2020年11月18日 水曜日
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋そして、日本晴れと言われる真っ青で雲一つない空に象徴される秋真っただ中、子ども達もますます、活動的になってきています。今日も空を見上げて探しても雲一つない秋空の下、園庭にの真ん中にサッカーコートができました。今まではラインを引くだけでしたが、今日はなんとコートの周りにネットがはられました。他の遊びをしている子ども達の所にボールが飛んでこないよう、危険防止が一番の理由ですが、サッカーをしている子ども達からすれば特設サッカーコートです。年長の男の子中心に顔を赤くしながら安心してボールを追いかけていました。
一方で、昨日から始まったお店屋さんごっこでは、朝、教師たちが準備したのはテントとひろ~いブルーシートだけ!早速やってきたのは、アイスクリーム屋さんのAちゃんとKちゃんです。すぐに開店準備を始め、机や材料を運んだり、登園してきた友達を誘ったり自分たちですべて進めていきます。ある程度準備が終わると、それぞれのお店屋さんで作業開始です。
子ども達が主体的に進めていく遊びには、お買い物や散歩、親子の食事など経験したことが所ところで入ります。お店屋さんごっこという遊びですが、ここでも、立派な社会が成立しています。いつか、どこかで競争あり、アクシデントあり、それを解決する為に工夫します。昨日からスタッフの人数を増やして準備を進めていたおにぎり屋さんが一番にオープンしました。オープンしているお店が1店舗なので、当然そこには行列ができ、盛り上がっていました。その様子を見ていたほかのお店が大慌て!!準備のピッチが上がりました。中には一人でラーメン屋さんをオープンさせたものの2杯しか準備ができず、商売にならないお店もありました。今日の活動時間の最後に子ども達から反省の言葉が上がりました。「お客さんがきてくれたけど売れるものが足りんかった。」「ラーメン屋さんを手伝ってください。」と困ったことの報告と各店舗からのお願いがたくさん出ました。そして、「じゃあ、おれもラーメン作るよ。」と言ったり「みんなで沢山作ろう。」と解決に向けて話し合いました。
保育終了後の教師たちのミーティングでのエピソードでも社会の1コマが垣間見えました。レジのところでは品物代と買い物したものを入れる紙袋が有料になっていて、その事に気が付いたのはぱんだ組のMちゃんです。ぱんだ組の教師が集めていた袋を探し出し買い物に行っていたそうです。又、レストランではコロナ対策でアルコール消毒が出ていたり、細かいところで今の社会の状況がうきぼりになっていました。
明日もきっとトラブルあり、成功あり、工夫いっぱい笑顔いっぱいのお店屋さんごっこが見られることでしょう。トラブルに対する子どもの工夫や発想も楽しみです。ちなみに、さくら組のK君はお店屋さんのリアルなおにぎりを年長児たちがわらで作ったワニに食べさせていました。異年齢児たちが自由に入り混じって活動し刺激し合いながら育ち合う保育だからこそ見られる個々の表現活動です。大切に見守っていきたい一場面でした。
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