2020年10月23日 金曜日
今朝の園庭では、昨日の雨でいくつかの水たまりができていました。バスから降りると、水たまりの上をピチャピチャ歩いて登園する子や、所持品の始末を終えると裸足で園庭に飛び出し、水たまりの感触を楽しむ子など、どの子も水たまりを楽しんでいました。年中の女の子達は大きなホットケーキを作ったり、製氷皿を使ってチョコレートを作ったりしていました。たんぽぽ組の子ども達も、水たまりの上を飛んでみたり、一列になって歩いて「つめたーい」と言って喜んだり、ドロドロになりながら雨上がりの遊びを楽しんでいました。
10月からたんぽぽ組に入園したO君とNちゃん、朝は泣いてくる二人ですがNちゃんは砂場でたくさんのケーキを作っていると、同じクラスの友達が来て、Nちゃんが作ったケーキの上に葉っぱをのせたり、飾り付けを始めました。また、O君も「つくりたーい」と言ってコップを持ってきて一緒に作り始めました。一人遊びから少しずつ友達と関わって遊ぶ姿が見られるようになってきました。
外でたくさん遊んだ後は、お部屋で絵を描いたり、廃材で作品を作ったりしました。
また、N君は遠足での追いかけっこが楽しかったようで追いかけっこの絵を描いていました。Mちゃんは「夜はお家に帰るんよ。でも外にも電気があるんよ」といろいろな色のクレヨンで楽しみながらグルグル描いた上から黒の絵の具で塗っていました。どの絵も楽しく塗って塗って!楽しく描いて描いて!!楽しんだ結果が作品になりました。
廃材遊びではセロハンテープが上手くつかず、貼っていくうちに丸まって玉になり、思う所にくっつかず重なってぶ厚くなっていたり、悪戦苦闘しながらも出来た時の嬉しそうな顔はとっても満足そうで可愛く思いました。
作品展は、たくさん描いたり、作ったりした作品の中から一つ選んで展示していきたいと思います。子ども達の作品には子どもなりのその時の心がうかがえます。コメントを読みながら楽しんでいただけたらと思います。
〈今日のメニュー〉
2020年10月22日 木曜日
登園してくると、子ども達が口々に「遠足楽しかったー!」と笑顔で話していました。3歳児が昨日の楽しかったことを友達同士で話しているのです。聞いていて嬉しく思いました。
一方、泥場ではあるお店が開かれていました。それはお団子屋さんです!運動会の時に使った退場門を柱にして「だんごやさん」という看板を作ってお店が出来ていました。異年齢の子ども達がそれぞれお団子を作って大小様々な団子が出来上がっていました。そして、そのお団子をお皿に並べて「いらっしゃいませ〜」と声掛けをしているとお客さんがやって来ました。お金のやりとりが分からない年少児達は「お団子下さい」「どうぞ!」と言葉でやりとりをして楽しんでいました。泥団子作りが苦手なちゅうりっぷ組のS君は、教師に教えてもらいまん丸ではありませんが、可愛いデコボコの泥団子が出来上がっていました。そんな中、次第にお店もパワーアップしてきて、鍋に砂を入れたI君は、お店の机に置いて教師や子どもが作った泥団子を中に入れて砂をかけはじめました。泥団子を並べて渡すだけでなく、お店の中で作るという過程も付け加えながらお店屋さんごっこをしていて、お母さん達とお買い物に行った時によく観察しているのかなと思いました。
年少児も入園当初は泥団子の作り方も分からず、教師や年中児、年長児に作ってもらって持って帰ることが多かったのですが、少しずつ作り方も覚えて自分達でも作れるようになりました。遊びを通して主体性も育ち始め、成長を感じることが増えてきて今後の成長がとても楽しみです。
今日の献立は、胚芽米、鶏つくね、きんぴらごぼう、野菜の甘酢和え、リンゴでした。
2020年10月21日 水曜日
今日は待ちに待った遠足です。昨日うさぎ組では”明日晴れますように!”とお祈りして帰りました。三葉っ子の願いも届き、朝の寒さも吹き飛び、心地よい風と日差しの中、城山公園の遠足を楽しみました。
登園した子どもたちの表情はどの子もにこにこ!つぶやきに耳を傾けてみると・・・「はぁ~♪早く遠足行きたいなあ」とうさぎ組のUくん、「今日はAちゃんとごはん食べたいな。かわいいお弁当にしてくれたんよ♪」とさくら組のMちゃん。どの子も出発を待ちわびているようです。そうしていると、幼稚園の横を大きな大きな「宇和島バス」があがってきました。子ども達は「きゃ~!!」「大きい~!!」「でっけ~!!」「すごーい!」と大盛り上がり!!子ども達のあまりの興奮を見かねた園長が近くにいた年中児を大型バスの近くまで連れて行ってくれました。早コースの子ども達が乗る前にちょっぴり試乗です。すると「すごーい!」「50人分や!」「ホテルみた~い!!」と大喜びでした♪その時、運転手さんがバスの横のトランクをあけて荷物を入れているのを見て「ここにもお部屋があるんだ~」と驚いていました。バスの周りをドドドドド・・!!と走ったHくんはスタート地点まで戻ってくると肩を大きく揺らして「ハァ、ハァ・・・これは疲れるなぁ」と一言。走ってバスの大きさを感じていたようで、その様子に思わず教師は笑ってしまいました。
その大きなホテルのような大型バスに年中と年長は乗って城山公園に出発です。幼稚園バスに乗った年少、プレ年少の子ども達も、普段お歩きで登園する子が多いのと、バス通園の子ども達も他のバスに乗ったことがない子がほとんどで、きゃっきゃと大喜びしていました。大型バスで県立美術館前で降り、城山公園広場まで少し歩きました。「うわ~きれい」「広いね」「大きい木がいっぱいだね」キョロキョロ、わくわくしながら進みました。まず最初に園長先生が危ない所やトイレの使い方を教えてくれました。話をよ~く聞いて荷物を置いた瞬間、子ども達は一目散に駆け出しました!!こんな時の子ども達の速さといったらありません!「ねえ、ねえ!みんな!!鬼ごっこをするのはどう?」「いいね~!!」あっという間に友達同士で遊び始めました。広~い芝生の上を走って転がってジャンプして・・・それだけで楽しい子ども達!どの子もキラキラの笑顔を見せてくれました。
お城を見たひつじ組は「忍者がいるかもしれない・・・」と忍者になりきって抜き足、差し足、忍び足・・・たたたたた~!!とこっそり走っているつもりでしたが大勢で動くのでバレバレ忍者になっていました。かわいい忍者たちの登場にほっこりしました。
プレ年少児や年少児も広い公園にびっくり。小さな体で力いっぱい走ったり、木の後ろに隠れて「こっちだよ~!」とかくれんぼをしたり楽しそうに遊んでいました。
広場で走り回って遊んでいると、子どもたちに通りがかった人たちが何人も声をかけてくださいました。自転車を押して足を止めたおばあちゃんがしばらく子どもたちを目を細めて眺めていました。子どもたちも気さくに「おはよう!」と声をかけるので、そのあばあちゃんが教師と子どもたちに「かわいいねえ、みんなが元気に遊んでいるのを見たら元気が出るわ」としみじみ話してくれました。他にも電話をしていたおじちゃんが丁度電話を切った時、子どもたちがおじちゃんの足元に走っていきました。「おぉ!どうしたん!?」とびっくりしていたおじちゃんでしたが、子どもたちが「バッタがあっち行ったんよ!!」と言うと「おじちゃんが探してやるわ!」と長い間一緒に虫探しを楽しんでくれました。あたたかい地域の方々との交流に、見ていた教師は心がぽかぽかになりました。
たっぷり遊んだ後は待ちに待ったお弁当です。今回持ち物で45リットルのビニール袋を用意していただきました。「さあ、食べよう!」と子どもたちがビニールを広げた時、「これ見て!」とYくんが一面に自分の好きなキャラクターが描かれた物を見せてくれました。又、ちゅうりっぷ組のHちゃんは昨日の夜、お母さんにもらった袋と空っぽのお弁当箱を何度も出して遠足ごっこをして楽しみにしていたそうです。きりん組のSちゃんは「自分で名前と絵を描いたんよ♪」とにこにこ話してくれました。他にもお母さんに名前を書いてもらったり、わかるようにワンポイントかわいいマークを描いてもらったりしていた子もいました。ビニール袋を敷いてみると、風に飛ばされそうなビニールをカバンや水筒で必死に押さえたり、ここが私の場所!と得意そうに座ったり・・・レジャーシートでは味わえないうきうき、わくわく、胸の高鳴りが聞こえてきました。ご協力ありがとうございました。家庭で子どもたちと一緒に楽しみに準備していただいた気持ちが伝わってきて職員会で教師たちは”嬉しいね””感動するね”と話が盛り上がりました。敷物をビニール袋にした教師の思いの意図を何となく察していただき、送り出してくださったことで子どもたちのわくわく感が何倍にもなったことを嬉しく思いました。友達同士、誘い合って座り、「先生、見てみて~!!」と子どもたち。お母さんやおばあちゃんが作ってくれたお弁当は子ども達の自慢です。どの子も嬉しそうに見せてくれました。おやつも遠足の楽しみの一つです。気前よく「はい!あげる!!」と友達や教師にあげる子、「みんなでポテチパーティーしよ~!!」と周りの子を誘う子、嬉しそうに自分のお菓子を味わって食べる子等とても良い一日になりました。
食べ終えた後は迎えのバスが来るまでもう一遊び♪なんと…使い終わったビニール袋を使って遊び始めました。ゴミ袋を風に向かって広げるとぱんぱんにふくらんで風船のようになり風船遊びになりました。風に乗ってゴミ袋の風船が飛んでいくのを追いかけたり、Uくんは「先生こっち(袋の端)持っとって!せーので走るよ!!」と風集めをして遊んでいました。走る向きによって袋に風がうまく入ったり入らなかったり・・・「こっちはだめ!あっち向いて走ろう!」と風向きに気付いたようです。
存分に遊んだ子ども達は満足そうに帰ってきました。何もない場所でも工夫してたっぷり遊べる三葉っ子の姿を見て安心しました。子ども達にはどんな場所でも楽しく充実した人生を生きて行ける人になってほしいのです。幼児期の今、様々な経験を積み重ね、楽しい思い出と共に子ども達の中に」残っていってほしいと思います。
2020年10月20日 火曜日
今日年長児は年中、年少さん達に見送られ古川のレインボーファームの側の田んぼに稲刈りに行きました。6月に植えた苗の生長をレインボーファームの方々がメールや写真で知らせてくれていたことで、子どもたちは「どうなっているかな?」と胸をおどらせ出発しました。
レインボーファームに着くと…子どもたちの前には黄金色の稲がずっーーと向こうまで続いていました。「うわっー‼︎広い!」「全部、もち米!?」と見た瞬間、気持ちが高まっていました。そんな子どもたちに、園長が稲を1株刈って見せてくれました。昨日、園内で刈った1株とは全く大きさが違い、みんなで数えてみることにしました。「1本、2本、3本…」と一本ずつ数えながら子どもたちに渡していっても束の数はなかなか減りません。やっと最後の一本は56本目、3本だった稲は56本になっていたのです。園長から「3人だったのに、らいおんのみんなときりんのみんなを合わせた位に増えたね」と話してもらうとRくんは「こんなにいっぱい家族が増えてよかったね。」と嬉しそうに話していました。そして、いよいよ稲を刈るときになりました。昨日の園内練習でしっかりと刈り方と鎌を持つときの約束を覚えていた子どもたちは「親指は下向きよね。足は少し開いて…よし、できた!」と自分自身で確認しながら1株ずつ力を込めて刈ることを楽しんでいました。また稲を刈るだけが稲刈りではありません。役員さんに3株分束ねてもらったものを稲木のところまで運ぶのも大仕事です。「ワッショイ、ワッショイ!」と元気よく運ぶ姿は微笑ましく元気をもらいました。
最後に刈った稲でいっぱいになった稲木を見てKちゃんは、「子ブタのワラの家みたい!」と目をキラキラさせながら話していました。お話の中のブタさんのワラのお家はオオカミの「フ〜〜〜」という息で倒れてしまったけれど、稲木は倒れないために重心をジグザグにしておくことや穂を下にしてかけることで水が落ちることも教えてもらいました。今日の稲刈りでは、小学生のお兄さんお姉さんに負けないくらいたくさんのことを学びました。
年長児は今日、特別に1人1本ずつ稲穂を持って帰っています。子どもたちの今日の話を聞きながら、1粒のもみから芽が出て何本にも増えたこと、この稲穂の1粒がまた何本にも何粒にも増えて命を繋いでいることに感動してあげてください。また、この稲穂はこのまま飾っておいてもいつまでも大丈夫ですのでどこかに飾っておいても良いかと思います。
子どもたちが楽しいと思えたレインボーファームも堀内さんの田んぼも重信川の土手の下にあります。今年も水害で田んぼの半分のお米がダメになりましたが、子どもたちの稲はしっかりと守ってくださっていました。水害から守り、これまで世話をしてくださった堀内さん、そして気にかけてくださっていたレインボーファームの方々の力があったからこそ今日の稲刈りができました。コロナ禍の中三葉っ子たちは様々な場面で多くの地域の方々に支えられ、協力してくださって多くの経験をさせて頂いてこそ、子どもたちの輝く笑顔だと思います。感謝感激です。
共同農園レインボーファーム ホームページ
2020年10月19日 月曜日
今日は一日曇りが続き、肌寒い一日になりましたが子ども達は元気いっぱいで運動会の余韻を楽しむように登園しました。O君は朝、教師の所に来ると「運動会たくさん褒めてもらった」と笑顔で言ってお部屋に入って行きました。
園庭では、ブランコや乗り物で遊んでいる子もいる中、運動会ごっこも大盛り上がりでした。リレーでは、異年齢の子も混じり、走っていました。リードを知っている年長児は「今!」とリードのタイミングを教えてあげている姿もあり、経験して覚えた事を一生懸命伝授していました。また、今日から東雲短大の実習生も来ており、誘って一緒に走る姿もありました。
踊りでは、各学年の踊り野球拳、踊るロックンモンスター、しゃかりき・ソーランサンバ、フルフルフルーツを皆で踊って盛り上がっており、野球拳で入場の際は入場門から各学年全力で走っていました。年長児に憧れている年中、年少、プレ年少児は年長児のマネをし、真剣な目で上を向いたり、手先を伸ばしたりしてかっこをつけていました。
年中児の踊りでは、大勢なので円を作るととてもとても大きな円になっていました。「踊るロックンモンスタ~♪」の部分では全員が外を向いた時、どの子もステキな笑顔でNちゃんは「せんせい!」とニコニコで手を振ってくれました。小さな池作りではさすが年長児!小さい子を見つけると手を繋いでくれている姿には心温まるものがありました。
しゃかりきソーランサンバでは、たんぽぽの子ども達は嬉しそうにポンポンを持つとお兄さん、お姉さんと「いぇ~い!」「いぇ~い!」と満面の笑みを見せていました。この踊りのお池作り(円になること)でも、子ども達が考えて各場所にお池を作って楽しんで踊っていました。
ふるふるフルーツでは、年長児は少し恥ずかしいかな?と思いましたが踊っていた子達は「ゴ~ゴ~」と元気に言うと全力で走って止まってと参加していて可愛いなと思いました。
昼食後は年長児は明日の稲刈りにむけて園内で育てた稲を刈って、刈り方を実習して明日に備えました。園長からかまの役割、使い方等を教えてもらって足を切らないように自分達で安全に気を付けて稲刈りをすることができました。
〈今日のメニュー〉
2020年10月18日 日曜日
10月にみかん組に新しい友だちが2人入りました。最初はお母さんを思い出したり、慣れない環境に泣くこともありましたが、少しずつ慣れてきて友だちと遊んだり、歌ったりするようになってきました。この日はキッチン台でAくんとBちゃんが好きな食材を持ってきては、キッチン台に並べていました。Aくんはお皿の中にプリンを隠しては、「わぁ~」と満面の笑みで何度も見せてくれました。「あれ…ないねぇ~」と保育教諭が声をかけると、にっこり笑って「ここでした~」と言わんばかりに見せてくれて、一緒にいたBちゃんも一緒に「あったね~」と喜んだり「ここ~!」と指をさしたりしていました。その後、Cくんがお皿にたくさん食材を並べていました。そして食材を1つのせるごとに「できた~」と言わんばかりに拍手をしていて、その姿がとても可愛らしかったです。同じままごとでも、自分で並べて食べる真似をしたり、保育士に「どうぞ」と持ってきたり、Cくんのようにたくさんお皿に並べることを楽しんだりと、それぞれ遊び方や興味の方向が違います。幼児たちには環境と材料を与えて自由に遊ばせて見守っていると個性的でとてもおもしろいです。また食べ物の名前を覚えてきた幼児には、「これなーんだ?」とクイズにすると「〇〇!」と元気よく答えてくれたり、逆にクイズを出してきたりと、やり取りも楽しめるようになってきていて、たくさんの成長を感じる毎日です。
また園庭では幼稚園児の運動会練習が始まりました。音楽が流れると、引き込まれるようにテラスへ出て動きを真似しています。年長さんの野球拳がかかると、大きく両手を伸ばしたり、ジャンプしたり揺らしたりしていて、その姿はその子なりになりきっているのだろうと思うと、とてもかわいく思えます。こんな姿を見ていると幼稚園児にたくさんの刺激をもらっていることを実感します。毎日笑顔で元気よく遊んでいる幼児たちの姿をぜひ、ひよこ組の運動会ではご覧いただきたいと思っていますが、何しろまだまだお母さん恋しい時期、お母さんの姿を見ただけで甘えが出ることも考えられます。ご協力お願い致します。
2020年10月16日 金曜日
今日は待ちに待った運動会です。登園してきた子ども達からはいつもと違った「ウキウキ、ワクワク」が伝わってきました。
今年はコロナ禍の中、保護者の方に子ども達の様子を見て頂く機会がなかなか持てず、初めての場が秋の運動会となりました。そして例年とは違う4月からのスタート、いつもと違う子ども達の生活の中での運動会のテーマは「あそんであそんでみんながかがやくうんどうかい」でした。みんなが輝いた運動会をプログラム順に紹介します。
プログラム1番「オープニング」2番「応援合戦」です。
トラックの中央から保護者席に向かって、いつも以上の笑顔で走り、踊り始めた子ども達は友達と顔を見合わせながら楽しく踊っていました。そして応援合戦です。ここは今年、時間の短縮もあり、例年とは違う形をとることにしました。今日まで子ども達の大好きな応援合戦は各クラスで練習してきました。「〇〇組!」という声も年長児は年長らしく、年少児は年少らしく、満三歳児は満三歳らしい口調でほほえましい応援合戦となりました。応援合戦やはじめのことばで気持ちが高まり競技が始まります。
プログラム3番、年中児の「めざせゴール」です。
年中児のかけっこの距離はトラックの4分の3で35メートルです。年中児になるとやっぱり順位を意識します。その表情は真剣そのもの!中には練習で悔し涙を流したNちゃんはスタートの仕方を練習して1番になっていました!
プログラム4番、年長児の「野球拳」です。
今回、コロナ対策でお客さんはマスクをして静かに見てくださっている中、聞こえてくるのは子ども達の声でした。丸になる時も「もう少しそっち。」とか「ずれてるよ。」とか自分たちで直そうとする声があちこちで聞こえてきました。一人一人がそれぞれ踊るだけでなく、目標としていた、クラスの団結、年長128人全員の団結が見られる踊りとなりました。一番の見どころの水車からのウェーブはばっちり決めて100点満点の演技でした。
プログラム5番、満三歳児の「かけっこ」です。
12m先にいる先生のところに「よーいドン!」泣いていた子が泣き止んで走ったり、いつもは笑顔で走る子が走れなかったりいろいろありましたが、まだ3歳児!!すべてが思い出となる姿でした。
プログラム6番は年少児の踊り「しゃかりきソーランサンバ」です。
実は年少児の踊りには不安がありました。踊りは上手に踊れるのですが教師を気にしてしまっていたのです。そこで、「子どもたちを信じる作戦!」教師は隠れることにして子どもたちにすべてを任せました。すると、子ども達は今まで以上に自由にのびのびととびっきりの笑顔で踊ることができたのでした。
プログラム7番は年中児の競技「おみこしわっしょい」です。
秋祭りを経験した子ども達は自然とお神輿作りを始めました。迫力あるお神輿競争の裏側には、園長のアナウンスにあったように各クラスの細かいこだわりや工夫がつまっています。なかには「本物?の神様」(子ども達曰くです。笑)が入っているお神輿もあったようです。
プログラム8番は満3歳児の踊り「フルフルフルーツ」です。
何をしてもかわいいたんぽぽ組さんは三葉幼稚園のアイドルです。そのたんぽぽ組さんがストップゲームから始まり、走ったり止まったり、踊ったり楽しそうな姿にみんなが微笑ましい気持ちになりました。
プログラム9番は年少児の競技「さかなつり名人です」です。
子ども達が大好きな魚釣り、まさしく『遊んで遊んでみんなが輝く運動会』にぴったりの競技です。普段の幼稚園の遊びを見て頂ける競技です。真剣にそして、楽しく魚釣りを楽しんでいました。急遽子どもがマイクで数を数えると間違える場面もありましたが、それが3歳児らしく微笑ましい一幕でした。
プログラム10番は年長児の鼓笛隊「みんながみんなが英雄」です。
今年はコロナのこともあり例年とは少しパートや人数割りを変えての鼓笛隊となりました。テーマは当然「隊」になることです。練習を始めた時から128人一緒に形を作っていきました。四方をむいて叩いたり、挨拶をしたりする時、音が合わず悩んでいると園長が4呼間休んで音楽を聞いて太鼓を打つことを提案してくれました。最初の2回は揃いませんでした。それが本番2日前でした。教師は不安の中、子どもを信じることにしました。そして本番、教師の不安はよそに子ども達は完ぺきに『全員が休む』を実行できたのです。鼓笛隊が終わり図書館下に戻ってきたRちゃんは「みんなで揃えれたね。」「みんな叩かんかったね。」と自分たちの目標を達成できたことを喜んでいて、その姿は6歳児とは思えない姿でした。
プロログラム11番は年少児の「かけっこ」です。
年少は直線で16メートルです。今回直線にこだわりました。直線にしたことでトラックを走るより思い切り走ることができました。
プログラム12番は年中児の踊り「ロックンモンスター」です。
年中児らしさがみられたロックンモンスター!!年少さんの踊りからぐんと高度になります。シャボン玉の小さな丸から大きな丸への隊形移動は聞いてビックリ、毎回グループのメンバーが違うそうです。更に手を離して大きな丸になる時の離す子も決まっていないそうです。自分たちがその時に判断するのです。これって大人でも難しくありませんか。それを当たり前のように実行する年中さんには驚きです。これも遊びから得た知識でしょうか。
プログラム13番は年長児の「クラス対抗全員リレー」です。
リレーには説明はいりません。クラス全員で行うリレーは迫力満点です。特に今回は練習の時から順位が毎日入れ替わり、それぞれが前日の降園前まで練習していました。当然1位が1番うれしいですが、それぞれのクラスのドラマが詰まったリレーになりました。
最後はフィナーレの手話「さんぽ」です。
全てをやり切った子ども達はとびきりの笑顔で手話を披露しました。
今年の運動会は子どもに寄り添って、子どもに合わせて練習を進めてきました。子どもに合わせて進めていくことで子ども達が自分たちで考え、自分たちで教え合うようになりました。練習途中、線を引くことをやめるよう園長に指導され、どの学年もほぼ線なしです。正直、線を引き「線のところに行きなさい。」というと見た目は綺麗で簡単です。しかし、三葉の運動会は違います。自分たちの間隔で自分たちの判断で演技します。それもすべて普段たくさん遊んでいないとできないと実感しました。今日の運動会も子ども達の成長の為の一つです。今後も子ども中心、子ども達の為の保育を考えていきたいと思います。
今日はたくさんの規制やご協力ありがとうございました。今後の為にぜひご感想を聞かせて頂けると嬉しいです。これからの保育につながります。よろしくお願いします。
コメント (「雨上がりの一日」 たんぽぽ組 松本 良美 はコメントを受け付けていません)