2021年2月18日 木曜日
子ども達が雪がちらちら降り、「さむ〜い」と言いながら登園してくる中、年長児達は手提げカバンに入った手袋を嬉しそうに見せていました。出発前には日が差し暖かく感じるくらいになりましたが、外の気温は3度と低く、きっとリンクの氷の状態も良いのだろうとホッとしました。年長児達は部屋の中、バスに乗る前、バスの中などあらゆるところで何度も何度も持ち物チェックをしていました。その子ども達の表情はその度に高揚してきていました。靴のサイズを教えてもらったらいおん組のM君は「20センチ、20センチ、20センチ〜」と自分の靴のサイズを忘れないように自分で考えたメロディーに合わせて口ずさんでいました。
伊予鉄スポーツセンターに着くと、靴を履き、ゆっくり立ち上がると慎重に1歩ずつ歩いて前に進みます。
スケート靴での準備体操では、倒れそうになり、おっと驚きながらもうまくバランスをとり、立ち直っていました。体をしっかり動かしていざ、リンクへ。広いところまではいはいで行くと、指導員さんの説明を聞き、手の位置・足の位置をしっかり確認して立ち上がりに挑戦です。すぐには上手く立てない子も友達の応援や友達が立てた時の表情を励みに何度も挑戦していました。初めて立った時の子ども達の表情がとても可愛く、今も浮かんできて心が温かくなります。
そのうち慣れてきた子ども達は、友達や教師とスピードを競ったり、リンクに立ちミュージカルのように体を使いながら優雅に移動したりして遊んでいる子どもの姿が見られました。さすが年長さんと上達の速さに感心しました。また、いろんな友達に話しかけたり、遊びを共有したりする姿も見られ、子ども達の社会性の強さにも驚きました。
楽しみにしていたアイススケートを終え、子ども達は口を揃えて「たのしかったー!」と話していました。残り少ない幼稚園生活を全員で楽しんでいきたいと思います。
2021年2月17日 水曜日
今朝は、夜の間に降った雪が遊具に積もっているのを見つけた子どもたちが嬉しそうに手に取って見せてくれました。寒い日でも元気な三葉っ子たちは、「さむーい」と言いながらも園庭を走り回ったり、遊具で遊んだりと戸外での遊びを楽しんでいました。年少さんは練習してできるようになったフラフープを得意気に見せてくれました。すみれ組のAちゃんは毎日、挑戦し日に日に上手になっているそうで、担任の教師が「すごーい。昨日よりも出来るようになってる!」と驚いているのを「どうだ!」と言わんばかりの顔で何度もフラフープを回していました。
たんぽぽ組の子どもたちは最近パズルが好きで、よく遊んでいます。いろいろなパズルに挑戦し、出来ないところは友達同士、助け合いながら完成させると「できた!」と嬉しそうに教師に見せてくれます。そして何度も何度も崩しては作り直し楽しんでいます。友達との関わりも増え、「友達と一緒に◯◯をする」という場面が増えてきた、たんぽぽさんです。その分、自分の気持ちが伝わらずトラブルになってしまうこともありますが、教師と一緒にどうしたらいいのか考えたり、友達に教えてもらったりと、日々経験し考え、成長しています。
今日はたんぽぽ青組に実習生のお姉さんが来てくれました。自己紹介では子どもたちに分かりやすく動物の名前で自分の名前を紹介してくれました。そこから、すぐに仲良くなり、一緒にゲームをしたり、発表会の練習を見てもらったりと一日楽しく過ごしてました。ゲームではたんぽぽさんが好きな「あぶくたった」をしました。集団遊びもルールを守って出来るようになり、みんなで楽しんでいます。
2月も半ばを過ぎ、たんぽぽ組の子どもたちと過ごすのも残り少なくなってきました。発表会の練習や日々の生活の中で子どもたちの成長を感じています。元気いっぱいのたんぽぽさんとたくさん遊んで元気に終業の日を迎え、進級を期待したいと思います。
2021年2月16日 火曜日
旧正月の7日は椿さんのお祭りです。椿祭りが終わると松山地方では春がやってくると言われています。明後日はその椿さんのお祭りで、今日も例にもれず肌寒い1日となりました。戸外で年中さん、年長さん達がドッチボールをしていました。その側では、たんぽぽさんが長縄でにょろにょろへびを作ってはその上を跳んで遊んでいました。
また、すみれ組のAちゃんとMちゃんは、フラフープで遊ぶことが大好きで今日も「先生、みて!」と呼ぶので行ってみると、2人がフラフープを上手にまわしていました。フラフープで遊び始めた当初は、まわせなかった子どもたちが何度も繰り返し練習することで、お兄ちゃん・お姉ちゃんのように長い間まわせるようになっていました。
一方、ままごとのコーナーや砂場でも年少児達がごっこ遊びをしていました。ままごとのコーナーでは、切った野菜をお皿にのせて料理を作っていました。「何を作ったの?」と聞くと、Iちゃんが「スープとサラダとたまごやき」と教えてくれました。「ここにのせよう!」「こうするとおいしそう!」などと、友達との会話を楽しみながら遊ぶ姿がみられました。砂場でもカレーを作ったりケーキを作ったりしていました。「ここから火がでるんよ!」「ここが机なんよ。」などと子どもたちがイメージしながらお店屋さんごっこをしていました。
子どもたちの遊びの姿をみていると、「友達との関わりが深まってきたな。」と思いました。困っている友達がいると助けてあげたり、「一緒に遊ぼう。」と声をかけたり思いやりの気持ちが育ってきています。子どもたちの成長を嬉しく見守りながら、年少で過ごす残り少ない毎日を楽しみたいと思う毎日です。
2021年2月15日 月曜日
昨日つくしのぼうやを見つけました。小鳥のさえずり、菜の花・・・春はそこまで来ているようです。
さて、今日はプールで美味しくなるまで保管していたデコポン(ポンタ農園の藤岡さんから頂いたもの)を給食で出す日です。
今まで自分たちで収穫した伊予柑から始まり、紅マドンナ・甘平・はっさく・コロコロ魔法のネーブル・・色々な種類のみかんをいただいてみんなで分けて食べる経験をしました。今日もデコポンを分けることを聞いた年長のHちゃん、Kちゃん、Yちゃんたちがさっそうと登場!!今までのお手伝いの成果で要領を得てびっくりする程、手早く大きさを合わせながら各クラスの表示の所に並べていきました。
前回のはっさくは、各クラス12個ずつだったことを覚えていて今日も同じ数で分けていくと、118個残りました。この118個の余ったデコポンをどうするか困ったHちゃんたちは古森先生のところに相談に行きました。古森先生は2つの選択肢を考えてくれました。それは・・・
1,残ったデコポンはもう1回別の日に分けて食べる!
2,もっと食べたいなら各クラスに配る数を増やす。
ということで・・・各クラス16個ずつ分けて食べることになったのです。
前回は、12個の時、3人で1個で三分の一、今日は2人で1個を半分・二分の一だね~と古森先生に話してもらいました。算数を食べ物で理解するのが一番わかりやすく、小学校になって割り算を習い始めたら「これだ~」と思い出すことでしょう。生活=遊びの中で何気なく楽しく学んでいける三葉っ子たちはすごいな~と改めて感じます。どんなことでもまず自分でやってみる、考えてみる、できなかったら工夫してみる。相談する、力を合わせる「生活の知恵」を体で覚えていく力を今まさに幼児期に身に付けさせていきたいと思うのです。
さて、ここで終わらないのが三葉っ子たち・・・どのクラスが取りに来ても誰でもわかるようにと手紙を書き始めました。先生に言われたのではなく自分たちで文章を考えて書いていました。「残った45個は先生たちがお仕事が終わった後、たべてね~」と先生たちにまで心を込めてお手紙を書いてくれたのでした。
さくら組の16人が16個のデコポンをもって「古森先生ありがとう~いただきま~す」それを見たひよこさんたちもぞろぞろ・・「な~に?触らせて」興味津々で集まってきました。「大丈夫!ひよこさんたちのもあるからね~」と優しく教えてあげていました。
さて、今日は生活発表会の座席のくじびきです。三役さん方立会いのもと、各学年、各コースに各学年各コースに厳正なる抽選が行われました。兄弟でくじを引くA君は昨日の話し合いのもと、弟に引かせてあげることになりました。又きりん組のSちゃんとIちゃんはどうしてもくじを引きたいという妹と弟のためにくじを引く役目を譲ってあげたようでした。何ともけなげな兄弟愛♡くじを引く妹と弟を見守る年長さんの優しい眼にぽかぽかと心が温かくなりました。お父さんお母さんのためにくじで引いた座席番号は案内状に記入してお渡し致します。楽しみにしていてください。
発表会に向けて、今年は色々なコロナ対策を考えて練習しています。例年と違って会場を借りるに当たっての規制と演じる側の規制が多い中ですが子どもの良さを発揮できるよう教師も知恵と工夫を寄せ合い子ども達と一体になって創りあげた発表会です。
物足りない部分もあろうかと思いますが子どもたちには惜しみない拍手を頂けますよう~に!!
♬みんなで頑張ります!!♪
2021年2月14日 日曜日
このところ少しずつ寒さが和らいで日中は上着を脱いで遊べるようになりました。
子ども達は自然の変化をいち早く感じてよく動き、ぴよぴよの庭の遊び場で友達と追いかけあって遊ぶのがとても楽しそうです。
そこで天候の良い日は定期的に隣の屋外遊ぎ場に出かけることにしました。
まだ歩けない子やよちよち歩きの子達は避難車に乗り、2歳児は友達や保育士と手を繋いで5分ちょっとの距離をお散歩気分で移動します。
道路の手前では立ち止まり、左右を確認してから歩道を歩いていきますが、途中で自転車や歩行者に出会った時は立ち止まり少し寄って「こんにちは」「ありがとうございます。」
と保育士自らが地域の人に挨拶する姿をみせます。目的地に到着すると2歳児は早速汽車やビックボスなどの遊具で遊び、避難車の子達は持ってきたボールやカートで遊び始めました。カートの背もたれにつかまって押しながらゆっくり歩いていた1歳のSくんが時々止まって青空を見上げながら指差して何か言いたげに「あ!あ!」と訴えるのでみると電線に沢山の鳥がいて飛び立っていくのが見えました。
道路わきの畑の所で散策していたHくんとMくんは並べてあるタイヤの中から細い自転車の古ダイヤを見つけると引っ張り出して輪の中に出たり入ったりして遊び始めました。
保育士が試しにタイヤを立てて転がしてみると暫く倒れないままズーっと転がって行くのを見た2人は歓声をあげながら追いかけ、転がり終わって倒れる瞬間まで、後を付いて行っていました。
我先にと倒れた輪っかを掴むと早いもの勝ち!とばかりに嬉しそうに手に取り「もう一回やって!!」と何度も何度も保育士に渡してきました。周りで遊んでいた子達もいつの間にか一緒になってタイヤと競争するように追いかけて走っていました。
一方、ボールで遊んでいたKちゃんはビックボスの側面にボールを当てて跳ね返ってくるのを楽しんでいるうちに、動物の形をしたボルダリングの部分にめがけてボールを投げて的当てにすることを思い付きました。そして低いところはそのままの姿勢で投げて当てますが高いところに当てるには勢いよく投げないと届かないことがわかり、右足を一歩前に出して投げる瞬間少し伸び上がれるような姿勢で投げて見事に動物に当てることができたのです。
何度も何度も繰り返すうちに遊び方を見つけて楽しんでいる子どもの柔軟な発想に感動しました。
遊議場に行くたびに今まで経験した遊びはもちろんですがやはり大人では思いもつかない遊びを次々に思いついて自分達で楽しんでいる姿に「あー今日も来て良かった。」
「こんな小さい子どもがこんなことを・・」と私達も遊ぎ場に来るのがとても楽しみなのです。
山の遊び場の工事が着々と進み、その過程で大きな重機、車両などがどんな働きをするのか小さな瞳でじーっと観察してきたぴよぴよの子ども達にはそこにあるすべての物と空間が魅力的です。
そしてそれが豊富にある遊びの環境の中でおもいっきり体をうごかしたり、観察したり触れて感じたりしながら安全にゆったりと遊べる場所が身近にある事に感謝しつつ自然に触れて元気いっぱい遊ばせたいと思っています。
2021年2月12日 金曜日
最近まで朝登園すると、「先生 外寒い」と言っていた子ども達が、今朝は「先生 外へ行ってきます」と元気よく外に飛び出して行きました。
外に行くと何故か自分達が秋に植えたチューリップを思い出したようで、見に行った年少さんが「先生 先生 来て」と私の手を引っ張って、プランターの所へ連れて行くと、「見て 何か出てる」と指差しました。「本当!チューリップの芽が出ているね」と声をかけると、「ここにも」「ここにも」と見つけて、嬉しそうに指をさしていました。教師のそばで見ていたプレ年少さんが「僕たちのは?」と尋ねました。「あるよ 見に行こうか」と言うと「うん」と頷き、一緒に見に行きました。するとプレ年少さんのチューリップもちゃんと芽が出ていました。「あっ!本当だ」と嬉しそうに指をさしていました。そしてプレ年少さんのプランターの奥にある白い鉢にも気付いたT君は、「これは?」と指差しました。「これは年中さんのチューリップだよ 同じように芽が出ているね。T君も年中さんになったら、白い鉢に植えるんだよ」と話すと、とても嬉しそうに「先生も?」と尋ねました。「先生も年中さんになれるかなぁ?」と言うと、「なれるよ。ご飯いっぱい食べたら大きくなれるよ」と教えてくれました。とても可愛いプレ年少さんの言葉に心が温かくなりました。
その後ふっとテラスを見ると、ひよこ組の子ども達もテラスにある花の鉢を見に行っていました。園庭にも少しずつ春が来ていて、幼い子ども達も春を見つけていました。そんな中で園庭に机が出て、その机の上にまな板と包丁が準備されていました。どの子も何が始まるのかなぁと、わくわくしながら様子を見ていました。
それは年中さんの先生達がじゃがいもの種芋を切る準備をしていたのでした。
ここより年中さんの種芋作りのコメントです。
以前、じゃがいも掘りをした時に土の中にから出てきた柔らかいお母さん芋はどうしたか、子ども達に聞くと、「土の中にバイバイした」と話していました。お母さん芋の切り方を説明する時には子ども達は先生達が、実際にやっている様子をしっかりと見ていました。時々、先生達が、間違ったことをすると「ダメ〜!」と必死に止めていたりと、日頃から遊びの中で包丁ままごとをしている子ども達は、正しい包丁の使い方も分かっていました。先生達の説明が終わると、いよいよ種芋作りのスタートです!説明をしっかり聞いていた子ども達は、お母さん芋のどの部分が芽なのか、しっかり理解して、芽を避けながら切る場所を決めて切っていました。切り終わった種芋を、次は灰を付ける番です。灰は、種芋の切り口に殺菌のために付けると教えてもらっていたので、切り口全体に灰が付くように、ポンポンと角度を変えながら付けていました。種芋作りが終わると「このお母さんお芋は、今日、植えるの?」と言って、早く種芋を植えたい様子だったのですが、種芋は灰を付けた箇所をしばらく干して乾燥させなければなりません。種芋植えの日まで、子ども達と観察しながら待ちたいと思います。
2021年2月10日 水曜日
今日ちょっぴり肌寒い朝でしたが、いつものように子ども達は元気いっぱい登園してきました。そして持ち物の始末をすると、年中児達が一目散に砂場へ走っていきました。実は昨日から砂場には大きな山が出来ていたのです。それを朝一番に見たうさぎ組とひつじ組の子ども達が「あれ?なんだか鬼ヶ島に見えない?」と言って鬼ヶ島にしました。そこにやってきたひつじ組のK君が「鬼ヶ島の周りに水流したい!」と言うと、「それいいね!みんなで水を運ぼう!」と言ってせっせと運び始めました。初めはジョーロで何度も何度も運んでいましたが、、なかなか水が溜まりません。「他にたくさん水が入るものは、、」と考え、お鍋を持ってきたり、バケツを持ってきたりと水がたくさん入りそうな入れ物を自分達で探して持ってきました。
そしてやーっと!水が流れ始めました。すると遅コースでやってきたぱんだ組のKちゃんとAちゃんが「桃流したーい」と言ってどこかへ行ってしまいました。しばらくすると、砂場に帰ってきて「ほら!もも作ってきた!」と言って見せてくれました。Aちゃんが「あのね、初めももを箱で作ろうと思ったんだけど、濡れたら破れちゃうと思ってツルツルの廃材で作ってきたよ!」と教えてくれました!「よし流してみよう!」「流れるかな、、」と水に浮かべてみると、どんぶらこ♫どんぶらこ♫と流れて大喜びの子ども達でした!
その横でりす組のA君とT君が何か長い山を作っていました。それ何?と聞くと、「これは僕たち動物達が鬼から隠れるための山だよ!」と教えてくれました。
あ!なるほど!、今子ども達はこの砂場で桃太郎のお話を演じているのか!と分かり見ていてとても楽しい気持ちになりました!よーく見ると、それぞれの役の子ども達が、それぞれの場所を作っていておもしろいな〜、さすがだな〜と思いました。もちろん鬼山にも強そうな鬼たちが”俺たちゃ強いぞ赤鬼様だ♫それ♫俺たちゃこわいぞ青鬼さまだ♫と歌を歌いながら鬼ヶ島を作り、誰かを落としてやろうと山の麓に落とし穴を掘っていました。そこにやってきた園長先生が「それはなーに?」と言うと、S君は「落とし穴〜」と言いました。「なるほど!鬼を落とすんだ!」と言うと、S君は、「鬼が自分を落とすわけないやろう!」と言いました。「あーごめん!君たちは鬼だったのか!じゃあ桃太郎を落とすの?」と聞くと「そうだよ!!」と楽しい会話をしていました。子ども達の頭に発表会にする桃太郎のお話の内容がしっかり入っているんだなぁと感じることができました。「先生今日は楽しかったね!また明日もしようね!」と約束をして今日は終わりました♫
たくさん遊んで身体も動かしたあとはみんながお待ちかねのお弁当です!「今日は卵焼き入ってる!お弁当美味しい!」と大喜びの子ども達でした!今年度もお弁当日はもうあと数えるほどしかありません。いつもお弁当ありがとうございます。残りのお弁当日もよろしくお願いします!
コメント (「期待いっぱいのアイススケート」 ぞう組 大隅 咲 はコメントを受け付けていません)