2020年12月14日 月曜日
昨夜の雨と風で、今朝は道路も園庭も色とりどりの葉がたくさん飛び散っていて落ち葉のじゅうたんになっていました。特にいちょうの木の下は黄金のクッションの様になっていました。いつもの様に園庭に飛び出していった子どもたちも寒くて、一瞬、肩をすくめていました。しかし、そんな寒さにも、やっぱりみつばっ子は負けません。戸外でのコーナーをのぞくと、どの場所に行っても子どもたちのキラキラ笑顔でいっぱいでした。
まず、最初にのぞいたのはサッカーです。今までは、動くのが大好きな男の子たちに人気だったのですが、、、最近では、女の子たちも増えてきています。女の子たちが、「ルール分からんのよね…」と自信なさ気にビブスを着ようとしていると、「大丈夫、大丈夫!」と男の子たちが声をかけていました。そして、プレイ中も「ゴールはあっちよ!」「パス!!」と掛け声が飛びます。ルールがわからなかった女の子たちもいつしか、チームの友達が点を決めると自分のことのように飛び跳ねて喜んでいました。
次はテラスでの廃材コーナーです。Mちゃんが持ってきた段ボールを見ると、Rくんが目をキラキラさせ走ってきました。「これで電車が作りたいんよ!」と大急ぎで道具や材料を集め始めました。「ここは窓にしようかな!」と作り始めたRくんの周りには、「おもしろそう、手伝わせて!」と何人か集まってきました。すると、何も決めていないのにYくんは「ここはつなげた方がいいよね。」、Gくんは「窓にも色つけるね!」、Tくんは「僕は走る線路を作るよ!」と提案し始めました。そして、Rくんは「うん、お願い!」とあうんの呼吸で作り始めました。みるみるうちに、電車を完成させると「よっしゃ!!」と嬉しそうに乗っていました。
朝、黄金のじゅうたんのようになっていたいちょうの木の下では、「キャーー」と嬉しそうな子どもたちの声と共にヒラヒラといちょうの葉が舞っていました。そんな楽しそうな雰囲気に誘われてよってみると、、、くま手でせっせといちょうの葉を集め、トントンと砂を落とし、「5・4・3・2・1」の掛け声に合わせ、パァーッといちょうの葉の吹雪をふらせていました。Sちゃんは、私のところに来て「お姫様になった気分でしょ?」とこっそり話してくれました。また、明日も子どもたちのキラキラの瞬間を逃さずに一緒に感じていきたいと思います。
2020年12月13日 日曜日
12月9日はひよこ・ぴよぴよぐみのお楽しみ会でした。ルンルン気分で登園してきた子どもたちに「今日は何があるの?」と尋ねると「お楽しみ会があるよ」とYちゃんが答えました。すると周りの友達も「お楽しみ会!!」と次々と真似て言っていました。「サンタさん来るかな?」と言うと分かってか分からずか即座に「来るよ」と口々に言ってました。そして、会議室に上がるとツリーとトナカイとサンタのぬいぐるみがみんなを待っていました。子どもたちは、何が起こるのかと不思議そうな顔をしていました。みんなが揃うまでパンダ・うさぎ・コアラの手遊びをして待ちました。手遊びが終わり次は、園長先生のお話です。ツリーの近くに置いてあったトナカイ・サンタさんを中央に連れてきた園長先生は「みなさ~んこんにちは私はサンタです」と言って小さかったサンタさんをス~と伸ばしてみんなに向かってピョコピョコとお辞儀をさせました。そして、次にトナカイさんを連れてきてビューンと伸ばして「こんにちは、こんにちは」とお辞儀をさせました。子どもたちは興味津々で見ていました。
そしていよいよ年長のちびっ子サンタさんの登場です。手遊びが始まると真似をしながらアンパンマンやいとまきを楽しんでいました。「バイバイ!」と退場していったちびっ子サンタさんをなんだか寂しそうに見送っていたひよこさん。しかし、次の瞬間、幕の裏からまた音が聞こえてくるのではありませんか。保育教諭が幕の中を覗き、「あっ!!」と驚くと子どもたちも同じように驚いた顔をしていました。そこで、みんなで「サンタさ~ん」と呼んでみると次々とちびっ子サンタさんが出てきて、赤鼻のトナカイの手話を披露してくれました。月齢の大きい子は歌ったり簡単な部分の手話も真似ていました。ちびっ子サンタさんが帰り、今度は先生たちの劇です。今回の劇は、子どもたちが大好きな絵本、おべんとうバスです。最初、ハンバーグがやってきてバスのお弁当箱に入ると、今度はエビフライ・卵焼きなど食べ物役の保育教諭が出てきて「どこに入ったらいいかな?」と子どもたちに問いかけると数人が前に出てきて「ココ」と指差します。それが、適格で驚かされました。全部の食べ物が入ると次は、みんなでいただきますをしました。すると美味しそうに食べる真似をしていました。劇が終わり待ちに待ったプレゼントです。ちびっ子サンタさんが後ろで隠し、持っていたリースをパッと出すと目を輝かせて手を伸ばしていました。子どもたちは早く早くとちょうだいアピールをしていました。プレゼントを手にするとみんな嬉しそうに持って輪っかの中身を一個一個確かめていました。最後は1日ちびっ子サンタさんになってくれた年長さんに「バイバ~イ」と親しみを込めて手を振っていました。
次は、またまた楽しみな給食です。ケーキや骨付き肉を見て嬉しそうに「いただきます」をしてケーキから食べる子やお肉を上手にかぶりついている子などみんな美味しそうに食べていました。「美味しい?」と聞くと「おいし~い」と答えていました。Rくんは美味しすぎて身を乗り出して手を頬にあてて「おいしい」と言っていました。
お迎えに来たお父さんお母さんに鞄からプレゼントを出して見せていました。子どもたちにとって楽しかった1日になったのだと準備をしてきて良かったと保育教諭たちも嬉しく思いました。
2020年12月11日 金曜日
今日は、みんなが楽しみにしていたお楽しみ会の日です。登園してきた子ども達は、「今日は、楽しいことがあるんよね〜」とワクワクしている様子でした。会議室に上がる階段は、サンタさんやツリー、雪だるまで飾り付けがしてあり、子ども達は中に入ると「わぁ〜、クリスマスや」と大興奮でした。
始まると古森先生のお話をみんな真剣に聞いていました。「サンタさんに手紙を書いたよ」と言うと大喜びの子ども達、すると古森先生がツリーのそばにいたサンタクロースの人形を真ん中に連れてきて、伸ばしたり、縮めたりと動かしながら話を始めるとくぎづけで、時には笑い、コロナでサンタさんプレゼント持ってこれるかな〜とドキドキしている子もいました。伸びたり、縮んだりする人形サンタクロースときちんと座って見る事など約束をして、お楽しみ会のスタートです。
まずは、年長さんのちびっ子サンタが前に出てジングルベルを歌っていると「大きいサンタはいないかなぁ?」と古森先生の一言で数名の教師達も慌ててサンタ帽子をかぶって前に出て一緒に歌いました。すると、「もう一曲歌える?英語の歌も歌える?」と古森先生が聞くと「できる!」と年長さん・・・。先生達は、キョロキョロ他の先生と顔を見合せながら「大丈夫!」しかし、曲が始まると堂々と歌い、踊る年長さんの上で隣を見たり、前の年長さんを見たりして何とか・・・踊りました。古森先生に知らなかった事がバレて「先生達は年長さんを見ながら踊ってたんよ〜」と言われてしまい、先生達は赤面です。
次は、先生達の出し物、まずはハンドベル、次に合奏でした。クリスマスメドレーと子ども達の大好きな「鬼滅の刃」の紅蓮華でした。先生達が登場人物になりきりお面をつけて登場した時には、会場内が大興奮状態でした。合奏が始まると大きな声で歌い始め、間奏では戦いのシーンもあり、大盛り上がりでした。
その後は劇『一寸法師』でした。お爺さん、お婆さんが登場すると笑いもおきながらも真剣に見ていました。1番人気はやはり一寸法師(赤ちゃんのお人形)でした。鬼が大きな金棒も持って振り回すと泣き出す年少さん、たんぽぽさんもいましたが、顔を手で目を隠しながらも隙間から見たり、最後は一寸法師が鬼をやっつけて、打ち手の小槌で大きなかっこいい人になりお姫様と結婚しめでたしめでたしで終わりました。
今年はコロナの影響でサンタに会うことは出来ませんでしたがサンタさんは袋と一緒にお手紙を残してくれていました。英語で書かれた手紙に、古森先生が「年長さん読める?」と聞くと、両手でバツをする子ども達に思わず笑ってしまいました。手紙には「アメリカやイギリス、サンタの国でもコロナがあって、本当はみんなに会いたかったけど今年は会えない。でも、みんなの部屋にプレゼントは置いてきたからね」と書いてありました。「まだ近くにいるかもしれないから、目をつぶって(寝て)静かにしてみよ〜」と言うと”リンリンリン”と鈴の音が聞こえました。サンタさんの帰る鈴の音です。子ども達は、急いで部屋に帰り、プレゼントを確認。「あったー」と大喜びしていました。近くにいるかも・・・。と子ども達は空に向かって「サンタさんありがとう」とお礼を言って空に手を振っていました。
そして、今日の給食メニューはクリスマスメニューでケーキもあり、「わぁー。」と大喜びでお肉にもかぶりついていました。
コロナで行事の制限がある中、古森先生やたくさんの先生達で子ども達に楽しい思い出を・・・。といろいろ考えてくれ、もりだくさんの内容のお楽しみ会になりました。サンタには会えなかったけど「楽しかった」「美味しかった」と子ども達は満々の笑顔でした。
2020年12月10日 木曜日
朝は肌寒かった戸外も、子どもたちが登園してくるとお日様も出てきてポカポカと暖かくなりました。子どもたちは寒くなると自然に体を動かして遊び始めます。今日はサッカーも男の子女の子関係なく色々な子が入って楽しんでいました。
また、長縄でもたくさんの子がそれぞれ思い思いに遊んでいました。らいおん組さんのSちゃんは長縄を回す役になり回していました。見ていると飛んでいたRちゃんが跳びながらどんどん横にずれていってしまうことに気づいて縄を回しながら合わせてずれていたり、飛びこみをするAちゃんには入ってくるタイミングに合わせて縄を回してあげたりして、まるで先生のように友達のクセを見て合わせて回してあげている姿に驚きました。子ども同士で数を数えたり、「Aちゃんここを目指して入ってきたらいいんよ」と入ってくる目印をつけてあげたりと今まで身につけたことを小さな先生のようになって教え合いながら遊んで、この3年間でたくさんのことを学んで成長してきたのだと思いました。その後も長縄の所では8の字で跳ぶということに挑戦していて、その中に先生たちも入り一緒にやってみると、「とんだら出るのってむずかしい!!」と言いながら子どもたちが集まってきました。難しいことにも「やりたい!!」と言って挑戦し遊びの中で出来るようになってくるのはさすがです。今日も何周かするうちに年中さんでも年長さんでも入るタイミングを覚えていました。また明日からも子どもたちは遊びの中でどんどん成長していくのだと思うと、楽しみになりました。
明日はお楽しみ会だということで、園内では廊下や部屋を飾ったり、サンタの帽子を作ったりして、期待をもって降園しました。明日がとても楽しみです!
2020年12月9日 水曜日
今日はこあら組さんのお楽しみ会でした。いつもと違う場所や雰囲気に少し緊張した様子で始まるのを待っていましたが、古森先生のお話に子ども達の表情は和らぎました。そして、サンタさんの服を着た年長さん達が優しい笑顔で「いっしょにしてね」と声を掛けて楽しい歌や手遊びをしてくれると、一緒に歌ったり手遊びをしたりしてみんな笑顔になりました。
次に年長さんと子ども達が色々な動物になって登場した「すてきなぼうしやさん♪」のオペレッタも喜んで見てくれて私達も楽しくできました。
少し外遊びをした後は、お待ちかねの特別メニューの会食です。初めての給食でしたが、みんな自分でお箸やスプーンを持って美味しそうに食べていました。
今年度は1学期から全員が1人で登園し、少しずつですが、友達と遊んだり自分のことができるようになったりしてきました。今日の子どもだけのお楽しみ会も落ち着いて座り、友達と顔を見合わせて楽しそうに過ごしている姿が多く見られ、とても微笑ましかったです。
2020年12月9日 水曜日
今朝、砂場で年少児達が集まって何かを作っていました。行ってみると、さくら組の子ども達が考えながら長い水路を掘っていました。さくら組のH君は、2つのパイプをどうしても繋げたくて土を上からかぶせて繋げていました。「どうなるのかなぁ」と教師も手伝って水を入れると、漏れることなく水路に流れていきました。教師達が「すご〜い!」と拍手するとH君は満足そうにしていました。
さらに長い穴を掘り続け、水路を長くしましたが今度は水が全然流れてこないという問題が発生しました。「どうしてかなぁ」と考えていると、またもやH君がひらめきます。「坂道じゃないからかなぁ」と言い、平らな道が斜めになるようにスコップで掘っていきます。ようやくみんなで協力をして水路ができると、そこからスコップを水路の間に渡してトンネルを作ったり、といを斜めにして滑り台のようにしたりと工夫をしていきました。
年少児は入園当初、ひとり遊びが多く、友達の近くにいても平行遊びをしている姿がよく見られていました。しかし、最近の年少児は、砂場にいても大きな山を一緒に作ったり、友達を誘ってしっぽ取りや鬼ごっこをしたりするなどみんなで遊ぶことが楽しいと思えるようになり、協同性が身に付いてきました。2学期残り数日ですが、 クラスの子ども達の仲も深めながら1日1日大切に過ごしていきたいと思います。
また、ちゅうりっぷ組の子ども達はクリスマスツリーの壁面作りをしました。ハサミやのりの使い方も教師と一緒に確認しながら自分達なりにツリーの飾り付けをしました。折り紙の星が上手に切れた子ども達は、「できた〜!見て〜!」と見せ合っていてとても可愛らしいなと思いました。金曜日のお楽しみ会を楽しみに明日も楽しく過ごしたいと思います。
2020年12月8日 火曜日
昨日、年中4クラスでコスモスの種が少しずつ出来ているのを見て、これから毎日観察して種が出来たら大切に採っておこうと約束しました。りす組のKちゃんは、自分の植えているチューリップに水やりをしていて、ハッと思い出して「コスモスにもお水あげなくちゃ!!」と言ってコスモスを見に行きました。すると昨日花が枯れて開いていた種は全て収穫していたのに、今日もまた新たに開いている種を見つけました。ぱんだ組のKくんとりす組のSくんもやってきて1粒1粒とっても小さな種を採っていました。「これなん粒あるんだろう??」とみんなで数えてみると4、5輪の枯れた花から56粒もの種が採れたので驚きです!!人間だと建物や人にも守られるにで、1人ずつ産まれていく命ですが、お花の命は虫や鳥に食べられてしまうこともあるのでたくさん種ができる事を話すと、まだまだ種が採れそうな枯れたところがたくさんあるので、出来るだけたくさん採りお花の命をみんなで守っていこうと話し合いました。
1人1鉢で栽培している、友達のチューリップが1つだけ芽が出ていることに気づいたぱんだ組の子どもたちは、自分の鉢も急いで水やりをしたり雑草を抜いたり、いそいそと世話をしていました。冬場大切に育てることで春に綺麗な花を咲かせるという事を経験してほしいと思っています。
一方、園庭のサッカーコートでは、年長児が部屋に入っていなくなると「僕たちの番がやってキタァー!!!」と言わんばかりに年中児たちが次々とコートに入って遊ぶ姿があります。年中さんでもゴールに向かって勢いよくボールを蹴ったりそのボールをブロックしたりと、その姿はとても逞しく 、また自分たちでルールを指摘し合いながら覚えていく様子は子どもの主体的な育ちを感じました。
ぱんだ組では、「まだまだ外でいっぱいあそびたい!!」と元気が有り余る様子で子どもたちが話すので「じゃあ、みんなでドッジボールしてみる??」と提案すると「するー!!!」と元気いっぱい、やる気満々で返事が返ってきました。今日は柔らかいボールを使って、少しずつルールを教えながら遊んでいきました。始めの方は逃げることだけに一生懸命になっていましたが、“1バウンドはセーフ”というルールが理解できると積極的にボールも取りに行くようになってきました。1回戦は、男の子も女の子も8対8の引き分けでした。さて、2回戦。「絶対勝つぞー!!!!」と気合い十分な男の子たちは力いっぱいボールを投げますがなかなか女の子に当てることができません。遠くへ転がって、狙いを定めている間に女の子たちに逃げられてしまうのです。一方、頭をくるくると働かせた女の子チーム!Hちゃんがボールを拾うと目の前に立っている男の子に“ポン”と当ててその反動で返ってきたボールをそのままキャッチして隣の男の子に当てて、またキャッチ、と連続で4人も次々と当てていきました。こうして力と知恵の勝負の軍配は女の子に上がり、2回戦は女の子の圧勝でした!教師が教えたり、笛を吹いたりしなくても、応援しているだけで自分たちで考え、指摘し合い進めていました。
体をたくさん動かして遊んだ後は、たくさん落ちているイチョウの葉で大きなブーケを作る競争をしました。綺麗なイチョウを見つけて拾っていると「赤い綺麗な落ち葉もある!」と言ってオリジナルのブーケを作っていました。真冬になるまで、もう少し秋の余韻を楽しめそうです♪
コメント (「風にも寒さにも負けないぞ!」 きりん組 大政由衣 はコメントを受け付けていません)