2021年5月23日 日曜日
雨上がりの蒸し暑い日、幼稚園児たちが園庭で水汲み遊びをしているのを見ていると園長が「ひよこさんもどうぞ」と声をかけてくれました。すぐに準備をして水汲み遊びのコーナーへ行くと子どもたちは大喜び!そして次々にヨーグルトカップやヤクルト容器などの廃材を手に取り、楽しそうに水汲みを始めました。初めは廃材パックに水を汲んでいるだけでしたが次第に両手に廃材を持ち、交互に水を移しかえたり隣にいる友達と水をいれあったりとどんどん遊び方も進化していきました。Hくんは幼稚園児がペットボトルに水を入れている姿を見て自分もおたまを手に取ると上手に何度も何度も水をすくってはペットボトルの小さな口から入れて満タンになると嬉しそうに笑いました。そしてペットボトルをひっくり返すとジョボジョボと音をたてて水が流れ出てくるのを「キャー」と声をあげて楽しんでいました。
みかん組もテラス前で水汲み遊びを楽しんでいました。魚のおもちゃを入れてみると子どもたちは嬉しそうにつかんだり、魚にひもをつけてみると魚つりのように遊んだりたくさんの子ども達の笑顔を見ることができました。これから夏日が増えていくので暑い日は水汲み遊びや水を使った遊びなどを積極的に取り入れていきたいと思います。
金曜日、保育教諭がトマトの苗の世話をしているとYくんが興味津々でやってきました。そして以前いちごの収穫をしたことを覚えていてとなりにあったいちごを指差し、赤いいちごがたくさんなっていることを知らせてきました。そこでまたひよこ組にもいちごの収穫をさせてもらえることになりました。子どもたちは大喜びで「これも赤いよ、ここにもあるよ!」と次々赤くなっているいちごを指差していきました。みんなでどのいちごを採るか考えながら収穫していきみんなで収穫したいちごは、れもん組、みかん組、もも組で分け合っていただくことにしました。小さな小さな一口ですがみんなで分け合って食べるいちごはとっても美味しかったようです。
このような経験を大切にし、みんなで分け合って食べることやみんなで食べることの楽しさなどこれからも幼稚園の先生達にも助けてもらいながら子ども達が様々な経験をしていけるような環境やかかわりを作っていきたいと思います。
2021年5月21日 金曜日
今朝、年長児から「かけっこしたい!」と言う声があり、それだったら自分たちで準備しよう!という事で早速トラックを引くことから始めました。ぞう組のY君とらいおん組のT君は、教師から棒を貰うと園庭にある白い線を目印に引き始めましたが、白い線があるのはほんの少しであとは無いので途中からは自分の感覚で引くことになりました。そこでひょろひょろ〜と目印なしに引き出したY君のために園長が「こうやって持って引くと引きやすいよ!」と教えてくれました。その様子を見ていたY君はすぐに園長の真似をして引いていき、無事トラックが完成しました。トラックはできましたがまだあるものが足りません。それを子ども達に問うと、すぐにピンと来たY君は「コーンがない!」と言って持ってくると自分たちで引いたトラックの内ラインに等間隔になるように置いていき、準備は完璧です!園庭でリレーが始まるということを知った子ども達はどんどんトラックの中に集まってきてあっという間に順番待ちをする行列が出来ました。
リレーが始まると最初はタッチリレーをしていましたが、それを見た園長がどこからかペットボトルを持ってきてくれ、それをバトンの代わりにしてペットボトルリレーになりました。リレーが始まり、しばらくするとぞう組のS君がスタートラインに線を引き始めました。運動会で、教師達が引いているスタートラインを思い出し、引いたようでS君は真っ直ぐな線ではなく外側LINEに向かって少し斜めに引いていました。そしてそのラインに一人一人が立てるように縦の線も書き加えていました。トラックの周りには、ポンポンを持った応援団がたくさん増え「ガンバレ!ガンバレ!」と声援も聞こえてきました。きりん組のY君は応援団が増えてくると薄くなっているトラックの外ラインを太い竹を使ってみんなが見やすい太い線を書き「ここから中に入らないでください!」と伝えていました。
ぞう組のAちゃんは、登園するとすぐ自分から列に並び、順番が回ってくるのを楽しみにしてリレーの列に加わっていました。Aちゃんは、年少の時アスレチックのハシゴをこわごわ長い時間をかけて一生懸命に渡って拍手を貰った女の子で、その時の様子を知っていた教師たちはAちゃんが自分から列に加わって並んでいることに感動して見守っていました。Aちゃんが走る順番になると周りのギャラリー(教師達)から「Aちゃん、頑張れ!」とたくさんの声が聞こえてきました。一周を走り終えたAちゃんの笑顔に教師達はさらに感動し、成長を喜び合いました。
ひつじ組のH君は、突然リレーの列から離れて姿が見えなくなっていました。しばらくして戻ってきた手には、廃材で作ったバトン2本と優勝カップを持っていました。部屋の廃材を使ってバトンと優勝カップを作って来たのです!自分が作ったバトンと優勝カップは一番に園長に「はい」と手渡しました。H君の思いを受け取った園長はH君ともう1人の子に渡すと自分の作ったバトンを持ってリレーに加わりました。一周して戻っくるとテラスに飾ってもらった優勝カップに気づいて走るのをやめて、誰が優勝するのか筒を望遠鏡のように使い、リレーの様子を眺めていました。
リレーが始まり、終わるまで約2時間の間、リレーの列は途切れることなく続きました。教師もリレーに加わり、子どもと一緒に楽しむことが出来ました。また、子ども達自らが考えて遊びを作っていく大切さについても改めて学び直すことが出来ました。今後も子ども達からの様々な発信を聞き逃さないで大切にしていきたいと思いました。
2021年5月20日 木曜日
今日は朝から雨が降り、いよいよ梅雨本番です。今日から全クラスが園での生活になり、各クラス密にならないよう気を付けながら保育が始まりました。年少さんも各クラスでままごとやお絵描き、粘土などをして楽しんでいる姿が見られました。
たんぽぽ組では、プール室の空間で、ジャングルジムやすべり台、シーソーなどで身体を動かして遊びました。園での生活にも慣れ、お友達とのかかわりも増えてきた子どもたちは、「かーわって」「いいよ」と順番を待ったり、遊びを交代したり、物の貸し借りが少しずつできるようになってきました。また、異年齢児がフラフープで遊んでいる様子をよく見ていた子はフラフープに挑戦していましたが、なかなか回すことができません。しかし、あきらめることなく回しているうちにたまたま回すことができたのですが、そこはたんぽぽさん、回るフラフープと一緒に自分もクルクル!!たんぽぽさんには上手に回しているお兄さん、お姉さんが一緒に回っているように見えているのかなと思わず笑ってしまいました。
たんぽぽ赤組では昨日からお部屋にかたつむりがいます。子どもたちがどんな反応ををするのかなとワクワクしながら持って来たかたつむりのかごを、子ども達は何だろうと興味津々でのぞき込み、「かたつむり」の歌を口ずさんでいました。そこで、かたつむりのテレビを見ることにしました。テレビを見てかたつむりには口が2つあることや、細長いうんちをすることを知り驚いていました。そしてかたつむりは何でも食べることを話すと、「すごいねー」と口々に話していました。今はかたつむりのごはんに葉っぱを入れていて、黒いうんちをしています。 明日はにんじんをあげてみてどんなうんちをするのかと楽しみにして降園しました。
今日はたんぽぽさんのあそびの部屋のスポーツ教室がありました。久しぶりでしたが、先生の話をよく聞いて大きな声で返事をしたり、走ったり飛んだりとても楽しんでいました。
2021年5月19日 水曜日
今朝は、雨がしとしと降っていましたが、子ども達は帽子をかぶっているせいもあってか、少々の雨なんておかまいなし!むしろ、うきうきしながら戸外で遊ぶ姿が見られました。少し雨が強くなると室内やテント下で遊び、小降りになったと気付くや否や、また外に出て、ちょっぴりひんやりした空気の中で活き活きと遊んでいました。雨に濡れて喜ぶなんて、なんだかお花みたいだな~とふと思いました。より自然に近い子ども達の楽しい遊びを健康面に注意して見守ることも大切なのだろうと感じました。
降ったりやんだりする雨を見計らって幼稚園にあがってきました。今日で一旦の遊ぎ場での生活は終わりです。忘れ物が無いか、落ちているゴミはないかみんなで確認しました。園に帰ってから、うさぎ組ではお絵描きをしました。「遊ぎ場で何が楽しかった?」と質問するといろんなことを思い出して描き始めました。「友達とロープにぶらさがった」「電柱の工事を見た」「サッカーしたんよ。大きいゴールだった!」「バスケのシュートが入った。」「タイヤがいっぱいあったんよ。」「山に登ってみかんの花見たよ。桃とぶどうの赤ちゃんもあったよ。」・・・子どもたちからたくさんの言葉が聞けたことをとても嬉しく思いました。“コロナだから仕方なく”ではなく、“コロナでもこんなにいろんなことができた!”の思いが残る遊ぎ場生活だったのでしょう。どんなことでもその場所で楽しみを見つけられる三葉っ子を私たち大人も見習わなければと思います。
昼食時、らいおん組とぞう組の子ども達が放送をしてくれました。「ビワがオレンジ色になりました。一人一つ採れます!」それを聞いて「やった!」と大喜び。お弁当を食べ終わると片付けと掃除を早く終わらせ「まだ?先生、まだ行かんの?」と教師を急かしにきます。駐車場にわくわくしながら行くとひまわり組とすみれ組の小さな友達に「お兄ちゃん、お姉ちゃん、びわに袋をかけてカラスから守ってくれてありがとう。」と言われてちょっぴり鼻が高いうさぎ組ひつじ組の子ども達でした。一人一つびわを頂きました。年少さんもどうにか!!頑張って皮をむいて食べました。「甘い!」「手がびしょびしょになったね。」「種がいっぱい入ってる。持って帰っていい?」と口々に言う中でうさぎ組のSくんの「アリもダンゴムシも『(甘くておいしそうな匂いで)も~我慢できん!!』って言って食べてしまったんよ。」と何かを悟ったかのような表情でつぶやく姿に笑ってしまいました。
明日からは両コース共幼稚園での生活です。※朝のお歩きの送迎場所にご注意ください!三密を避け、感染予防に努めながら楽しい有意義な生活が送れるようにしていきます。
2021年5月18日 火曜日
梅雨入りし天気が不安定な日が続きますが今朝は天気も良く園庭で元気いっぱい遊ぶことができました。
砂場コーナでは、暑かったこともあり学年関係なく沢山の子ども達が水を使って遊んでいました。初めは年中児三人で作っていた川でしたが一人、二人・・・と増え「俺こっち掘るわ!」「A君水入れて」などと役割分担する場面もありどんどん大きな川が出来ていました。年少児も裸足になり「わぁ〜」と元気いっぱい砂場にできた川に足を入れてパチャパチャしたり、川の道を作ったりして「気持ちいね」「冷た〜い!」とニコニコ顔で遊んでいました。
また、水汲みコーナーも賑わっており、ペットボトルやパックに水を何杯も汲んでいました。年中児のM君はペットボトルの小さな口にカップの水をドバっと移しており、なかなか上手く入りませんが根気よく繰り返していました。。そんな中、年長児のKちゃんは大きい正方形の入れ物に水を入れその角から水を落とすと水がこぼれることなくペットボトルの小さな口に入ることに気づいて上手く入れていました。それを見ていたM君がKちゃんにどちらが先にペットボトルをいっぱいにするか同じカップを持って競走しようと挑戦してきました。M君は楽しそうにゆっくり水汲みをしているKちゃんを見て、自分の方が勝てると思ったようです。しかし結果は・・・水汲みのコツをつかんだKちゃんの勝ちとなりました。
また、年長クラスでは「先生見に来てや!」と驚いた表情で言ってくるので覗きに行くと、くま組のK君が家から持って来てくれたアゲハ蝶のサナギがちょうど羽化をしているところでした。サナギから出てきたアゲハ蝶は子ども達が普段見慣れているものとは違っていて「先生羽がぐちゃぐちゃや。病院なんかな?」と心配していましたがしばらくすると羽が伸び、容器の中をヒラヒラと羽ばたいている様子を見て「良かった。」と安心していました。そして、羽化したアゲハ蝶をみんなで逃がそうとした時、生憎雨が降ってきましたが、K君の手から飛び立ったアゲハ蝶は雨に濡れない軒下へと飛んでいきました。アゲハ蝶の羽化は短時間で終わるため、見られることは滅多にないということで、とても貴重な体験をした子ども達でした。
いっぱい存分に遊んだ後、お部屋に入る前にみんなの大好きなおひっこしゲームをしました。まず最初に各学年ひっこし競走をしました。園長の合図で言われた教師の所へ走ってひっこしする子ども達!今日も「早く〜」「早く座って〜」と一生懸命でした。年少児達はドキドキしながらもニコニコ笑顔で走る姿はとても可愛かったです。年中・年長児は真剣な顔つきで合図が鳴るとすごいスピードでひっこしをしており、かっこいいなと感じました。勝ったクラスはニコニコ顔、負けたクラスは悔しそうな顔をしており、O君は「次は勝つ!」と意気込んでました。
おひっこしゲームをした後はもうひとつ競走をしました。『ボール入れかけっこ』です。教師が持っているカゴに誰が1番先にボールをいれて席に座るか競走です。ボールが1度入った子は「やったー」と嬉しそうに、また、なかなか入らない子は「入れ〜」と言いながらニコニコ顔で走っていました。
梅雨入りし、外で遊べない日も少し増えますが晴れた日は今日みたいにたくさん体を動かして遊びたいと思います。
2021年5月17日 月曜日
愛媛県に雨の季節がやってきました。まだ5月中旬、統計史上、最も早い梅雨入りだそうです。
昨日の雨で今朝の屋外遊ぎ場には「水たまり」がたくさん出来ていました。三葉っ子たちにとっては屋外遊ぎ場の軟い土地の水たまりは絶好の遊び場です。たんぽぽさんから年長さんまでいろいろな帽子の子たちが入り混じって泥遊びを始めました。子ども達は、ちょうどいい具合の柔らかさの泥のぐにゅっとした心地良い感触を夢中になって味わっていました。どこからか「ピッチピッチ、ちゃっぷちゃっぷ♪ランランラン~🎵」と歌声も聞こえ始め、存分に泥遊びを楽しみました。また今年三葉幼稚園の先生になって緊張気味のM先生!今日は、はだしで泥デビュー!に思わず笑顔になっていました。子ども達と共感して遊ぶ楽しさを味わう瞬間でした。
楽しい水たまり遊びもつかの間!雨が激しくなってきたので今日は早めに幼稚園に帰ることにしました。
さて幼稚園では・・・・・
金曜日のブログで紹介しましたがトマトの支柱立てについて教師の間で子ども達に何も知らせてないままに教師たちが先にしてしまって良いのか?子どもに気づかせながら一緒に考えてする過程こそが大切だという話し合いを持ちました。そして見事に今日子どもたちがその答えを出してくれたのです。
昼食前たんぽぽ青組のMちゃんとNちゃんがS先生とうさぎに餌をあげた帰り、トマトの苗が倒れそうになっているのを見つけました。「まあ大変!みんなに知らせなくっちゃ!」と急いでお部屋にかえりました。「トマトが倒れそうなんよ!」とMちゃんたちがたんぽぽさんたちに呼びかけてもキョトン⁉ S先生がトマトの代わりになって倒れるふりをして見せました。「こんな風になってるんよ。どうしよう」と言うとすぐさまH君が「助けてあげんといかん!」と言って倒れ掛かっているS先生の身体を支えたのです。その後大勢の子たちがS先生を支えに集まってきました。すご~い!!たんぽぽさん(満3歳)にこんな感性、発想が生まれるなんて感動です。
あまりに嬉しいできごとだったのでたんぽぽさんから全園児へ放送で知らせることを園長が提案してくれました。
マイクを向けられるH君、Sちゃんたちはたどたどしい言葉でそれでも一生懸命伝えようとしていました。最後にマイクが回ってきたRちゃんは、「トマトさんがかわいそうだから助けてあげてね」とはっきりした言葉で言うことができてそばで聞いていた先生たちみんな驚きました。その放送を聞いたひまわり、すみれさん年中さん」年長さんたちが続々と自分たちのトマトを助けに行くことになりました。トマトの栄養剤「お米のとぎ汁」をかけたりお日様のほうに向かって傾いたりしていることなどに気づくことができました。「ころばぬ先のつえ」「七転び八起き」どちらが子どもにとって良いか、こうして、子どもたち自身で答えを出し教師たちに教えてくれたのです。教師の私達が迷った時、いつも三葉っ子たちはこんな風に言葉や表現で示してくれるのです。「七転び八起き」とは、子どもは、転んでも転んでも起き上がる何回もそれを繰り返しながら色々なところに一人で行けるようになる。そうしながら体力だけでなく精神面も強くなるんだなと改めてこの言葉の意味の奥深さを実感しました。
「七転び八起き」は、子どもだけでなく教師の私達にも、教訓となりました。こうなるだろうから先にやってしまう事は、子どもたちの手足をもいでしまう事になるという事、何回ころんでも起き上がるたくましさを身に付けるのです。見事に子どもたちから教えられました。本当に子どもの感性は宝物です。大切に育てていくチャンスを逃さない様にしたいと思いました。
2021年5月16日 日曜日
5月から新しいお友達も増え、ますますにぎやかになったもも組です。保育教諭から離れることができずに泣いていた子ども達も、今では「安心して遊べる場所」だと分かり、保育教諭から離れて遊べるようになりました。
お天気の良い日は戸外へ行こうと、保育教諭が準備をして「もも組さーん!あーつまれー!」と声をかけると「何かな?何するんだろう?」と集まってきます。気温も上がり暑さが増してきているので、水分補給も忘れません。保育教諭に水筒を配ってもらうと、自分で蓋を開けれる子は自分でボタンを押して蓋を開けお茶を飲みます。そして飲み終わると蓋をカッチンと閉めて、自分でかごに戻します。一日に何回も水分補給をするたびに繰り返し教えていると、1歳児でもいろいろな事を吸収し、理解して、出来るようになっている事に驚かされます。
水分補給が終わると、幼稚園のお兄さん達がしていたバスケットボールコーナーで遊ばせてもらうことになりました。靴を履いて、園庭のバスケットボールコーナーまで自分達でゆっくり歩いて行くと、ボールコーナーでは、ボールを持ってニコニコ歩いたり、ボールを投げたり、かごに集めたりと、それぞれ自分の遊びを楽しんでいました。
Rくんは、サッカーゴールの上にあるバスケットゴールにボールを入れたくて、ボールを高く上げて、何度もチャレンジしていました。でもゴールはとてもとても高くて、Rくんの背丈では届かないのです。
その様子を見て古森先生が、反対側の台の上に置いてあったバスケットゴールを下に降ろしてくれて、さらに「もっと高さを低くしてあげたらいいよ!」とアドバイスしてもらって、もも組さんでも届くバスケットゴールになりました。
すると、目ざとくそれに気付いた子ども達がすぐにボールを拾って集まってきました。そして「ぼくも!わたしも!」と次々とバスケットゴールの中にボールを入れていきました。
もちろんRくんも入った事を喜び「できたよ!!見てた?」と言うような表情で保育教諭の方を見ました。出来た事がとても嬉しかったようで、ボールを拾っては何度もゴールに入れていました。あのままRくんの様子を見守るだけでは出来なかった遊びが、古森先生のアドバイスで「できた!!」の満足感を得られ、たくさんの子ども達の笑顔を引き出す事に繋がりました。環境作りの大切さを改めて学び、日々の保育で生かしていくとともに、子ども達の笑顔を引き出せるように、子ども達に寄り添いながら保育していきたいと思いました。
コメント (「冷たくて気持ちいいね♪」 ひよこ れもん組 中野佑衣 はコメントを受け付けていません)