2020年11月20日 金曜日
暖かい晴れの日が続いていましたが、昨晩久しぶりに雨が降り、今朝は園庭の地面に少し水たまりができていました。それを見つけた子どもたちは裸足で飛び出して行きました。手足がすごいドロドロになっても、無心で楽しそうに遊んでいました。
園庭の真ん中に昨日からできているサッカーコーナーでは、年長さんが真っ先に場所を確保しているのですが、今日はお店屋さんで忙しい年長さんを横目に年少さんが占領していました。しかし、途中から年中さんが入ってきたので危険だからと交代しました。年中さんがお部屋に入った後、チャンスがやってきました。年長さんは手話があるので、サッカーコーナーは誰もいません。「今がチャンス!」と興味のある年少さんが嬉しそうに走っていき、少し緊張した様子でビブスを着て、その場に立つと嬉しそうにボールを蹴っていました。
一方その頃、年長さんの手話では普段あまり集中力がない子も、山中先生の流れるように綺麗で、そして、魅力的なお話に吸い込まれるように集中して聞いていました。私が乗っていた送迎バスでは、毎朝すごく嬉しそうに習った手話を年中さんや年少さんに教えてあげていました。私は子どもたちが友達同士で教えあって覚えている所を見たことはあるのですが、直接、山中先生から指導を受けているところは初めて見ました。ただ手の動きを覚えるだけでなく、その歌詞の意味を理解し感情を込めてすることが大切だということを教わりました。いっぱい遊んで主体的な生活を大切にする保育だからこそ、全体で集中して学ぶ機会を設けることも、これから生活していく上で、とても大切なことだと思いました。降園前にひまわり組では、手話を覚えた年長さんが来てくれて、「あの青い空のように」の手話を教えてくれました。年少さんもすごく真剣に聞いていて、部屋の端で遊んでいた子も手話が始まった途端、静かに座って見ていました。運動会でした「さんぽ」の手話も遊びの中でも楽しんでいるので、また年長さんに手話を教えてもらって、いろいろな経験をさせていきたいと思いました。
昼前には、地震と火災の避難訓練がありました。今回は地震や火事の時に逃げる練習がなぜ大切かという園長の放送のおかげで、泣く子も少なく冷静に参加していました。放送で火事が起きた時にはマスクやハンカチで口と鼻を覆って避難することを聞いた、ちゅうりっぷ組のSくんは、ハンカチがないことに気づくとロッカーに走って行って、とっさにマスクをかけていたそうです。いつ地震、火事など災害が起こるかわからないので、常に緊張感をもって、正しい判断と指示ができるようにならなければと思いました。
2020年11月19日 木曜日
今週は暖かい日が続いています。子ども達は「先生、暑いね」等と登園バスの中でも話していました。そんな陽気の中、園では元気いっぱいサッカーをしたり、砂場で遊んでいたりした子ども達!サッカーをしていた年長・年中の男の子達は汗をかきながら「パス、パス」「シュ~ト」「いぇ~い」などと元気な声で言いながらサッカーを楽しんでいました。また、一方ではO君対K君でPK?をしており「いくぞ」「止めてやるし」などとやりとりをしながら真剣な顔でボールを蹴ったり、とめたりしていました。
たんぽぽ組の子ども達はお部屋で作品展の共同作品を片づけたり、遠足のアルバム制作をしていました。たんぽぽ青組のクラスに入るとお弁当を作っており、黄色の紙のお弁当箱に「おにぎりはここ!」「タコさんウィンナーだ」等と言いながら紙で作っておいたおかずやおにぎりをのりで貼っていました。完成したのを見ると、おにぎりが沢山入っている子、ハンバーグが沢山ある子、キレイに並べて彩りよく作る子など、一人ひとりの個性が見られて見ていて楽しかったです。
その後は年少さん達がお部屋に入って広くなった園庭で元気いっぱい遊びました。ドームで遊んでいるY君は今日もドームに登って遊んでいました。そこへ、同じクラスのSちゃんが登ってくると「タッチ!」と言って笑顔でタッチして登れたことを喜び合っていました。そんな姿も見て可愛らしいなと思いました。また、アイパッドを持って歩いているとブランコの方から「せんせ~い」と声がしたので振り返るとMちゃんとRちゃんがいました。Mちゃんはブランコをこぐのが上手でアイパッドを見ると「写真撮って」と言うので撮るとMちゃん笑顔でその後もRちゃんと遊んでいました。
たんぽぽ2組さんはニラの種をまきました。種を植えると「元気に育ってね!」とお水をあげました。大きくなるのが楽しみです。
また、年中児は玉ねぎ植えに行きました。この玉ねぎは年長になってお泊り保育で使う玉ねぎです。子ども達に「上手に植えれた?」と聞くと「植えたよ!」「取るの楽しみ!」と今からワクワクしている様子がうかがえました。年長さんになって大きな玉ねぎが取れるよう世話をしていきたいと思います。
〈今日のメニュー〉
胚芽米、かき揚げ、ひじきの煮物
りんご納豆、バナナ
2020年11月18日 水曜日
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋そして、日本晴れと言われる真っ青で雲一つない空に象徴される秋真っただ中、子ども達もますます、活動的になってきています。今日も空を見上げて探しても雲一つない秋空の下、園庭にの真ん中にサッカーコートができました。今まではラインを引くだけでしたが、今日はなんとコートの周りにネットがはられました。他の遊びをしている子ども達の所にボールが飛んでこないよう、危険防止が一番の理由ですが、サッカーをしている子ども達からすれば特設サッカーコートです。年長の男の子中心に顔を赤くしながら安心してボールを追いかけていました。
一方で、昨日から始まったお店屋さんごっこでは、朝、教師たちが準備したのはテントとひろ~いブルーシートだけ!早速やってきたのは、アイスクリーム屋さんのAちゃんとKちゃんです。すぐに開店準備を始め、机や材料を運んだり、登園してきた友達を誘ったり自分たちですべて進めていきます。ある程度準備が終わると、それぞれのお店屋さんで作業開始です。
子ども達が主体的に進めていく遊びには、お買い物や散歩、親子の食事など経験したことが所ところで入ります。お店屋さんごっこという遊びですが、ここでも、立派な社会が成立しています。いつか、どこかで競争あり、アクシデントあり、それを解決する為に工夫します。昨日からスタッフの人数を増やして準備を進めていたおにぎり屋さんが一番にオープンしました。オープンしているお店が1店舗なので、当然そこには行列ができ、盛り上がっていました。その様子を見ていたほかのお店が大慌て!!準備のピッチが上がりました。中には一人でラーメン屋さんをオープンさせたものの2杯しか準備ができず、商売にならないお店もありました。今日の活動時間の最後に子ども達から反省の言葉が上がりました。「お客さんがきてくれたけど売れるものが足りんかった。」「ラーメン屋さんを手伝ってください。」と困ったことの報告と各店舗からのお願いがたくさん出ました。そして、「じゃあ、おれもラーメン作るよ。」と言ったり「みんなで沢山作ろう。」と解決に向けて話し合いました。
保育終了後の教師たちのミーティングでのエピソードでも社会の1コマが垣間見えました。レジのところでは品物代と買い物したものを入れる紙袋が有料になっていて、その事に気が付いたのはぱんだ組のMちゃんです。ぱんだ組の教師が集めていた袋を探し出し買い物に行っていたそうです。又、レストランではコロナ対策でアルコール消毒が出ていたり、細かいところで今の社会の状況がうきぼりになっていました。
明日もきっとトラブルあり、成功あり、工夫いっぱい笑顔いっぱいのお店屋さんごっこが見られることでしょう。トラブルに対する子どもの工夫や発想も楽しみです。ちなみに、さくら組のK君はお店屋さんのリアルなおにぎりを年長児たちがわらで作ったワニに食べさせていました。異年齢児たちが自由に入り混じって活動し刺激し合いながら育ち合う保育だからこそ見られる個々の表現活動です。大切に見守っていきたい一場面でした。
2020年11月17日 火曜日
今日は、朝から暖かく子ども達が登園する時間になると日差しが強く園庭で遊んでいる子どもの中には汗をかいている子がいました。
年中児は、チューリップの球根植えをしました。教室でチューリップの球根について話をすると、子ども達はサツマイモはつるを植えてお芋ができていた、ジャガイモや里芋は親芋を埋めてそのお芋から子どもの里芋が生える事、又夏休み前に生石農園にコスモスの種をまいたことなどを話植物には色々な方法で増えたり花が咲いたり、実がなったりする事を理解していました。
自分一人の鉢を貰い嬉しい子ども達は、笑顔いっぱいで駐車場に行きました。教室でチューリップの植え方を聞いていた子ども達は、スコップで土をすくって鉢いっぱいに入れていきました。あふれんばかりの土が入った鉢を持ち上げると、「重た~い」「手が痛ーい」と言いながらも嬉しそうに運んでいました。
次に球根をもらうと、自分の手が隠れるくらい穴を深く掘るんだよと聞いていた子ども達は、両手で穴を掘ると手をグーの形にして手が隠れるのかどうかを確かめていました。球根を入れて、土を被せる際教師から「優しく土をかけてフワフワの布団にしてあげてね」の声掛けに、指で少しずつ土を被せている子や調味料を振りかけるように上からパラパラと土をかけている子がいました。
園庭に持ち帰ったチューリップに、ジョウロや砂場のフライパンなどに水を入れてかけながら「大きくなってね」「綺麗な花が咲きますように」と話しかけていました。みんなが年長さんになる頃、花が咲くことを聞いてチューリップが育ち花が咲くことを楽しみにしている子ども達でした。
2020年11月15日 日曜日
新聞紙やチラシを見つけると楽しそうにちぎったり丸めたりして遊ぶことが多い子ども達ですが、保育教諭がチラシにひもをつけて引っ張ることができるようにすると、すぐに気が付いてやってきました。ひものついた紙の上にぬいぐるみを置くと落とさないようにぬいぐるみを気にしながら慎重に引っ張って歩くYちゃんとAちゃん。ずれて落ちるとサッと戻して再び歩き始めます。また、コーナーベンチの所に細い切りこみをいれてのれんにして付けるとMくんとJくんが、くぐりぬけながら走って行ったり来たりを始めました。その様子を見ていた見て、HちゃんRちゃんも同じように遊び始めました。のれんで仕切ったことでベンチ部分がお部屋のように思えてきたようで、ゴロンと横になったり座って友達と笑いあったりする姿が見られました。そして、のれんをくぐる時にすき間から向こう側が見えることに気が付いたAくんとMちゃんは、紙が当たらないギリギリの所に立ち向かいにいる保育教諭と目が合うと「きゃー!」と嬉しそうな声をあげながら何度も場所をかえていきながら覗きこんでいました。
その後、一度子ども達を集めて新聞紙をつなげて大きな1枚にしたものでバルーン遊びをしてみました。保育教諭が上下に動かして見せた後、一緒に持ってみようと声をかけると全員がバルーンの下にもぐりこみました。自分で動かすよりも下に入り、新聞紙で自分たちが隠されたり、音や風を感じたかったようです。しばらくすると何人かが出てきて保育教諭と動かし始めましたが、どんどんビリビリに、、、。「あーあ」と残念がる声も聞こえましたが、表情はとても満足そうでした。大きな1枚が複数になったころに「おやすみー!」と声をかけてみるとサッと床に横になり新聞紙布団をかけ「おやすみ!」と笑いながら寝たふりをしていました。その後も、どんどん小さくなっていく新聞紙を大きなボールにしようと集める子や穴の開いた部分に保育教諭が顔を入れ「服になったよ」と見せると穴の開いたものを見つけて「ふく!」と真似て見せてくれる姿も見られました。
いつも遊んでいる素材でも少し手を加えたり使い方を変えたりすることで、いつも以上の笑顔を見ることができました。また、子ども達は幼いなりに固定観念のない柔軟な頭で大人にはできない気付きや発想をしていきます。その様子を見守りながら成長を支えていきたいと思います。
2020年11月14日 土曜日
今日は令和2年度の作品展・バザーがありました。秋の作品展は作品と絵の1点ずつを出品していますが、春の作品と比べて子ども達の表現力の豊さと心と技術の成長を感じられた催しとなりました。子ども達の展示作品には、コロナ禍だからこそ日々の楽しい活動の一瞬一瞬がより心に残り、体験として表現されていて心が温かくなりました。そんな子ども達の「たのしかったね!」がいっぱい詰まった作品展の様子を紹介したいと思います。
作品が展示されている保育室やホールでは、「ぼくのさくひんは、こっちにあるよ!」「ここにわたしのえがあるけんね!」と保護者の手を引っ張りながら、なんとも嬉しそうな顔で自分の作品を見せ、なかには友達の作品まで説明している子ども達もいました。保護者の皆様も子どもの話を聞いたり担任のコメントを読んだりしながら、たくさん褒めてくださっている姿が見られ、とても嬉しくなりました。共同作品には木材や稲わら、麦わら等の素材が使われ、コスモスやひまわりの種等の自然物の展示からも、子ども達の生活の様子を感じとって頂けたのではないかと思います。正門横に展示されていた年長児が作った等身大のワニの親子は、大迫力で来た人達を驚かせていました。又、子ども達の木工作品の材料の木材を提供してくださった寿建設の社長さんも来てくださって、子ども達のすばらしい発想に感動されていました。
食べ物コーナーが縮小されるなかでも、先生達のお店と喫茶は健在です。子ども達は教師達のお店で、自分のほしい品物を選んで自分でお金を払いました。保護者も「10円が何枚いるかな?」と一緒に考えて、買い物を見守ってくださっていました。なかには欲しい品物のお金が足りないからとお母さんと相談し、家でお手伝いをすると交渉して買い物をしている子もいました。又、秋祭りの時に作った手作りの買い物袋を大切にとっておいて、今日の買い物に持ってきてくれている子がいて、とても嬉しく思いました。喫茶では、この日しか食べられない園長手作りの芋アイスやみたらし団子が完売し、大好評でした。
今年度はコロナ禍だからこそと「子どもだけの運動会」「夏祭り」「お泊まり保育」「秋祭り」「秋の運動会」等と、精一杯の工夫を凝らして保育、行事を行ってきました。今日の作品展・バザーでは、後援会のバザーの食べ物の縮小や滞在時間の制限等の規制がある中で、たくさんの保護者の方に来園していただき、子どもと一緒に楽しみながら、園生活の一端を作品を通して見て頂けたことと思います。
ご協力いただいた地域の方々、保護者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
2020年11月13日 金曜日
いよいよ、明日は「たのしかったね の さ・く・ひ・ん・てん」です。
そして、作品展示をするため、今週に入ってからいくつかのクラスが展示室へとどんどん変わっていきました。展示室となったきりん、さくら、ちゅうりっぷぐみはどこで過ごすのかというと…なんと、今日は特別青空教室でした。そのことを子どもたちに伝えると、すぐに道具や荷物を嬉しそうにまとめ始めました。移動しているうちに、年長児は看板がないことに気付き、自分のクラスの看板をみんなが見て分かるようにと作りました。横のテントを見ると、さくら・ちゅうりっぷ組の看板がありません。そのことに気付いたHくんKくんは、年長児のクラス名を書くと「何が描きたい?何色が好き?」と優しく声をかけ、さくら・ちゅうりっぷ組の子どもたちの看板作りを手伝い始めました。
そんな楽しそうな雰囲気の中、「私たちも外がいい!」というクラスが現れました。りす組の女の子たちは、誰もいないテントを見つけると、「あそこにしよう!」と人数分のイスを何往復も走って準備しました。そのおかげで、雨が降り始めていた雲も吹き飛ばし、あたたかい太陽の下で青空教室を過ごすことができました。
年長児のわらを使った共同作品では、「さすが、みつばっこ!」と言わずにはいられない子どもたちの遊び込んだ姿にたくさん驚かされました。草1つ作る作業の中にも、ダンボールを切っている子が切りやすいように1回ずつ向きを変える子、草を立たせるために下の部分を交互に折り曲げ「頭使ったんよ!」と嬉しそうに話す子、草の中にどんな生き物を描くか話し合っている子、たくさんの一生懸命な可愛いエピソードが泉のように湧いてきました。ぜひ、明日の作品展では子どもたちの知恵、アイデア、工夫を探してみてください!
みんなが登園してきて、しばらくして一足お先に子どもたちと作品展ツアーに出かけました。
先生のお店や喫茶のチラシに子どもたちは釘づけです。「明日、絶対団子買おう!」「どっちが先に買えるか勝負やな。」と楽しそうに話している子どもたちの前に、喫茶の店員さんが現れました。買いたいものをしっかりと伝え、前日特別予約をさせてもらいました。明日のお店では、先生も店員さんになり、皆様のご来店をお待ちしております。チケットを購入して来て下さい♫
コロナのことがあり1時間半ではありますが、その中で子どもたちと作品について話したり、美味しいものを一緒に食べたり楽しい時間を過ごしてください。
来られましたら、門を入ったところで検温、手指消毒、そして来園者名簿にクラス名、お子様の名前、人数、来園時間とお帰り予定時間をご記入ください。
1時間30分、3密に注意しながらお楽しみください。
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