2020年9月15日 火曜日
今日は、赤コースの年中組と年少組が、屋外遊ぎ場へ遊びに行きました。先日、青コースが行った時に、工事で山に重機が入っていて、それに驚いたバッタなどの虫たちが園庭に移動してきて、子どもたちが歩くとおもしろいようにピョンピョン飛び跳ねていたと聞きました。しかし、今日はその姿が見えません。行き場を失った虫たちは、また新しい住処を見つけたのでしょうか。すると、さくら組のIくん、Kくん、Yくんが一匹の茶色い虫をじっと見つめていました。3人ともその虫を初めて見たようで、何かわからないので、少しビクビクしながら顔を近づけていました。教師が「コオロギだね」と、捕まえようと手を伸ばすと、ピョーン!と飛び跳ねました。「わあっ!」とびっくりしましたが、おもしろくなって追いかけ始めました。コソコソと地面を移動するコオロギがピタッと止まると、子どもたちが、コオロギに向かって手をたたいて動かそうとしており、その様子がほほえましくて見守っていました。朝晩ひんやりした風が吹き、虫とともに秋の訪れを感じます。
秋といえば、収穫の秋、様々な作物が実ります。ポンタ農園さんから、里芋を葉ごと頂き、テラスに展示しているのですが、親芋の周りにたくさんの小さな里芋がくっついています。古森先生が、「お母さんお芋が、子どもを抱っこしているね」と話すと、子どもたちは、里芋に対する親近感が一気にわいたようで、先生の背中にギュッと抱きついてお話を聞いていた子もいたそうです。じゃがいもの親芋は、役目を終えるとシワシワになってしまいますが、里芋のお母さんは、びくともしません。そんな違いにも気づかせ、夏野菜とは違う、秋冬野菜のパワーをこれから頂くことができます。子どもたちには、幼い時期に旬のものを食べ、野菜や果物が一番美味しい時に味わい、しっかりと栄養を摂って、成長してほしいと思います。園の手作り給食でも、子どもたちが食べる様子をよく見て改善しながら、幼児期に野菜そのものの味を感じられるようになればいいなと思います。
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