2021年4月23日 金曜日
屋外遊ぎ場での生活も2日になり、少しづつ新園舎にもなれてきた子どもたちは登園し、所持品の始末を済ませると戸外に元気よく遊びに出かけています。たんぽぽ組の子ども達も異年齢児の中に混ざり、自分のしたい遊びを見つけると負けじと遊びに加わっていました。
色水遊びではたんぽぽ組の子ども達も興味津々で、お兄さんお姉さんを真似て好きな花を選ぶと真剣にすり潰したり、水を入れて色の調節をしたりして「緑色になった」「紫色になったよ」と嬉しそうに見せてくれます。まだ進級したばかりの子どもたちですが、日々の幼稚園での経験で集中力や遊びの感覚、色彩感覚などたくさんのことを学んでいます。
今日の赤コースの給食はオレンジさんのお弁当でした。たんぽぽ組は芝生の上にシートを敷いてテントの下で食べました。時折吹く風が心地よくて、こいのぼりも気持ちよさそうに泳いでいました。その光景を見ながら「おいしいね」と言い合いながら給食を食べていました。そして降園前には窓の外のこいのぼりを見ながら「やねよりたかい〜♪」と歌いながらお帰りの用意をしていました。
今日登園してきたらいおん組の子どもたち誰からともなくみんなで幼稚園にいるみんながびっくりするくらいの大きな山を砂場に作ろう!と言い出し全員で力を合わせて作り始めました。まずは、砂場のどの位置に作るかの話し合いです。砂場の中心に作ろうと言う子がほとんどでしたが、Y君が「大きな山を固めるには水がいるけん水が近いところがいい!」と言いました。それを聞いた子ども達は「それいいね!」とYくんの意見に賛成すると直ぐに山を作り始めました。最初は全員で山に砂をかけていましたが、段々と大きくなるにつれて「山を作る係と固める係に分かれてしようや!」と話し、子ども自ら役割分担をして、遊びをどんどんと進めて行きました。山を作る途中園庭に年少さんたちの姿を見つけたYくんは「あそこに年少さんがおる!バレんようにして!」とみんなに伝え、それを聞いた他の子達は「ヤバい!隠せ!」と言って全身を使って必死に隠していました。その姿はなんとも可愛らしく子ども達の必死さも伝わって来ました。山が大きくなると、トンネル付きの山にしようと小さなスコップを持ってきました。Tくんはトンネルを作る係になると「俺がこっちから穴掘るけんあっちからも掘って!」と係のリーダー的存在になりみんなに指示をしていました。今までたくさんのことを経験してきた子ども達は、小さなスコップを器用に使い、あっという間にトンネルを作りました。トンネルを完成させたTくんは満足そうに「出来たよ!」と教えてくれました。そして片付けをしながら「年少さん達びっくりするかな?」と言って、とてもワクワクしていました。
一方、昨日年中児、年長児で作った、たけのこの竹子一家には新たに”たけじい”という家族が増えました。子どもたちのイメージはどんどん広がり、想像が溢れ出てきて実現していきます。教師たちも子どもたちの発送や遊びに付き合いながら大人に無い発想の中に現在の社会の情勢をしっかり捉えて、取り入れているのには驚きです。たけのこの竹子さんには明日はどんな家族が増えていくのでしょうか・・・。楽しみです!!
コメント (「こいの〜ぼ〜り♪」 赤コース たんぽぽ組 藤原愛梨、「みんなびっくりするかな?」 青コース らいおん組 西川友理 はコメントを受け付けていません)