2020年11月15日 日曜日
新聞紙やチラシを見つけると楽しそうにちぎったり丸めたりして遊ぶことが多い子ども達ですが、保育教諭がチラシにひもをつけて引っ張ることができるようにすると、すぐに気が付いてやってきました。ひものついた紙の上にぬいぐるみを置くと落とさないようにぬいぐるみを気にしながら慎重に引っ張って歩くYちゃんとAちゃん。ずれて落ちるとサッと戻して再び歩き始めます。また、コーナーベンチの所に細い切りこみをいれてのれんにして付けるとMくんとJくんが、くぐりぬけながら走って行ったり来たりを始めました。その様子を見ていた見て、HちゃんRちゃんも同じように遊び始めました。のれんで仕切ったことでベンチ部分がお部屋のように思えてきたようで、ゴロンと横になったり座って友達と笑いあったりする姿が見られました。そして、のれんをくぐる時にすき間から向こう側が見えることに気が付いたAくんとMちゃんは、紙が当たらないギリギリの所に立ち向かいにいる保育教諭と目が合うと「きゃー!」と嬉しそうな声をあげながら何度も場所をかえていきながら覗きこんでいました。
その後、一度子ども達を集めて新聞紙をつなげて大きな1枚にしたものでバルーン遊びをしてみました。保育教諭が上下に動かして見せた後、一緒に持ってみようと声をかけると全員がバルーンの下にもぐりこみました。自分で動かすよりも下に入り、新聞紙で自分たちが隠されたり、音や風を感じたかったようです。しばらくすると何人かが出てきて保育教諭と動かし始めましたが、どんどんビリビリに、、、。「あーあ」と残念がる声も聞こえましたが、表情はとても満足そうでした。大きな1枚が複数になったころに「おやすみー!」と声をかけてみるとサッと床に横になり新聞紙布団をかけ「おやすみ!」と笑いながら寝たふりをしていました。その後も、どんどん小さくなっていく新聞紙を大きなボールにしようと集める子や穴の開いた部分に保育教諭が顔を入れ「服になったよ」と見せると穴の開いたものを見つけて「ふく!」と真似て見せてくれる姿も見られました。
いつも遊んでいる素材でも少し手を加えたり使い方を変えたりすることで、いつも以上の笑顔を見ることができました。また、子ども達は幼いなりに固定観念のない柔軟な頭で大人にはできない気付きや発想をしていきます。その様子を見守りながら成長を支えていきたいと思います。
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