2021年3月28日 日曜日
テラス前にある年中さんが植えたチューリップの花が満開で園庭は1足早い春が訪れています。ひよこ組の子どもたちは「チューリップ!」「赤色!」と嬉しそうに指をさして言っています。チューリップの歌を覚えたAちゃんは両手でチューリップを作り、「さいたぁ~♪」と歌い始めました。するとBちゃん、Cちゃんも一緒に歌い始め、その姿を見て、歌もどんどん上手になっていること、言葉がはきはきしてきたことなどから、友だちと会話しながら同じことをして楽しむ姿を見て、成長を感じました。
また園庭の桜の木も少しずつ花をうけ、3,4分咲きというところでしょうか。来週あたりは満開のお花見日和になるのではと楽しみです。「ピンクのお花はさくらだよ」と抱っこして見せると「さくらー!」「ピンクのお花!」と近くで嬉しそうにじっと見つめていました。抱っこして真近に花を見た子どもたちは触ってみたくなったようで、「届くかなー?」「えぃっ‼」とピョンピョンジャンプをし始めました。「ジャンプ!」と自分で言いながら跳ぶ姿が、またとてつもなく可愛いのです!
「さくら」を覚えると、地面に落ちている桜の花びらをひとひら手に取り「先生!あったよ!」と持ってきて見せます。「どこにあったの?」と尋ねると「こっちこっち!」とCくんは得意気に見つけた所へ案内してくれました。その付近には、ちらほら落ちており、「またあった♪」と小さな花びらを嬉しそうに拾っては持ってきてくれました。Dちゃんはガクがついた綺麗な花の形のまま落ちている桜を見つけると、すぐに拾わず、じーっと座って見つめていました。「桜おちとるねぇ」と話すと「さくら、かわいそうねぇ」という言葉が返ってきて、この子はどんな思いで見つめているのかと、その胸にせまるものを感じました。それに気づいた他の子たちも、しばらく触らず桜の花びらを囲んで座り、真剣な眼差しで見ていました。桜の花を見ている姿は、小さい子なりに感じたり、思ったり気づいたりすることがあり、イメージをふくらませているのかなと思いました。
散歩など、季節によって変わる自然に触れ合う時間をつくることは大事だと改めて実感しました。
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