2021年1月25日 月曜日
休み明けの今日は、日が差すと気温が上がり、とても気持ちの良い陽気で体をいっぱい動かして園庭は子ども達の笑顔に満ち溢れていました。まだまだ愛媛県もコロナで特別警戒期間中ですが、外で伸び伸び遊ぶ時間を大切にしたいと思っています。
さて、先週は伊予柑の収穫、自分で収穫したものを持ち帰り家族で分け合って食べながら団らんを楽しむなど、様々な伊予柑にまつわるほっこりエピソードが聞けました。子ども達は伊予柑の硬い皮を剥くことも、実を一つずつ割ることも、薄い皮も自分たちで剥けるようになりました。子ども達は愛媛の子らしくみかん類の扱いが上手になりました。今日の給食は“ネーブル”でした。「ネーブルの皮剥ける人〜!」と子ども達に問いかけるとTくんとIくんが「はーい!」と自信たっぷりに手を挙げました。ネーブルを手にして皮に爪を立てようとしましたが、、、「あれっ?!」「なんか皮がひっついてむけない」「ちょっと難しい。」と言ってなかなか上手に剥くことができません。「なんか、違う種類のみかんやけんかなぁ」「先生!包丁で切るのは?」と頭を悩ませていました。待ってました!という展開で、教師の出番がやって来ました。「今から魔法をかけるから見ていてね。」と言ってネーブルをテーブルの上でころころ転がしていると「ころころのまほう?」と呟いて口を開けて静かに見ていました。そして、もう一度始めに剥けなかったTくんとIくんに挑戦してもらうと、皮が1枚のようにツルッと剥けました。「すごーい‼︎」と子ども達は大喜びでした。
、、、、、実は先週のことです。ポンタ農園からいただいたたくさんのネーブルを月曜日の給食で各クラスで分けて食べることになり、教師達は大慌てでした。「ネーブルって剥きにくいよね?」「丸いままなの?」「包丁を各クラスに用意する?」「皮ごと切る?」「どうやって分ける?」と言い合っているのを見た園長が先生達に“ころころの魔法”を教えてくれたのです。先生達が子ども達の前で恥をかかないようにいつもこっそり保育の技術を教えてくれるのです。おかげさまで子ども達はどのクラスの子も“ころころの魔法”を使ってくるくる皮を剥いて美味しくネーブルを頂くことができました。
伊予柑を食べた時は先生が伊予柑やさんをしてくれて楽しかったEちゃんとMちゃんは今度は自分たちがネーブル屋さんをしようと遊び始めました。看板には思い思いのアイディアが載せられています。「ぬえぶるやさん」「30えんね」「いよかんもありますよ」「まだです。おおまたせしますがまてください」ネーブルの商品だけでなく、お金を入れるところや自分のエプロンを作ったりとっても楽しそうに遊んでいました。お店やさんが出来るという噂をと聞いてすぐにお金づくりを始めたお客さん役の子ども達はお店の前に椅子を並べて楽しみに待っていました。楽しかった経験がすぐ遊びになるのはさすが三葉っ子だと嬉しくなりました。
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