2021年2月3日 水曜日
今日は年中児が伊予鉄スポーツセンターにアイススケートをしに行きました。12月に予定していたスケートですが、コロナ感染症の流行の時期であることから、例年他の団体と同じ時間に会うことや、不特定多数の利用客がいることもありやむなく中止にしました。ですが、今回伊予鉄スポーツセンターの方から「何が理由で中止になったのか?それをクリアーしてスケートに来ることはできませんか?」と打診をしていただいて”貸し切り”にすること靴やヘルメット、手すりの消毒の徹底を約束してもらい実現しました。
うさぎ組のNちゃんは毎朝お父さんに起こしてもらっているのに「今日は”スケートだ!”って思ったら目がぱちっとあいて自分で1階に降りたよ!!」と嬉しそうに登園してきました。又、「メルカリで買った!」「ぼくもママが買ってくれた!」と防水のズボンや水を通さない化繊の手袋を嬉しそうに見せ合う子どもたちの姿が見られました。そして出発のバスに乗り込むと益々わくわく感は大きくなり、頂点に達していました。聞いてみるとスケートの経験がある子は半分ほどでした。園長に「スケートの靴には細~い包丁のような刃がついているのよ。氷の上で”立てない立てない~!!”ってみんな泣いちゃうかしら?みんなどうする?」と聞かれ「大丈夫よ~!!」「頑張って立つ!」と意気込んでいました。が、内心、毎年泣き出す子がいることを知っている私たちは”泣くだろうな~”とその様子をニヤニヤ見ていました。
スケート場に着くと空気がひんやりして気持ちもそわそわ!自分の靴のサイズを覚えた子どもたちが順にスケートリンクのラウンジに降り、役員さんにスケート靴を履かせてもらいました。準備運動をしてハイハイでリンクに入ると手袋をしていても氷の冷たさを感じました。ずらずら~っとハイハイで氷の上を進む姿はペンギンやアザラシの赤ちゃんのようでとてもかわいかったです。
指導員さんに上手な転び方や立ち方を教わり、早速練習開始です!最初はあちらこちらで「うわぁ~!」「あぁ!!」とすってんころりん。ですが何度しりもちをついてもあきらめません!転んでは起き、起きては転び・・・のくり返しです。しばらくすると「ほら、見て!」「先生!!」「立てたよ!!」の声があちこちから上がり始めました。
りす組のHくんが「先生、見てー!!ほら!!」と大きな声で呼ぶので振り向くと、同時に、それまでこちらを向いて立っていたはずのHくんの足が滑りくる~っとゆっくり向こうを向いてしまい「あれ?あれ?」と首をかしげる間にすってんころりん。そのかわいいHくんに思わず笑ってしまいました。ひつじ組のTくんは「ほら!」と得意そうに立ち「最初は立てんかったけど頑張ったけんできるようになったんよ!」とつぶやきました。貸し切りという事もあり、リンクは年中126名のみ!悠々自適にスケートを楽しむことができました。YくんとKくんは初めてのスケートだったそうですがコツをつかんですいすいと滑れるようになり、ゆっくりではありますが広いリンクを一周回りきることができました。これも貸し切りでなければできない貴重な体験でした。
自分たちのために準備をしてくれた伊予鉄スポーツセンターの方や、靴やトイレを手伝ってくださった役員さんにお礼を言って帰園しました。帰りのバスの中でも終始にこにこ。中には疲れて眠ってしまう子もいました。寒い・冷たい・立てない!と泣く子は一人もおらず、とても楽しい冬の遊びを経験することができました。
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