2021年3月15日 月曜日
今日は朝からとても暖かく、子ども達が植えて育てたチューリップの花も満開で、園庭が華やかになっています。
土曜日にお別れ会があった年長さんから「コロナもあるのにお別れ会してくれてありがとう」と嬉しい言葉があり教師達みんな嬉しい気持ちになりました。そんな年長さんは登園すると「たくさん遊ぶぞ!」
年長さんのお部屋に行ってみると、今年もヒヤシンスがきれいに咲いて一歩足を踏み入れた瞬間いい香りが漂い、春の訪れを告げまるで年長さんの卒園を一足先にお祝いしているようでした。
たんぽぽ組の子ども達に明日は年長さんの卒園式があることを伝えると「きれいにする!」と一緒に掃除をしてくれました。窓ガラスを拭いたり、階段をはいてくれたりとたんぽぽさんなりにお手伝いをしてくれました。また、アルバムやお着替えなど持ち帰りの用意も子どもたちでしていきました。自分たちで出来ることも増え、年少さんになることを楽しみにしているたんぽぽさんです。
明日はいよいよ卒園式です。明日のお天気が心配ですが、きっと年長さんのために雨は降らないでいてくれることでしょう。
2021年3月14日 日曜日
おゆうぎ会が終わり、休み明けの今週、ひよこ組の各保育室では自分のクラスだけではなく、他のクラスの踊りや歌も楽しむ姿が見られました。「たのしかったー」「なかなかったよ」と言う幼児たちの表情は自信に満ち溢れているようでした。
この日の朝、積み木で遊んでいたSくんとKちゃんが「おおかみさんのおうち」「子ブタさんのおうち」と作り始めました。
その時おゆうぎ会での子どもたちの姿を思い出し、『3匹の子ブタ』をまたやってみたい!と思いました。次はこんなふうにやってみようかな、と頭の中でクルクルと思い描き、どんなふうに始めてみようかなと考えながら、保育室にあったダンボールで作られた背景を広げてみました。するとそれに気付いた幼児たちがその後ろに隠れ始め、誰からともなく「おおかみがくるぞー」と言い始めました。『お、早速のってきた~』と思う中3匹の子ブタが始まりました。
舞台もセットもお面などもありませんが、ソファーの後ろを家に見立てたり、スポンジ積み木で家を作ったり、保育室全体を使って自分たちだけの世界を作っていきます。「○○はおおかみ。」「△△は子ブタがいい。」と役になりきり逃げたり追いかけたりしているのですが、やっているうちにおおかみだった子が「たすけて~」と子ブタになって隠れたり、子ブタのはずが「やられた~」と倒れたり、そこはやっぱり2歳児です。どっちがどっちか分からなくなるのですがそのまま問題なく進むのが幼児たちの劇ごっこなのです。おもしろいやら可愛らしいやら、保育士たちもそれなりに楽しんでいます。
何回か繰り返しているいると、Yちゃんが「バスごっこがしたい。」と」言い出しました。『バス?』と思ったのですが、あっ!っと思い出したのはお楽しみ会で保育教諭たちが演じた『おべんとうバス』のお話です。「おべんとうバス?」と聞くと、「うん。Yはおにぎりさん。」と言います。そこで今度はみんなでスポンジ積み木を使ってバスを作りました。「バスには誰が乗るかな?」と聞くと「たまごやきさん!」「みかんちゃん!」と幼児たちは口々に言います。そこで何の役をやりたいか聞くと、「□□がやりたい!」意思表示していました。Hくんが運転手役になり、順番に呼んでいきます。保育教諭から動きのアドバイスを受けつつ、ただ走って乗る子もいれば、自分なりに表現する子もいます。バスは満員!ピクニック先の公園に着くとみんなでお弁当を食べました。「楽しかったねー。」と保育教諭も子供たちと笑い合いました。
おゆうぎ会やこの2つの遊びを通して、子供たちの持つ力、たくましさを感じ、また子供たちがお話の流れを理解し保育教諭の言葉かけに素早く反応する姿に感心しました。もっと、子供たちの持つ力を信じないといけないなと反省しつつ、もっともっと子供たちと楽しいことがしたいなと思った時間になりました。
2021年3月13日 土曜日
今日は年長児クラス別お別れ会がありました。この日を楽しみにしていた子ども達は椅子を運んだり、部屋を飾ったり、着々と準備を進めてきました。いよいよ当日の今日、お母さんと登園してきた年長児の表情は嬉しさと期待に満ち溢れていました。
今年はコロナウイルス流行の影響で参観日ができない中、今年最初で最後の参観日となりました。今年唯一の参観日でしかも、幼稚園生活最後の参観日は三葉幼稚園の保育最終目標のインクルーシブ(子ども達で話し合って作る)保育を見て頂こうと、グループで話し合ってまとめたものを大きな紙に絵にして発表する様子を見て頂くことにしました。テーマは「年長で楽しかったこと」です。子ども達に問いかけると、次々と意見が出てきました。
子どもだけの夏祭り、子どもだけの運動会、秋祭り、運動会、遠足、さつまいも掘り、A君は「古森先生から教えてもらったこと。…ゴーヤのこととか。」と答えていました。くま組は、沢山の意見からお母さんたちの多数決で6つに絞りました。ちなみに 1位はお泊り保育 2位運動会 3位稲刈り・田植え 4位アイススケート 5位みかん屋さん・ポテト屋さん 6位子どもだけの夏祭り(同点決勝による)になりました。そして、6グループに分かれると、子ども達の世界です。グループごとで話し合いながら描き始めると、次々とその時の情景が描かれていきます。そして、1人ではなくグループで描くことで絵の中の物語がどんどん広がっていきます。稲刈りと田植えを描いたグループでは、田植えと稲刈りの絵から季節の話に広がり、紙半分は夏、紙半分は秋の絵になりました。また、お泊り保育のグループでは、カレー作りの絵が大きく描かれ、その周りには三葉温泉やみんなが寝ている様子、先生たちの劇『桃太郎』まで描かれていました。
描けた絵を見せながら発表するときも、それぞれの楽しかったことや印象に残っていること、絵の説明などかわるがわる発表しました。その度に保護者の皆さんからいっぱいいっぱいの拍手を頂き、場が盛り上がっていきました。
参観が終わるとお別れ会です。担任の挨拶や保護者の1人一言が終わること、古森先生が「今、お姉さんたちが何かお話があるそうです。」と声を掛けてくれました。しかし、子ども達は…。「何のこと?」と首をかしげていると「いらっしゃいませ~。三葉和菓子店で~す。」と入ってきたのはエプロン姿の『若い』先生達でした。手に持つぼたもちに気づいた子ども達は表情が一気に明るくなり大喜びです!!しかし、話が進むと「このぼたもちはみんなが育てたもち米が使われています。そして、高級ぼたもちは…200円!」と言われると「エー!」とずっこける子ども達。「…ですが、今日は無料にしてあげます。」と言ってもらった瞬間「やったー」と大喜びでした。
ちなみに昨日の結果ではぼたもちを食べるという所までで、三葉和菓子店のお姉さんの登場のことは年長担任も知らず、ビックリでした。私たち緊張気味の年長教師と年長の子たちを楽しませようとしてくれた他の先生たちに感謝感激で、胸がいっぱいになりました。このように教師たちがお互いの場面で助け合い支え合える三葉ですが、改めて年長教師たちが幸せをいっぱい感じさせられた一日でした。
三日後の卒園式には、子ども達を送り出す喜びと同時に寂しさを感じつつもこれから更に上の社会で幼稚園で培った力を存分に発揮してほしいと我が子のように成長を祈っていきたいと思います。
2021年3月12日 金曜日
今朝は、9時頃から小雨がパラパラし始めた為、テラスでの遊びも、戸外遊びも片付けとなり、各部屋の中で過ごすことになりました。
同じ中央棟のフロアーでは、年少児がアルバム整理をしたり、劇遊びの準備をしたりして過ごしていました。
たんぽぽ組では、丸の中に絵を描いたり、先日作った花を花束にしたりしていました。プレに入ったばかりの頃は、形にはまだなっていなくて、線をいっぱい描いてあったり、色々な色でグルグルと描いてあったりしていましたが、今ではしっかり目、鼻、口、髪、耳も描いて、誰が見ても顔だと分かる絵が描けるようになりました。また折り紙も最初は「どう?」「出来ない」と言っていたのが、今では「チューリップ?」「はい 出来た」と折って見せてくれるようになりました。花につける剣も「先生 剣作って」と言っていた子ども達が、自分なりに広告の紙を横にして細長く巻いていったり、上手な子は指を使って斜めに巻いていったりして、「出来たよ 見て」と見せてくれるようになりました。その剣の先にチューリップをつけた花を包装紙で巻きました。2月2日の節分の日、海苔にご飯をひろげて、さくらでんぶんと7種類の具をのせたものを自分達で巻いたプレさん、一人で上手に花を巻いて、セロハンテープで止めて、できると嬉しそうに友達と見せ合っていました。誰一人「出来ない」と言う子もいなかった事に驚くと共に、子ども達の成長がとても嬉しく感じました。セロハンテープを切るところも、以前なら「いる」と言って、セロハンテープの台の向きをかえたり、「先生 くれん」と言ったりする姿が見られたのですが、今では友達が終わるまで待ったり、「いいよ」と向きをかえてあげたりする姿が見られるようになり、心も成長している事を感じました。
帰る前には、後3日しかこの部屋に来ない事、その後は新しいプレのお友達が来る事等を話すと、「年少さんになるんよね」と言い、「きれいにしないといかんね」と言う姿が見られました。そしてみんなで部屋をきれいに掃除し始めると、Aちゃんは「上がとどか〜ん」と言って、S先生に肩車をしてもらって拭いていました。「机も拭いていい?」「椅子は?」と次々気付く子ども達に「みんなですると速いね〜」と声をかけました。もうすぐ みんなは 年少さ〜ん 年少さんになって、友達と力を合わせてする楽しさを味わってほしいと思い出した。
2021年3月11日 木曜日
朝は少し冷っとしますが、日中はポカポカ暖かく元気いっぱいの子どもの中には汗ばんでいる子も見られます。もう春がそこまで来ています。
今日は3月11日東北大震災があった日です。子ども達はまだ産まれていませんでしたが、今日という日を忘れないようにと古森先生が門に半旗とその説明を書いて貼ってくれました。
“きょうは「とうほくだいしんさい」のあった日です。たくさんの人がなくなりました。みんなのいのちをたいせつにまもりましょう”と‥。今でも、あの日あの地震、津波、忘れることができません。歩きのお母さん達も足をとめて、子どもに話をしたり、一緒に文を読んでくださったりしていました。
子ども達にも3.11について話もしましたが、地震はいつ起きるか分かりません。そして今は、コロナウイルスの変異型まででてきて、子どもにも強い感染力だそうです。自分の命を大切に、周りの人との協力を大切にしながら、これからも生きていかないといけません。生活の中で、生きる力を養えるよう、今後本園の教育の基本を守りつつ保育していきたいと改めて思いました。
年中のEちゃんが、「先生チューリップの背が伸びてる♩」と背比べをしていました。咲き始めた頃は、小さな小さな親指姫ぐらいでしたが、日に日に茎が伸びてきました。球根を植えてから、毎日水やりや雑草抜きをして大切に育ててきました。赤くて綺麗なチューリップがどんどん咲いて、この元気いっぱいのチューリップを見ると気持ちも園内も明るくなります。
そしてそして‥昨日は゛おわかれ青空ぴくにっく゛でした。何人かの年長さんが「昨日はプレゼントありがとう」「とっても嬉しかったよ!」と声をかけてくれました。ぞう組のAちゃんは「昨日のプレゼント嬉しかったから、机の上に飾っているんだよ♩」と話してくれました。それを聞いたくま組のYちゃんは「Yはね、夜もつけてたんだけど朝起きてハミガキする時に付けて、そのまま朝ご飯も食べたんだよ♩壊れたら嫌だから、幼稚園に行く前には外して帽子をかぶってきたんだ!!」と嬉しそうに教えてくれました。昨日、年中、年少たんぽぽさんからもらったプレゼントがとっても嬉しかったんだな!大切にしてくれているんだな!と思い、教師も子ども達も嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
大切にしてくれている年長さんありがとう♩
今日は、年長児にとって最後の手作り給食日でした。メニューは、子ども達の大好きなピラフにほねつきどり、切り干し大根にマカロニサラダ、バナナにオレンジジュースも付いていました。みんなで食べるの楽しいね♩美味しいね♩と大喜びの子ども達でした。
年長さんこれからも好き嫌いしないで、すくすく大きく立派な小学生になってくださいね♩同窓会、小学校卒業おめでとう会で会えるといいね。
2021年3月10日 水曜日
今日はみんなが楽しみにしていた園内さよなら会がありました。今年はコロナ対策も考えて園庭でみんなでお弁当を食べながら年長さんを送る会にしようと年中の教師を中心に計画し、その名も「さよなら青空ピクニック」を開催しました。在園児は数日前から「年長さんには内緒ね♪」と年長さんが園外保育に出掛けている時間や卒園式の練習をしている時間にこっそりとプレゼント作りをすすめていました。年中さんはプレゼントの王冠の裏に手紙をつけることになり、友達同士が文字を教え合いながら心を込めて書いていました。年少・プレ年少さんは、かわいいペンダントを作りました。
年長さんが卒園式の練習をしている間にぱんだ組の子ども達が太鼓橋のアーチを使って輪飾りやお花の折り紙等を飾って会場のセッティングをしていました。「どうやって飾ったら通る時に嬉しいかな?」「ここの方がよく見えるかな?」と友達同士で考えながら作業していました。心を込めて準備をする子ども達の姿を見て、こういった経験をした子ども達が年長さんになると、きっと心を込めて誰かのために行動できるんだろうなと頼もしく思えました。
卒園式の準備を終えた年長さんの所に年中さんの代表の子ども達が「最後のお弁当一緒に食べませんか?」と誘いに行くと、年長さん達は大喜びで、急いでお弁当を取りに行きました。素早く準備を終えた年長さんが2階から階段を降りてくると「ちょっと待ってください!!」と年中さん。園長先生に「かっこ良く歩いていくんだよ!」と言われた年長さん達は音楽に合わせてかっこ良く花道を通ってアーチをくぐり抜けて行き、その表情はどの子もニコニコ笑顔でとても嬉しそうでした。在園児達が心を込めて作ったプレゼントを順番に年長さんに渡していくと、「ありがとう!」と、とても嬉しそうに感謝の気持ちを伝えていました。
青空の下で食べるお弁当は気持ちが良くて、楽しくて、思い出クイズやインタビューも好評で、とても良い一日になりました。年長さんにとっての園生活最後のお弁当ということで、中にはお家の方からの手紙が入っている子がいて、手紙を読んで嬉しそうに周りの友達や教師に話す姿がみられました。お弁当の後に、お家の方へ手紙の返事を書く子どもの中には「お母さんいつも頑張ってくれているから私も小学校に行っても頑張るね!」とか「お母さんいつもありがとう。お弁当とても、とても、とてもおいしかったよ♪」等、思い思いに書いていました。やっぱりお家の方が作ってくれるお弁当は子どもにとって特別な心を揺さぶるものだなと改めて感じました。その気持ちをいつまでも大切にして欲しいなと思います。卒園式まであと少し、心を込めて年長さんを送ってあげたいと思います。
2021年3月9日 火曜日
発表会が終わり、年長さん達が卒園の準備にかかっているなか、園庭では年中、年少児達が元気いっぱい遊んでいました。長縄コーナーでは、ひつじ組のKくんが「先生、できるようになったんだよ!」と私を呼び止め、教えてくれました。以前までは回ってきた縄を飛び越えるのに一生懸命だったKくんが私の知らない間に、縄のリズムを覚えリズム良く跳んでいました。さらに、「今日は50は行きたい!」と自分で目標を決めて、達成できるように何度も挑戦する姿もありました。見事目標の50回を達成できると満足そうな表情で「やった!出来た!」と言って周りの友達に報告していました。「明日は100いきたいな!」とさらに大きな目標を立てて挑戦しようとする姿が見られ、教師の気づかないところで子どもたちは自分で様々なことにチャレンジし、様々な経験をして心も身体もすくすく成長しているんだなと実感する瞬間でした。
うさぎ、ひつじ組では、「おおかみと7匹の子ヤギ」を題材にした劇遊びをしました。生活発表会で、役になりきって自由に表現することを楽しんでいた子どもたちはあっという間に自分のやりたい役を決めて、なりきっていました。最初に読んだ絵本の内容をしっかり聞いて、理解していたEちゃんはお母さんヤギになりきり「おおかみさんが来てもドアを開けちゃいけないよ」と子ヤギ役の子たちに伝えていました。おおかみ役の子は表情までおおかみになりきり、お母さんヤギが出かけるのを待っていました。お母さんヤギが出かけるといよいよおおかみさんの出番です!ドンドンと足音を立てて子ヤギの所へ向かいます。1回目では声が違うと断られたおおかみ役の子たちは、二回目のノックでいつもより高い声を意識して「あけておくれ〜」と言っておおかみにもお母さんにもなりきっていてとても可愛らしく思いました。お母さんヤギ役のNちゃんはおおかみが、子ども達を食べたと知ると、両方のほっぺたを膨らませながら「もう!だめでしょ!」と、本当に怒るようにおおかみ達に言っていて、一人一人が役になりきり自由に表現することを楽しんでいました。残り少ないひつじ組ですが、最後まで思う存分遊び、楽しんでいきたいと思います。
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