2020年10月16日 金曜日
今日は待ちに待った運動会です。登園してきた子ども達からはいつもと違った「ウキウキ、ワクワク」が伝わってきました。
今年はコロナ禍の中、保護者の方に子ども達の様子を見て頂く機会がなかなか持てず、初めての場が秋の運動会となりました。そして例年とは違う4月からのスタート、いつもと違う子ども達の生活の中での運動会のテーマは「あそんであそんでみんながかがやくうんどうかい」でした。みんなが輝いた運動会をプログラム順に紹介します。
プログラム1番「オープニング」2番「応援合戦」です。
トラックの中央から保護者席に向かって、いつも以上の笑顔で走り、踊り始めた子ども達は友達と顔を見合わせながら楽しく踊っていました。そして応援合戦です。ここは今年、時間の短縮もあり、例年とは違う形をとることにしました。今日まで子ども達の大好きな応援合戦は各クラスで練習してきました。「〇〇組!」という声も年長児は年長らしく、年少児は年少らしく、満三歳児は満三歳らしい口調でほほえましい応援合戦となりました。応援合戦やはじめのことばで気持ちが高まり競技が始まります。
プログラム3番、年中児の「めざせゴール」です。
年中児のかけっこの距離はトラックの4分の3で35メートルです。年中児になるとやっぱり順位を意識します。その表情は真剣そのもの!中には練習で悔し涙を流したNちゃんはスタートの仕方を練習して1番になっていました!
プログラム4番、年長児の「野球拳」です。
今回、コロナ対策でお客さんはマスクをして静かに見てくださっている中、聞こえてくるのは子ども達の声でした。丸になる時も「もう少しそっち。」とか「ずれてるよ。」とか自分たちで直そうとする声があちこちで聞こえてきました。一人一人がそれぞれ踊るだけでなく、目標としていた、クラスの団結、年長128人全員の団結が見られる踊りとなりました。一番の見どころの水車からのウェーブはばっちり決めて100点満点の演技でした。
プログラム5番、満三歳児の「かけっこ」です。
12m先にいる先生のところに「よーいドン!」泣いていた子が泣き止んで走ったり、いつもは笑顔で走る子が走れなかったりいろいろありましたが、まだ3歳児!!すべてが思い出となる姿でした。
プログラム6番は年少児の踊り「しゃかりきソーランサンバ」です。
実は年少児の踊りには不安がありました。踊りは上手に踊れるのですが教師を気にしてしまっていたのです。そこで、「子どもたちを信じる作戦!」教師は隠れることにして子どもたちにすべてを任せました。すると、子ども達は今まで以上に自由にのびのびととびっきりの笑顔で踊ることができたのでした。
プログラム7番は年中児の競技「おみこしわっしょい」です。
秋祭りを経験した子ども達は自然とお神輿作りを始めました。迫力あるお神輿競争の裏側には、園長のアナウンスにあったように各クラスの細かいこだわりや工夫がつまっています。なかには「本物?の神様」(子ども達曰くです。笑)が入っているお神輿もあったようです。
プログラム8番は満3歳児の踊り「フルフルフルーツ」です。
何をしてもかわいいたんぽぽ組さんは三葉幼稚園のアイドルです。そのたんぽぽ組さんがストップゲームから始まり、走ったり止まったり、踊ったり楽しそうな姿にみんなが微笑ましい気持ちになりました。
プログラム9番は年少児の競技「さかなつり名人です」です。
子ども達が大好きな魚釣り、まさしく『遊んで遊んでみんなが輝く運動会』にぴったりの競技です。普段の幼稚園の遊びを見て頂ける競技です。真剣にそして、楽しく魚釣りを楽しんでいました。急遽子どもがマイクで数を数えると間違える場面もありましたが、それが3歳児らしく微笑ましい一幕でした。
プログラム10番は年長児の鼓笛隊「みんながみんなが英雄」です。
今年はコロナのこともあり例年とは少しパートや人数割りを変えての鼓笛隊となりました。テーマは当然「隊」になることです。練習を始めた時から128人一緒に形を作っていきました。四方をむいて叩いたり、挨拶をしたりする時、音が合わず悩んでいると園長が4呼間休んで音楽を聞いて太鼓を打つことを提案してくれました。最初の2回は揃いませんでした。それが本番2日前でした。教師は不安の中、子どもを信じることにしました。そして本番、教師の不安はよそに子ども達は完ぺきに『全員が休む』を実行できたのです。鼓笛隊が終わり図書館下に戻ってきたRちゃんは「みんなで揃えれたね。」「みんな叩かんかったね。」と自分たちの目標を達成できたことを喜んでいて、その姿は6歳児とは思えない姿でした。
プロログラム11番は年少児の「かけっこ」です。
年少は直線で16メートルです。今回直線にこだわりました。直線にしたことでトラックを走るより思い切り走ることができました。
プログラム12番は年中児の踊り「ロックンモンスター」です。
年中児らしさがみられたロックンモンスター!!年少さんの踊りからぐんと高度になります。シャボン玉の小さな丸から大きな丸への隊形移動は聞いてビックリ、毎回グループのメンバーが違うそうです。更に手を離して大きな丸になる時の離す子も決まっていないそうです。自分たちがその時に判断するのです。これって大人でも難しくありませんか。それを当たり前のように実行する年中さんには驚きです。これも遊びから得た知識でしょうか。
プログラム13番は年長児の「クラス対抗全員リレー」です。
リレーには説明はいりません。クラス全員で行うリレーは迫力満点です。特に今回は練習の時から順位が毎日入れ替わり、それぞれが前日の降園前まで練習していました。当然1位が1番うれしいですが、それぞれのクラスのドラマが詰まったリレーになりました。
最後はフィナーレの手話「さんぽ」です。
全てをやり切った子ども達はとびきりの笑顔で手話を披露しました。
今年の運動会は子どもに寄り添って、子どもに合わせて練習を進めてきました。子どもに合わせて進めていくことで子ども達が自分たちで考え、自分たちで教え合うようになりました。練習途中、線を引くことをやめるよう園長に指導され、どの学年もほぼ線なしです。正直、線を引き「線のところに行きなさい。」というと見た目は綺麗で簡単です。しかし、三葉の運動会は違います。自分たちの間隔で自分たちの判断で演技します。それもすべて普段たくさん遊んでいないとできないと実感しました。今日の運動会も子ども達の成長の為の一つです。今後も子ども中心、子ども達の為の保育を考えていきたいと思います。
今日はたくさんの規制やご協力ありがとうございました。今後の為にぜひご感想を聞かせて頂けると嬉しいです。これからの保育につながります。よろしくお願いします。
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