2021年3月10日 水曜日
今日はみんなが楽しみにしていた園内さよなら会がありました。今年はコロナ対策も考えて園庭でみんなでお弁当を食べながら年長さんを送る会にしようと年中の教師を中心に計画し、その名も「さよなら青空ピクニック」を開催しました。在園児は数日前から「年長さんには内緒ね♪」と年長さんが園外保育に出掛けている時間や卒園式の練習をしている時間にこっそりとプレゼント作りをすすめていました。年中さんはプレゼントの王冠の裏に手紙をつけることになり、友達同士が文字を教え合いながら心を込めて書いていました。年少・プレ年少さんは、かわいいペンダントを作りました。
年長さんが卒園式の練習をしている間にぱんだ組の子ども達が太鼓橋のアーチを使って輪飾りやお花の折り紙等を飾って会場のセッティングをしていました。「どうやって飾ったら通る時に嬉しいかな?」「ここの方がよく見えるかな?」と友達同士で考えながら作業していました。心を込めて準備をする子ども達の姿を見て、こういった経験をした子ども達が年長さんになると、きっと心を込めて誰かのために行動できるんだろうなと頼もしく思えました。
卒園式の準備を終えた年長さんの所に年中さんの代表の子ども達が「最後のお弁当一緒に食べませんか?」と誘いに行くと、年長さん達は大喜びで、急いでお弁当を取りに行きました。素早く準備を終えた年長さんが2階から階段を降りてくると「ちょっと待ってください!!」と年中さん。園長先生に「かっこ良く歩いていくんだよ!」と言われた年長さん達は音楽に合わせてかっこ良く花道を通ってアーチをくぐり抜けて行き、その表情はどの子もニコニコ笑顔でとても嬉しそうでした。在園児達が心を込めて作ったプレゼントを順番に年長さんに渡していくと、「ありがとう!」と、とても嬉しそうに感謝の気持ちを伝えていました。
青空の下で食べるお弁当は気持ちが良くて、楽しくて、思い出クイズやインタビューも好評で、とても良い一日になりました。年長さんにとっての園生活最後のお弁当ということで、中にはお家の方からの手紙が入っている子がいて、手紙を読んで嬉しそうに周りの友達や教師に話す姿がみられました。お弁当の後に、お家の方へ手紙の返事を書く子どもの中には「お母さんいつも頑張ってくれているから私も小学校に行っても頑張るね!」とか「お母さんいつもありがとう。お弁当とても、とても、とてもおいしかったよ♪」等、思い思いに書いていました。やっぱりお家の方が作ってくれるお弁当は子どもにとって特別な心を揺さぶるものだなと改めて感じました。その気持ちをいつまでも大切にして欲しいなと思います。卒園式まであと少し、心を込めて年長さんを送ってあげたいと思います。
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