は緊張気味でしたが、ズブズブ!ズブズブ!と慎重に足を進めながら笑顔になっていました。苗をしっかり持ち、赤い目印に1株(4本)ずつ根本をしっかり持って泥の中に植え、ゆっくり手を抜きます。1株1株丁寧に仕上げ、4株を植え終わると今度はホッとした表情に変わり、「出来た!」「植えれた!」と達成感いっぱいの子ども達でした。くま組のYちゃんは、植え終わって田んぼから出た途端、第一声「また入りたい!」と友達に話し掛けていました。苗を植えてからも友達が苗を植えているのを見たり、植物や虫を観察したり、泥で汚れた足が乾いていく様子を見たり、、、。レインボーファームの田んぼの畦道で子どもそれぞれの過ごし方を楽しんでいました。
田植えが終わるとレインボーファームの方とお約束を2つしました。1つ目は「10月に稲刈りに来る」こと。2つ目は、、、「三葉幼稚園のお餅つきに招待する」ことです。もち米のお世話をお願いし、さらに2つの約束を交わしました。園内で植えた同じもち米を観察したり、世話をしたりしながらレインボーファームのもち米の成長を楽しみにしたいと思います。
コメント (「雨水、ぽったん♪」 ひつじ組 高松由衣 はコメントを受け付けていません)