2021年4月21日 水曜日
砂場横の桜の木の木陰でままごとをして遊んでいた年中の女の子達が、「先生!こっちに来て見てみて!」と何かを見つけたようで呼びに来ました。そして、「ここにまだ桜が咲いとんよ!」と自慢気に指を差す先には、可愛らしい桜の花が咲いていました。「なんでまだ咲いとんかな?」と考え始めた子ども達でしたが、しばらくしてEちゃんが、「わかった!桜の赤ちゃんが生まれたんよ!」と嬉しそうに言って、みんなは「きっとそうだ」と話し合っていました。実は、藤棚の藤が桜の木まで伸びて日陰を作っていて、その陰でひっそりと遅咲きの桜が数輪残っていたのです。それを不思議に思った子ども達が、「どうしてかな~?」と頭を寄せ合って考えて、「赤ちゃんが生まれたんだ」という発想に行き着いたことが、とても可愛く微笑ましく思えました。
昨日のブログに登場していた工事のおじさんが採って来てくれた竹の子が、年中児達のアイドル「たけこちゃん」に変身していました。たけこちゃんが出来上がるきっかけは、園長がままごとコーナーにあった竹の皮で、ままごと用の器を作ったことでした。竹の皮を編み込んで器を作っていた園長は、次に正門の所に立てかけてあった竹の子を持って来て、年中児達に皮をむかせました。そして、竹の先から20センチ程下の所に蝶ネクタイを作って飾って、その上に野菜で目や鼻を作って顔にしました。すると、子ども達が竹の皮を割いて髪の毛や洋服を作って着せると、可愛い竹の子のお人形が出来上がったのです。そこにいた年中児達は楽しくなって、「たけこちゃん」と名付けて、竹の皮でスカートをはかせ、手にはうちわとアイスクリームを持たせました。そして、こんな手紙も添えました。『この子はたけこちゃんです。たけこちゃんのお友達を作ってね。作り方を教えてあげるよ。』たけこちゃんの前を通る子ども達は足を止めて、その手紙を読んでいました。明日から年長児達がどんなたけこちゃんの友達を作るのか楽しみにしたいと思います。
年長と年少は、屋外遊ぎ場に散歩に出掛けました。新入児にとっては初めての散歩でしたが、年長児がしっかりと手をつないで、「ここは穴があるけん、あぶないよ。」と言ったり、下り坂では「こけんように気を付けてね。」と歩幅を合わせたりして、年少児を気遣う姿が見られ、新入児達もしっかりと歩くことができました。屋外遊ぎ場では、サッカーや大型遊具で伸び伸びと遊んでいましたが、途中で園長が来てくれて、子ども達が大好きな築山でも遊べるようにと危なくないように柵をしてくれたり、遊ぶ時の約束事を話してくれたりしました。久しぶりに築山で遊ぶことができ、転がったり滑り降りたりして子ども達のたくさんの嬉しそうな笑顔が見られました。
明日からコロナ感染症予防の為に自由登園が始まり、上の園舎と屋外遊ぎ場の新園舎に分かれての分散した保育になります。2つの園舎で生活の仕方を工夫し、楽しんでいきたいと思います。
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