2021年3月31日 水曜日
今日は平成26年度に三葉幼稚園を卒園した6年生を招いての「卒業おめでとう会」がありました。今年は卒業式あたりからコロナの感染が再び広がり始め、教師達は中止でも仕方ないかと半ば諦めかけていました。しかし、卒園生の保護者から「是非とも開催してほしい」という強い要望があり、園長もどうすれば安全に卒業おめでとう会をすることができるかをアドバイスしてくれ、本日の開催に至ることができました。しかし、前日にコロナの感染が幼稚園の近隣の店舗で出たことで、急遽今朝になって中止の連絡をしようとしましたが、今年度コロナ禍でもどうすれば楽しめるかを考えて保育してきた園長をはじめ教師が集まり、楽しみにしている卒園生や保護者のことを思い考え、万全の対策をして開催しようと決めました。
集合時間より少し前、卒園生達が集まり始めました。「うわー!懐かしい!」「遊具が新しくなってる!」と久しぶりの幼稚園を楽しみながら、遊具に乗ったり包丁で野菜を切ってままごとをしたりして懐かしんでいました。今日は2時間程度の内容を顔合わせと写真撮影のみに変更し、大幅に時間を短縮するようにしたにもかかわらず、77名もの卒園生達が幼稚園に帰って来てくれました。
集合写真は撮影時のみマスクを外して、「にっこにっこにー」と幼稚園時代の無邪気な笑顔に戻って記念撮影をすることができました。そして、クラスに分かれて自己紹介をし、久しぶりに顔を合わせた同級生達と楽しいひと時を過ごしました。
あまりに嬉しそうな卒園生達の様子を見た園長から「しっかりと間隔を空けて密にならないようにして大きな声援をしなければ、玉入れくらいのゲームはできるんじゃない?」と提案してもらって、クラス対抗の玉入れをすることになりました。ぞう組の参加は9名でしたが、「どうしてもぞう組で戦いたい!」と先生達を入れて、制限時間30秒の玉入れが始まりました。結果はぞう組が62個で1位になり、園長が口寂しくないようにと用意してくれていた飴の掴み取りの景品もいただきました。本来ならば会話をしながら食べるおやつは残念ながら持ち帰ることになりましたが、例年より1時間短縮された内容にもかかわらず、とても楽しんでくれた様子で嬉しく思いました。
コロナの収束はまだまだ先が見えませんが、コロナに負けず、たくましく成長してくれることを願います。そして、またいつか、みんなのふるさと「三葉幼稚園」に集まれる機会を作りたいと思います。今日は集まってくれて、ありがとう!
2021年3月28日 日曜日
テラス前にある年中さんが植えたチューリップの花が満開で園庭は1足早い春が訪れています。ひよこ組の子どもたちは「チューリップ!」「赤色!」と嬉しそうに指をさして言っています。チューリップの歌を覚えたAちゃんは両手でチューリップを作り、「さいたぁ~♪」と歌い始めました。するとBちゃん、Cちゃんも一緒に歌い始め、その姿を見て、歌もどんどん上手になっていること、言葉がはきはきしてきたことなどから、友だちと会話しながら同じことをして楽しむ姿を見て、成長を感じました。
また園庭の桜の木も少しずつ花をうけ、3,4分咲きというところでしょうか。来週あたりは満開のお花見日和になるのではと楽しみです。「ピンクのお花はさくらだよ」と抱っこして見せると「さくらー!」「ピンクのお花!」と近くで嬉しそうにじっと見つめていました。抱っこして真近に花を見た子どもたちは触ってみたくなったようで、「届くかなー?」「えぃっ‼」とピョンピョンジャンプをし始めました。「ジャンプ!」と自分で言いながら跳ぶ姿が、またとてつもなく可愛いのです!
「さくら」を覚えると、地面に落ちている桜の花びらをひとひら手に取り「先生!あったよ!」と持ってきて見せます。「どこにあったの?」と尋ねると「こっちこっち!」とCくんは得意気に見つけた所へ案内してくれました。その付近には、ちらほら落ちており、「またあった♪」と小さな花びらを嬉しそうに拾っては持ってきてくれました。Dちゃんはガクがついた綺麗な花の形のまま落ちている桜を見つけると、すぐに拾わず、じーっと座って見つめていました。「桜おちとるねぇ」と話すと「さくら、かわいそうねぇ」という言葉が返ってきて、この子はどんな思いで見つめているのかと、その胸にせまるものを感じました。それに気づいた他の子たちも、しばらく触らず桜の花びらを囲んで座り、真剣な眼差しで見ていました。桜の花を見ている姿は、小さい子なりに感じたり、思ったり気づいたりすることがあり、イメージをふくらませているのかなと思いました。
散歩など、季節によって変わる自然に触れ合う時間をつくることは大事だと改めて実感しました。
2021年3月21日 日曜日
暖かい日差しの中、きれいなチューリップや菜の花が咲いているのを見ると、もうすっかり春がやってきていると感じる日々です。
ポカポカ陽気に誘われて、外遊び大好きなひよこ組の子どもたちは、保育教諭の動きを察知して、帽子と靴を自分で準備して集まり始めました。あっという間に準備完了。集まって座りお話を聞きます。歩いてテラスまで行くときも足早になり、ウキウキ楽しみな様子が伝わってきます。
砂場へ行くと、子どもの背丈ほどの砂の山ができていました。自分でスコップを持ってきたIくん「おっきな おやまに なっとるね~」と興奮した様子で教えてくれました。「おっきね~~」と相づちを打つSくん。2人でスコップで山を崩しながら、会話も楽しみながら遊ぶことも増えてきました。
Yくんは小皿に砂を入れて松葉を2本立てて、倒れないようにそっとそっとハウスの中に運んでいきました。ハウスの中に座り、手拍子して体を揺らしています。まるでお誕生日のお祝いでもしているように楽しそうにしていて、とても可愛らしかったです。以前だと砂場に座って、スコップですくって器に入れることを楽しんでいた子どもたちですが、自分で作ったものを別の場所に運んだり、友達と共有して同じ空間で遊んだり、ごっこ遊びへの発展が見られるようになってきました。
また別の日、ハウスに次々と入ったり出たりを繰り返していた子どもたちに、途中でハウスの外から「トントン」とノックしてみました。すると子どもたちの動きが止まり「きゃ~~~~~!!」と大騒ぎになったのです。とっさに保育教諭が声色を変え「ハウスの中にいるのは誰かな~~?」と声をかけると、ハウスの中から出てきて保育教諭に向かって強く「ふ~~~~~」と息を吹きかけて、保育教諭を吹き飛ばそうと必死です。3びきのこぶたの絵本だとオオカミがふーーーっとするのですが、先日のおゆうぎ会でれもん組とみかん組さんがした、古森先生のアドリブたくさんの「オリジナル3びきのこぶた」を、もも組の子どもたちしっかり見ていて覚えていたのです。1歳児でも楽しいことは良く覚えているのだなと感心しました。
入園したばかりの頃は、座って集まることや、一緒に何かをする事が難しかったもも組でしたが、今は座ることも待つことも、とっても上手になりました。「自分でズボンをはきたい」「自分でスプーンで食べたい」「自分で片付けたい」など、日常のことが少しの手助けでできるようになり、「自分で出来た」を実感し、誉めてもらって嬉しい喜びへとつながっています。この一年を通して、大きく成長したもも組です。もも組で過ごす日々は少しとなりましたが、楽しい嬉しいが増えるよう、笑顔で保育したいと思います。
2021年3月19日 金曜日
昨日、数輪咲き始めた三葉幼稚園の桜ですが、今日はさらにたくさんの桜の蕾が開いていました。自由登園で来ていた年長さんから桜が咲いていることを聞いていた年中組の女の子達が「1、2、3、4・・・。」と何輪咲いているか数えていくと、「先生!36個咲いとった!咲きそうなやつがまだまだいっぱいあったよ!」と嬉しそうに教えてくれました。卒園式の時にはまだ蕾だったチューリップも花を咲かせ、子ども達の笑顔とお花がいっぱいの幼稚園の園庭です。
今日は令和2年度最後の登園日でした。子ども達は新しいクラスが分かること、今日で今のクラスが最後になることの両方の思いをもって登園してきた様子でした。昨日の職員会で終園式の時間はなるべく短くして、新しいクラスの発表や準備に時間を使えるようにしようと話し合いました。終園式では「お兄さん、お姉さんになるのが楽しみだね。」と園長から声を掛けてもらって、子ども達は新しいクラスの発表に心をワクワクさせていました。そして、「もうすぐみんなは、年少さん。。。年中さん。。。年長さん♪」と思い出のアルバムの歌詞を替えて歌って、ワクワクとドキドキを胸にお部屋に帰りました。部屋に帰ると新しい帽子を先生から配ってもらって被ると、みんなにこにこ笑顔でちょっぴりお兄さん、お姉さんの顔になっていました。
帰りのバスでの出来事です。ぱんだ組のSくんは、「お母さんに新しい帽子を見せて、びっくりさせたいんよ!」と言って、バス停に着くとそっと帽子を体の後ろに隠してバスを降りていきました。そして、「じゃーん!」と嬉しそうに新しいクラスの帽子を見せると、お母さんはとても驚いた様子で、「よかったね!年長さんになるのが楽しみだね!」と一緒に喜んでくれていました。
令和2年度を振り返ると、「こんな時だからこそ、できることは何か」を考え、知恵と工夫を凝らして子ども達が主体の保育や行事をやり遂げてきました。保護者の方々には、そうした保育、行事にご理解とご協力をいただき、又たくさんの温かい声も掛けてくださって、本当にありがとうございました。令和3年度も教職員一同、一丸となって子ども達のために頑張りたいと思います。春休み明けに新しく入園してくる子ども達やお兄さん、お姉さんになった進級児達に会えるのを楽しみにしています。
2021年3月18日 木曜日
三葉幼稚園の桜の木の根元に花が一輪咲いていました。そして、午後になるとチラホラと花が開き、蕾もピンク色に染まってふくらみ始めました。
今日は一昨日卒園式を終えた年長児の自由登園2日目です。子どもたちが元気よく遊んでいるなか、りす組のRちゃんが小さな春を見つけました。「ねぇねぇ、桜が咲いてる!」と教えてくれたのですが、上を見ても蕾はあっても花は見つかりません。「どこだろう?」とRちゃんの指差す方を見てみると…
桜の木の根元に一輪の桜が咲いていました。上の方の気温より、土に近い気温の方が今年は暖かかったため、根元に近い一輪が咲いたことを園長に教わると、同じクラスの友達や年長児に嬉しそうに春を知らせていました。大人には気付けない、いろいろな世界が見えている子どもたちの目に「すごいな!」と驚かされる発見でした。
年長児は最後の締めとして、“ありがとう”の気持ちを込めて部屋の大掃除をしました。思い出の壁面を外しながら「懐かしいね!」と嬉しそうに話したり、何枚もある画板をバケツリレーのように協力して片付けたりと、卒園して2日ですが「少しお兄さん・お姉さんになったのかな?」と感じるくらい自分たちの頭で考え、せっせと掃除していました。毎日、靴箱をきれいにしていたEくんは、「次の年長さんもね、三葉幼稚園をずっとピカピカにしとってってお願いしとかないかん!」年中さんに託すことを力強く話していました。
自由登園の最後には、みんなが田植えから関わったぼた餅をいただきました。本当は200円のぼた餅も、ニコニコ笑顔のみんなに免じて、特別大サービスの0円にしてもらいました。朝見つけた一輪の花の前には、かわいい女の子3人が…。ままごとで作った料理を並べ、お花見を楽しんでいました。もちろん、そこにはぼた餅も並んでいて春を感じながら嬉しそうに食べていました。最後まで、三葉っ子の感性と想像性とパワーに驚かされるばかりでした。そして、その一瞬一瞬が楽しくて仕方がありませんでした。小学校でも三葉っ子の誇りを忘れず毎日を楽しんでください。ずっと応援しています!!
ひつじ組では「3匹のこぶた」の劇遊びをしました。最初は子どもたちとストーリーを振り返るために教師が身振り手振りで素話をしていきました。おおかみが登場するシーンでは教師がおおかみになりきり声を変えたり、動いたりすると子どもたちも自然と子ぶた役になっておおかみから逃げ回り、劇が始まりました。ただ、ひたすら逃げる子やおおかみと戦おうとする子など、それぞれ自由に楽しんでいました。ストーリーの振り返りが終わると、次は自分たちで役を決めて、お面作りをしました。お面づくりが終わると、いよいよ役になりきって劇遊びのスタートです!!大ぶた、中ぶた、小ぶたそれぞれに分かれて家づくりを始めました。
大ぶた、中ぶたの子たちは、自分たちが入れるように四角に大型積み木を組み合わせて作り、子豚の子どもたちは、本当のレンガのように縦に積み上げていました。家が完成すると、おおかみがやってきました。最初は、藁の家を吹き飛ばしました。次は、木の家に行こうとしたが、K君が「レンガの家に先に行こうよ」と新たなストーリーになり、「ひつじ組の新3匹のこぶた」に内容が変わり、劇遊びが進んでいきました。吹き飛ばされて壊れた積み木を持ってきてレンガの家に足して、更に強い家を作り、子どもたちもそれぞれのイメージを膨らませながら劇遊びを楽しんでいました。話の最後には、おおかみVS子ぶたで、相撲をして決着をつけたりと本当の物語にはない内容を取り入れながら自由に気持ちを表現していました。保育参観に劇遊びをすることで、子どもたちも十分に楽しんでいる様子を見て頂くことができました。私にとっても楽しい時間となりました。
すみれ組は今年最初で最後の保育参観とクラス別お別れ会がありました。年少組では月刊絵本の付録を裏返して,クレヨンで絵を描いて冠作りをしました。絵を描くことが大好きな子ども達は、色々な色を使って楽しんで作っていました。「世界でたったひとつのかんむり」を作った子ども達は、それを被って嬉しそうでした。その後動物になりきって表現遊びをしました。発表会のオペレッタでたくさんの動物になりきって演じたことで元気よくうさぎやひつじになりきって表現を楽しんでいました。コロナ禍の中で1年間過ごしてきた子ども達が自由に自分達で考えて動く姿や友達と関わる姿を見てもらう事が出来ました。帰りには先に作っていた自分の冠を被って小さな王子様とお姫様になって得意そうに帰って行きました。明日はいよいよ終園式です。年少組最後の日,来年度の新クラスの名札と帽子を持ち帰ります。大きい組さんになる事を実感することと思います。期待感を持って春休みを過ごさせて下さい。
2021年3月17日 水曜日
ぱんだ組の保育参観では『おむすびころりん』の劇遊びをしました。まず、先週子どもたちと考えていたストーリーを思い出していきました。それぞれの記憶を繋いで繋いで話の流れを確かめ合うと、すぐにお面作りに取りかかりました。ねずみのお面にはヒゲが付いていたり、前歯も描いていたり、自分のイメージする可愛いお面ができていました。Hちゃんはおばあさんはどの様に描いたらいいか悩んで、ヒゲの付いたおばあさんになっていました。お面が出来ると、大型ブロックや椅子を使って自分たちの家はせっせと造っていました。役の紹介では、保護者の前で恥ずかしそうな姿が見られました。子どもたちは照れもあり、やり取りはぎこちなく、”劇”とまではいきませんが、何とか話を進めていきました。
一方うさぎ組では『赤ずきんちゃん』の劇遊びをしました。まず、赤ずきんちゃんの話は、絵本の読み聞かせから始まり自分のしたい役を決めました。早速お面作りでは、Eちゃんが赤のクレヨンで頭巾だけを描いてお面にしました。顔は自分自身が赤ずきんちゃんなので、描かないでEちゃんずきんになっていました。劇ごっこに入ると、会話のやり取りは返事が返ってこなくて教師に促される場面もありましたが、教師と一緒に楽しみながら進めていきました。
発表会を終えて、オペレッタではなく劇でもなく劇ごっこを楽しむつもりが、教師も流れを気にしすぎたこともありちょっぴり堅くなってしまいました。明日のクラスはどんな劇遊びができるのか楽しみです。
年少さん、プレ年少さんも始めてお母さん、お父さんが園に来て下さっていつもよりも、ウキウキしていて嬉しそうにしていました。
年長さんのクラス別お別れ会でも頂いた”ぼた餅”のもち米がまだ残っていることから、年中、年少組のお別れ会でも教師たちが作ってごちそうしてくれることになりました。年長組のお別れ会と同じように三葉和菓子店の先生が届けてくれました。年長さんの時は大きかったぼた餅を、年少さん年中さん用に小さく食べやすくしてつまようじも付いていました。
クラス別保護者会では、コロナ禍の中での保育に感謝の言葉をたくさん頂きました。毎日の消毒や換気等を日々気遣ったり、1年間特別な注意を払いつつも子どもたちにはできる限り今までして来た経験や体験をさせたいと頑張って来た苦労がその言葉で報われたようでした。
こちらからも最後だけでもクラスのみんなで顔を合わせて、今までの保護者の協力に対するお礼を言うことができて良かったと思いました。
※今日参観のあったクラスの子どもたちは明日はお休みです。
卒園児は自由登園です。
預かり保育は、屋外遊ぎ場第2園舎で行います。
兄弟で参観のない子、未就園児は保育室には入れませんので、預かり保育又は、ぴよぴよにお預けください。乳児は連れて入れます。
2021年3月16日 火曜日
昨年の3月からコロナウイルスの流行により様々な制限がなされてきました。そんな中、卒園児である年長児達は4月から保護者を園内に迎え入れることなく、子供だけの生活を楽しんできました。人の手を借りず自分達が自分達のために自分達で生活を創ってきました。そして今日の日を迎えました。今年だからこそ子供達の1番素敵な姿を保護者には見届けていただきたいと古森先生をはじめ、沢山の先生方が手伝ってくださり卒園式には感染対策もしつつ心のこもった温かい雰囲気の中子供達を迎える事ができました。今日は心配していた天気も、一瞬雨が降ったものの三葉っこパワーで太陽が顔を出して祝ってくれました。
ホールに上がる前、各クラスに集まる子ども達の顔はみんな笑顔で「おはよう!」と元気いっぱいでした。1人ずつコサージュを付けていると「ドキドキする…」と緊張する子もいれば,それを聞いて「大丈夫よ!かっこよくすれば良いだけやけん‼︎」と励ます子と大人びた会話が聞かれました。
いよいよ入場です。入場口に並び、先頭のA君は「用意はいいですか?」という掛け声に『はいっ!』と気合いの入った返事と共に入場です。卒園証書授与ではどのような形が今年の子供たちにとって1番輝く形になるのかということを園長が考えてくれました。一人ひとり名前を呼んでもらって証書を受け取ると中央の花道を保護者席に向かって歩きます。花道の両側にも子ども自身が作った花が飾ってあり,その花にはそれぞれ名前が入っていて雰囲気をさらに盛り上げています。三葉幼稚園の年長128名、みんなそれぞれ色々な個性がありますが、どの子も堂々と花道を歩き笑顔で証書を渡す事ができました。保護者には式中はスマホ、カメラの使用はお断りして、その代わり子供の晴れやかな笑顔をレンズ越しではなく目に焼き付けて頂きたくお願いしました。
園長の話の中で、今年の子供たちはコロナ禍の中でたくさん遊んで、遊ぶ為に友達と協力し合い自分達で一から準備し”こどもだけの〇〇”をたくさんする事ができました.次に「みんなに質問です小学校に行ってもし困った事があったらどうする? 1.泣いて学校に行くのをやめる 2.お母さんに言いつけて怒ってもらう 3.友達と助け合って解決する 4.学校の先生とお家の人と相手の友達と話し合う さあ、みんなならどうする?」と問題が出されました。すると即答で「3番‼︎」と子どもの中から返ってきました。その姿に今まで何事も話し合って主体的に進めてきた生活が身に付いてきているのだと実感し、これからの小学校生活でも、周りの人たちと助け合い、乗り越えられると確信できた場面でした。そして「頑張り過ぎなくてもいいんだよしんどくなったら助けを周りの人に求めていいよ」と言ってもらい子ども達はもちろん、保護者や教師もホッとする温かい言葉をもらいました。古森先生や遊びの部屋の講師の先生方にも今までのお礼を伝え,無事、式を終える事が出来ました。
今年は本当にたくさんの方々が三葉の子どもたちの為にと様々な援助をして頂きました。みかん類の差し入れ,ポテトフライのじゃがいもの差し入れ、お祭りの地域の獅子舞、御神輿の貸し出しと普通はあり得ない嬉しいプレゼントがありました。園長が言ってくれたように子どもたちは困った事があっても頑張り過ぎないように,ときには友達に助けを求め協力して何事も乗り越えていけるに違いないと信じて送り出したいと思うと同時に、小学校に行っても頑張ってくれますようにと祈る思いになりました。この一年たくさんの事を子どもたちと経験し,私自身も学びました。保護者の皆様には未熟な私たちを信じて預けてくださって、暖かく見守ってくださって本当にありがとうございました。
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