2020年11月12日 木曜日
朝は気温も低く、「寒いね〜」と言いながら登園してくる子ども達が沢山いました。
そんな中、包丁ままごとのコーナーでは、年長児を中心に美味しそうな料理を作っていました。きりん組のKちゃんが、「お店屋さんしたい!」と言って椅子を準備し始め、近くにいたぞう組のAちゃんは「メニューがいるよね!」とメニューを書く準備をしました。「私は食べ物書くね!」「じゃあ私は飲み物と果物書く!」とそれぞれが役割分担をしてメニューを書いていました。出来上がると、本のように立てて本物のレストランのように机に置いていました。後は何が必要なのか2人で考えていると、「ピンポンがいるよね」「無かったらすみませんって言わないと分からないよね」と言ってボウルを反対にして、その上にさつまいもを置いてボタンを作りました。
いよいよレストランの開店です!今日お誕生だったきりん組のEちゃんを店長にして、お客さんを迎えることが出来るようにテーブルを綺麗に拭いたり、メニューを整えたりしていました。すると、ぱんだ組のお客さんが沢山入ってきて、メニューを見ながら「お餅スープにしようかな」「ブドウサイダーもあるんだって!」と楽しそうに会話をして注文していました。Aちゃんは「両手で持てるから!」と言って料理を2つ運んでいたり、Hちゃんは食べ終わったお皿を綺麗に洗って拭いたりとまるで本物の店員さんのような動きをしていて、お店に行った時によく見ているんだなと思いました。汚れている所を見つけるとすぐに拭いたりする気遣いも見えていました。
レストランが閉店すると、「明日もしたい!」と言って自分達で最後まで片付けていました。明日も楽しく異年齢児も混じって遊びたいと思います。
今日の献立は、豚肉ときのこのカレーライス、ちくわきゅうり、野菜の一夜漬け、りんごでした。
2020年11月11日 水曜日
「ポンタ農園をみんなで作ろう」と考えたものの、どのように進めていくか悩んでいたところ園長が見に来てくれ、「おいもゴロゴロ、おいも畑にしたらいいよ」とアドバイスしてくれました。近くにいた赤組のKちゃんに園長が持っていたお芋を手渡し「お芋植えてみて」と声をかけ、土(新聞紙)の下からひょっこりお芋をのぞかせました。すると、Kちゃんは「これはKちゃんのお芋」とぴょんぴょんはねて喜んでいました。そこに、2組のY君が登園してきました。すると、園長がまたまた「これ、Y君のお芋土に植えようか」と声をかけY君は、新聞紙の土の中に隠れんぼさせました。すると、園長がそのもっこりの土を破って窓のようにして、「こんにちは」と言ってお芋をのぞかせました。すると。Yちゃんもペコッと頭を下げました。その姿が可愛くて教師達は思わず笑ってしまいました。すると、「お芋作らないかん」「みんなに言わんといかん」とやる気満々。近くで園長と子ども達のやり取りを聞いていた私達教師も楽しくなり、早く子ども達と作りたいとワクワクしてきました。
たんぽぽ組全員が登園してから子ども達とその場所を見に行き、その前に教師が作って土の中に埋めておいた大きなお芋を「うんとこしょ、よっこいしょ!」と掘ってみんなで楽しみました。そして、みんなのお芋はどんなお芋が掘れたか話し合いました。すると、「長いお芋やった!」や「大きいお芋やった!」「ちっちゃいお芋2つやった」、「掘りよる時虫もおったよね〜」等と次々いろいろな言葉がでてきました。その勢いでお部屋に戻り、作り始めると、Y君は、包装紙で2つの小さなお芋を作ると、「後、おっきいお芋もやった。描くけん紙ちょうだい!」と紙に大きなお芋を描いていました。出来上がると、友達と見せ合ったり、ままごとのお皿にのせてままごとを始めたり、「美味しそ〜」等と楽しんでいました。また、青組のK君は、なが〜く切ったセロハンテープにお芋を3個付けると「繋がったー」と喜んでいました。
通路には、先に青、赤組がお芋を植えていていろいろな形のお芋があって楽しい通路になっていました。それを見た2組の子ども達も「わぁ〜」と声を上げ、どこに貼ろうか考えていました。Mちゃんは「ここにする!」と決めて貼っていましたが「少しだけ土で隠す」と言って土でおおって貼ったり、「掘りよったら虫がおった」とすぐそばに虫も貼りました。O君は、友達が埋めたお芋が隠れているのを見つけては「おいも、おいも」と喜んでいました。そして、土の下からのぞきこみ、自分のお芋を下から入れて貼りました。土で隠れて見えなくなったお芋を園長から窓の土の紙を破って窓にする方法をアドバイスしてもらったことを思い出し、少し破って見ました。すると、ひょっこり見える自分のお芋にジャンプ、ジャンプを繰り返して大喜びしていました。
赤組の子も、「お芋は土の中にあったけん、隠してあげる」と隠すように貼ったり、ひょっこりでてきたお芋に「こんにちは」と言ったり、いろいろな所で満3歳児らしいとっても可愛いい姿が見られました。このようにいつでも子どもの発達に合わせた体験や経験、興味をうまくとらえ環境やきっかけを作ることで子ども達は主体的に遊び、気づき、生きる力となっていくことを実感するとともに、教師として、保育の楽しさと醍醐味を味わうことができ、幸せなひとときとなりました。
2020年11月10日 火曜日
今朝は少し肌寒かったのですが、日が上るにつれ気温が上がり、しのぎやすいポカポカ陽気になりました。10時頃町探検の為味生小学校のお兄さんお姉さんが遊びに来ました。すると三葉っ子たちは「あっ!小学生や!一緒に遊ぼう!!」と言ってすぐに遊び始めました。ケイドロをしたり、砂場で遊んだり、そして藁を使って縄作りをしている子たちをみて「やってみたいなぁ〜」と小学生のお兄さんも興味を持って入ってきました。すると、縄をなっていた年長児が「ここでぬらすんよ!」「こっちでトントンするんよ」と教えてあげている微笑ましい姿が見られました。その小学生は縄跳びができるほどの長さにまでなうことができて、嬉しそうに跳んでいました。最後、お見送りをする前に小学生から「一緒にケイドロして楽しかったです」「藁を使って縄を作ることができて良かったです」などと一人一言感想を言ってくれました。幼稚園の子たちも聞くたびに笑顔が増していき、素敵な時間を過ごすことが出来ました。
年長児は今日、藁を使って共同作品を作り始めました。先週、園長から「藁はなんでも作れるんだよ。」と教えてもらい、束ねた藁を使って馬を作り藁の動物を作るきっかけを作ってくれたので、昨日子供たちとみんなで力を合わせて大きな動物を作ろうと話し合いました。そして、朝から次々と子供たちがやってきて作り始めました。子供たちは教師たちが試行錯誤しながら進めようとしている様子を気にせず「次はここ!」「そこ近いけん、こっち結ぼう」とダイナミックに進めていて、そんな姿に心強く思いました。また、バスで登園してきた子達も「ごめん〜遅くなったー!縄をなうね!」とやる気満々で関わり、みんなが何かしら考えて手伝おうとしている姿がたくさん見られました。今日は大きな形を作るところまでで時間も無くなったので終わりになりましたが、そこに園長が来てくれ藁を”くるくる〜”と自由自在に操って手の部分を作って見せてくれました。それを見ていた子供たちの中には園長の”技”を盗み早速やってみたり、明日はこれを作らないと!と意気込みを見せたりしていました。作品展に向けてまたみんなで力を合わせて『楽しかった〜!!』と全員が思える共同作品にしたいなと思います。藁を使った制作では、藁そのものの使い方が多様で曲がる、束ねる、編む、結ぶなどどのような作り方も自由自在にできるのです。多勢の子供たちがそれぞれ思うままに形を作ってまとめていく作業は三葉っ子にはもってこいの材料だと頼もしくもあり、楽しむことが出来ました。完成するのが楽しみです♪
2020年11月9日 月曜日
11月になり急に気温が下がり、暖房が欲しい日もある今日この頃です。先日まで緑だった桜の葉は、ようやく色づき今朝の園庭には紅葉した桜の葉の落ち葉が地面を染めていました。又、イチョウの木の下は黄色の絨毯のように葉が広がり、秋の深まりを感じられます。そんな中でワラを綯う年長さんも今では手慣れた様子で縄を綯ってそれを繋ぎ、縄跳びをして見せてくれました。昨年、ロープの長縄で時々引っかかりながら縄跳びのリズムを一生懸命練習していた子どもたちが、自分で綯った縄で縄跳びをしている姿に成長を感じました。体をいっぱい動かして遊ぶと、だんだん体がポカポカ温まり自然と上着を脱ぐ子もいました。元気いっぱいの三葉っこには、まだまだ暖かい陽気のようで外でいっぱい走り回るには最適な季節のようです。
ぱんだ組とりす組では2クラスで帽子取りゲームをして遊びました。運動会を経験してからクラスの団結意識も少しずつ芽生えてきています。クラス対抗でゲームをすると仲間意識を持ってクラスの友達を応援する姿が見られます。はじめに、りす組の男の子チームが勝つと、次はぱんだ組の女の子チームが勝ち、一進一退の攻防でとても盛り上がっていました。ぱんだ組のYくんは知恵を働かせて「1人が1つとってもかてんよ!2つとらんと!!」とみんなに声をかけて作戦を考えていました。自分たちのクラスが勝つと飛び上がって喜んで、本当に嬉しそうでした。クラス対抗で色々なゲームをしながら更に団結を深めています。
各学年、共同作品制作にも取り掛かり、子どもたちが頭を寄せ合う姿がそこここで見られます。展示や制作も終盤に差し掛かっています。みんなの知恵がいっぱいの作品展もとても楽しみです♪
2020年11月8日 日曜日
ひよこ・ぴよぴよの運動会は終わりましたが、まだまだ運動会の余韻が消えないもも組さんです。
音楽デッキの前に行き「ん!ん!」と音楽を流してほしいとアピールするSくん。保育教諭が曲を流すとみんな自然と踊りだします。
ストップゲームで使ったタンバリンや鈴マラカスも、いつもは保育教諭が持ってましたが、自分達が持つと嬉しそうにお部屋の中を走ります。そしてつられるように周りの子ども達も走り、「バン!!」と音が鳴るとピタッと止まる。そしてまた走り出す子ども達。本当に良く見ています。マラカスを持って走る子どもは、保育教諭になりきって楽しそうにしている姿がとても可愛いです。「もっかい!」と言い手で1を作って、曲を流してと言ったり、鈴マラカスも自分の番が終わったら「どうぞ」と次の友だちに渡すこともできるようになりました。
また、日差しが暖かいと感じるある日、テラスに室内で使用している遊具を出してみました。するとすべり台に目を輝かせ、嬉しそうにチャレンジするYくんとKくん。自分で登って滑るのも安定してきて上手になりました。
大型ブロックは平らに並べたものを一本橋にして、用心しながらゆっくりゆっくりと立ち上がり、一歩ずつ踏み出して歩くYちゃんとOちゃん。すぐに降りてしまうKちゃん。遊び方は様々ですが「できたよ!みてた?」と保育教諭の顔を見る顔は、笑顔でみんな満足そうです。
その大型ブロックも同じように並べていても、時には椅子となりそれぞれのスペースに座り日向ぼっこを楽しんだり、周りを囲むように置いてその中でままごとをしたりと、1つのもので色々と遊びが変化していくのも「~するもの」という固定概念を持たない柔軟な、又、あらゆるものに好奇心を持ってかかわり生きるための様々な体験をして成長していく幼児ならこそだと、見ていておもしろいなと思いました。
1歳児の毎日は、体を動かして、指先を使って、頭で考えてと大忙しです。その中でできなかったことができるようになったり、言葉が出るようになったり、1日1日成長していく子ども達です。興味津々・好奇心旺盛の子ども達の成長を手助けできるよう、日々関わっていきたいと思います。
2020年11月6日 金曜日
今週は、運動会後の園庭環境の作り方について反省をすることから始まりました。木工遊びやわら遊びといった静の活動は、どの場所がよいのか、固定遊具は何をどこに設置するのがよいのか、古森先生の指導を受けながら直していきました。
そして、この一週間をみてきて、園庭の中央に置いたジャングルジムには、大きい子、小さい子、どの子もよく登って遊び、雲ひとつない青空を見上げて「カラスがとびよる」と嬉しそうに指さしていました。その隣を、フラフープで遊ぶスペースにすると、フープを置いて”ケンケンパ”をしていました。三輪車に乗る子どもたちが、その中に入ってしまうので外側を囲うようにラインを引き、三輪車ロードを作りました。今日もその道を走っていると、今度は歩いて入って行く子がいて、危ないなと思ったので、横断歩道を描いてみました。今、信号のない横断歩道で、歩行者が待っていても、止まらない車が多いというニュースもあります。でも、三葉の子どもたちは、横断歩道を見て、三輪車を止め、歩いている友だちを通らせてあげていました。
そうしていると、年長さんから「信号がいる」と声が出て、カラーコーンやボールの色で信号機を作りました。すると、赤の時間が長くて渋滞が起き、長蛇の列になっていました。抜け道を作ると、気づいた子はそちらを通り始めました。すると今度は、抜け道にガソリンスタンドができ、ガソリンの渋滞が起きていたのでした、
そんな子どもたちから少し離れた所では、フラフープに入って連結して電車ごっこをしている年中さんがいました。うさぎ組の男の子がその電車が来るまでに、せっせと地面に指で線路を描いていたのが面白くて笑ってしまいました。
動く遊びと静かな遊び、その中でも使う道具や遊び方によって、園庭をどのように使うか、毎回考えさせられますが、考えて悩むことで、私たちも子どもたちと一緒に成長しているのかなと感じました。
さて、年少児は新園舎の図書館に絵本を借りに行きました。絵本サークルのお母さんに、元気よく「おねがいします!」「ありがとうございました!」とあいさつし、一人一冊好きな本を借りました。その後、避難用のらせん状になったすべり台をすべる練習をしました。何のためのすべり台かをきちんと伝え、真剣にすべり、下まで降りるとすぐ走って逃げました。よく話をきき、理解して行動することが、少しずつ身についてきていると感じました。
さて、昨日のこあら組のさつま芋掘りは、りす組のお兄さん達がスコップで土を柔らかくしてくれていたおかげで、こあら組さんの小さな手でも沢山お芋を掘ることができました。そして、自分達で掘った大きなお芋を一生懸命持ち上げて嬉しそうに見せてくれました。
初めての子ども達だけの園外保育でしたが行き帰りの道中も友達と手を繋いで歩きながら可愛い木の実を見つけたり、電車に手を振ったりして楽しい時間を過ごすことができました。今朝、こあら組に妹がいる年中のAちゃんから「家でもお芋掘りの事を話していたと聞き、家族で話題になっていたんだなぁと微笑ましく思いました。
2020年11月5日 木曜日
今朝の出来事です。今日はこあら組のさつまいも掘りでした。登園して門のところで友達を迎えていたりす組の男の子3人組が「スコップ持ってきたよ〜」と事務所に砂場で使っているスコップをそれぞれが腕いっぱいに抱えて持ってきました。実は教頭先生が「こあらのお芋掘りなのにスコップも用意してないなあ」とボソボソ呟いていたのを聞いていたのです。教頭先生はお礼を言いながら全部持ってきたら砂場の遊びが出来ないからと言うと「わかった」と返してきました。そこで教頭先生が下見に行く準備をしていると「ぼくも行きたい!」と言うことで、園長先生に許可をもらい、一緒に行く事になりました。準備していたスコップを持ち、下見に出発です。着くと「おはようございます!」「お世話になります!」とポンタ農園のおじさん達に先生に負けない程に丁寧に挨拶をし、さつまいものあるところへ向かいました。到着するとこあら組さんが掘りやすいようにと持ってきた砂場用スコップを使い、足に力を込め、お芋を傷つけないように気をつけて土を掘り起こしていきました。「斜めにするとお芋が傷つくので立ててね」と教わりながら作業を進めていました。準備を終えて帰ってくると、こあら組の教師に「土に(スコップ)入れといたけん!」と誇らしげな顔で話していました。子どもたちのやりたい!が実現出来る幼稚園の良さとそれに対して子どもたちが「これをしたい!」と考え、伝えられる関係性に温かくなりました。
給食の時間、年長児は1学期中は他の学年と同じランチプレートを使っていましたが、小学校に向けて2学期から主食、主菜副菜、汁ものにお皿を分けての配膳が始まりました。器が2、3個あるので、配膳の度に何度も行き来をして器を運んでいた様子を見た三葉幼稚園後援会OBの有志による「友の会」の方がそんな年長児のために年長全員分のお盆を買ってくださいました。年長児達は早速今日からお盆を持って配膳の列に並び、お皿をもらう度に嬉しそうに「ありがとう」と言っている姿はちょっぴり大人に見えました。くま組の部屋について行ってみると「お盆のどこに器やお皿を配置するのか」ということが問題になっていました。「ご飯はここで〜、おかずは真ん中!じゃあスープはここだね!」と友達同士で提案し合ってまとまると席に着いてクラスの子の合図で「いのちをいただきます!」と挨拶をして元気よく食べ始めました。青コースの年長児は明日、初めてお盆を使う事になります。どんな反応をするのか、子ども達の表情や言葉が楽しみです。
コメント (「レストラン開店です!」 ちゅうりっぷ組 岸田亜寿美 はコメントを受け付けていません)