2020年9月19日 土曜日
9月18日(金)の郵便局員さんが来てくれた日、
年長児は郵便局員さんのご厚意で会議室に集まり話を聞いたり、質問をしたりする時間をとって頂きました。集めたハガキを子ども達に見せてくれ、「今から郵便局に持ち帰り、まずスタンプを押します。それから…。」と今日出したハガキがどのようにおじいちゃんおばあちゃんに届くのかを教えて頂きました。
そして、その後の質問では子ども達の郵便に対する興味や不思議に思うことがたくさん出ました。質問と答えを紹介します。
A君「どうして郵便局の車は赤色なんですか。」に対し「遠くから見てもわかるように目立つ赤色になっているんだよ。」
K君「ハガキや手紙を届ける間にどうして折れたり破れたりしないですか。」に対して「みんなが気持ちを込めて書いた手紙だから私達も大切に気持ちを込めて届けているんだよ。」
H君「バイクでは海は渡れないのにどうやって届けているんですか。」に対し「遠い場所には船や飛行機で届けているんだよ。」
T君「郵便局のマークはどうしてあのかたちなんですか。」に対して「郵便局は昔テイシンっていう名前だったんだよ。テイシンの『テ』がマークになってるんだよ。」などなど
子ども達の素朴な質問にも丁寧に答えて頂きました。本当にありがとうございました。
2020年9月18日 金曜日
今日は雨が降ったりやんだりの不思議な天気でしたが、子ども達は雨の合間を見て泥遊び楽しんでいました。
また、今日はみんながおじいちゃん、おばあちゃんのために書いたハガキを投函する日でした。書いている時からちゅうりっぷ組のSちゃんは「一緒に映画を観てくれたの」と絵を描きながら嬉しそうに話したり、M君はみんなが笑顔で手を繋いで遊んでいる絵を楽しそうに描いたりと、コロナで会うことが出来ないおじいちゃんやおばあちゃんとのことなど楽しかったことを思い出しながら描いていました。「あそんでくれてありがとう!」「ごはんをつくってくれてありがとう!」等と呟きながら描く姿も見られ、子ども達の思いが伝わってきました。
年長児が椿号の移動図書の本を借りて幼稚園に帰ってくると、園庭のテントの下に”まつやまにしゆうびんきょく“という看板とポストが出来ていました。子ども達はポストに気付くと、本を持ったまま一直線に走っていきました。「なにこれ!」「ポストができてる!」とワクワクしてそれぞれが口走っていました。「なんで幼稚園にポストがあるんだろう?」「古森先生に聞いてみる!」と事務所に行って古森先生に聞くと、「雨が降っているから郵便局が三葉幼稚園にお引越ししてくれたんだよ。みんなのハガキを集めて届けてくれるんだよ。」と話してくれました。それを聞くと、「年少さんも年中さんもたんぽぽさんも知らないかもしれないから教えないといけない!」と小さい子への心配りをしてくれている子もいました。
11時、園庭に赤い郵便車が入ってきて子ども達は大盛り上がり!真っ赤な車を見たちゅうりっぷ組の子ども達は、「ちゅうりっぷ組と一緒の赤色だ!」と帽子と郵便車を見比べて興奮気味に教えてくれました。ポストにハガキを入れる時も、大事そうに両手で持って「お願いします!」と言っている子や、入れた後に両手を合わせている子もいたりと、おじいちゃん、おばあちゃんのところに届くのを楽しみにしている気持ちが見ていて伝わってきました。
みんながポストに入れた後、郵便局の方がポストの鍵を開けて、緑色のバックにハガキをどさどさっと入れるところまで目の前で見ることが出来てとても嬉しそうでした。
特別に幼稚園に郵便局の方が来てくださったおかげで、経験をした事がない事まで目の前で見ることができ、子ども達にとっては夢のような1日だったと思います。おじいちゃん、おばあちゃんのハガキも届くのが楽しみです♪
今日の青コースの給食の献立は、胚芽米、ししゃもの天ぷら、麻婆茄子、ナムル、スイートコーンでした。
2020年9月17日 木曜日
テラスの植木に吊るされたゴーヤをたんぽぽ組のKくんが目をキラキラさせて見ていました。このきれいなオレンジ色に熟した形の良いゴーヤは、園長が駐車場から採ってきてくれたものでした。2つのゴーヤを吊るしてくれていたのですが、片方はすでに実が割けているもの。そして、もう一方は今にも割れそうできれいなオレンジ色に輝いている膨らみかけたゴーヤでした。割けて種が落ちていく瞬間を子ども達に見せたいと、子どもの目につく場所に園長が飾っていたのでした。
そして今朝、植木に吊るされたゴーヤを見てみると残念なことに夜の間に割けて、種が落ちてしまっていました。割ける瞬間を見れなかったと残念がっていた私に「先生、どしたん?」ときりん組のYくん達が声を掛けてきました。種が落ちる瞬間を見たかったことを話し、いつ頃割けたのだろかと考えていると、Yくん達は2つのゴーヤを見比べながら「こっちはたくさん割れとるけん、けっこう前やないかな?こっちの方はあんまり割れてないけん、ちょっと前やと思うよ。」と頭を働かせて推測し、その姿に私はとても驚かされました。Yくん達が言うように、昨日割けていたものは中身が乾燥して割れ目が反っているのに対して、もう一つは差ほど反っていないのです。三葉っこ達の鋭い洞察力や探求心、豊かな感性には感心させられるばかりです。
まだまだ謎の多いゴーヤですが、駐車場のゴーヤも残りわずかになったので、子ども達とその時にしか見られない貴重な体験ができるよう、又見逃さないように一緒に観察していきたいと思います。
先日、ポンタ農園から子芋がたくさんついている里芋を頂いてきてテラスに飾っていました。園長から「里芋はお母さんにくっつき虫していて、みんなみたいだね。」と話してもらうと子ども達は、その真ん中にあるお母さん芋はどうなっているのか気にしていました。そこで、まず泥がたくさんついている里芋を水で洗うと、たくさんの子芋たちがくっついているのがよくわかりました。甘えん坊の里芋は「子芋」と呼ばれるそうです。とってもとってっも甘えん坊なので、一つ一つお母さん芋から離すのは大変でうーんと力を入れて採っていきました。なかにはお兄さん芋が大きくなって、また子どもの芋を付けているものもありました。
じゃやがいもを収穫した時、お母さん芋は子どもに栄養を全部あげてシワシワになっていましたが、里芋のお母さんは太い太い元気なままで、他の芋と同じように食べることができると教えてくれました。お母さんになっている幹を切ってみると、中は里芋を半分に切ったものと同じようになっていて、食べられることがわかりました。
さて、里芋は「どのように食べる?」と園長から聞かれると「カレー?」という声がありました。「カレーに合うのはなんだっけ?」と考えると、「じゃがいも!」という答えが返ってきました。そして、里芋は「味噌や醤油が合うよ。」と教えてもらいました。そして、里芋にはもう一つ特徴があります。ゴーヤが苦さで鳥や虫から実を守っていたように、里芋は触ると痒くなります。里芋の痒い攻撃はモグラやだんごむしなど、土の中にいる生き物から実を守るためだというのも教わりました。
調理したらおいしい食べ物にも気を付けること、その意味も教えてもらい生きる知恵がまた一つ増えた子ども達でした。明日、どんな調理をしてくれるのか楽しみです。
2020年9月16日 水曜日
今日は一日曇り空でとても涼しくすごすことができました。そんな中で運動会の練習を遊びを取り入れながらしてみました。
青コースの年少さんは、ダンスを踊っていました。それを見ていたりす組の女の子達も,楽しそうに踊っている年少さんを見て一緒に踊りだし終わった後も「イェーイってするところ可愛いね。」「また練習していたら一緒に踊りに行こうね。」と他の学年の踊りにも興味を持っていました。
その後年中4クラスが集まって年中組の踊りの並び方や隊形移動をしてみました。そして,その後初めて園庭で踊った子ども達は、部屋の中で踊るのとは違い体を大きく使ってのびのびと踊る姿が見られました。次に「クラスのお友達と大きな円を作ってみようか。」と言うと近くの友達とすぐに手を繋いで「○○くんこっちに来て。」と教師が援助しなくても自分達で考えて集まってあっという間に大きな円が2つ出来上がりました。三葉の子ども達は、教師の指示も誰かがとっさに判断して動き、それが全員に広がりたちまち形に出来るので驚きです。
「次はかけっこしようか。」の教師の声に「いえー」「やったー」と大喜び。いつも年長さんに混じってリレーをしているりす組のTくんやAくんは「一番に絶対なってやる。」と意気込んでいました。走っている子ども達はどの子も笑顔いっぱいでした。
運動会の練習が始まりましたが、残暑の中子ども達の体調管理を十分にしながら進めていきたいと思います。
今日の給食は胚芽米、とり肉と野菜のケチャップ炒め、野菜と豆のスープ、ジャガイモとツナのサラダ、りんごでした。
2020年9月15日 火曜日
今日は、赤コースの年中組と年少組が、屋外遊ぎ場へ遊びに行きました。先日、青コースが行った時に、工事で山に重機が入っていて、それに驚いたバッタなどの虫たちが園庭に移動してきて、子どもたちが歩くとおもしろいようにピョンピョン飛び跳ねていたと聞きました。しかし、今日はその姿が見えません。行き場を失った虫たちは、また新しい住処を見つけたのでしょうか。すると、さくら組のIくん、Kくん、Yくんが一匹の茶色い虫をじっと見つめていました。3人ともその虫を初めて見たようで、何かわからないので、少しビクビクしながら顔を近づけていました。教師が「コオロギだね」と、捕まえようと手を伸ばすと、ピョーン!と飛び跳ねました。「わあっ!」とびっくりしましたが、おもしろくなって追いかけ始めました。コソコソと地面を移動するコオロギがピタッと止まると、子どもたちが、コオロギに向かって手をたたいて動かそうとしており、その様子がほほえましくて見守っていました。朝晩ひんやりした風が吹き、虫とともに秋の訪れを感じます。
秋といえば、収穫の秋、様々な作物が実ります。ポンタ農園さんから、里芋を葉ごと頂き、テラスに展示しているのですが、親芋の周りにたくさんの小さな里芋がくっついています。古森先生が、「お母さんお芋が、子どもを抱っこしているね」と話すと、子どもたちは、里芋に対する親近感が一気にわいたようで、先生の背中にギュッと抱きついてお話を聞いていた子もいたそうです。じゃがいもの親芋は、役目を終えるとシワシワになってしまいますが、里芋のお母さんは、びくともしません。そんな違いにも気づかせ、夏野菜とは違う、秋冬野菜のパワーをこれから頂くことができます。子どもたちには、幼い時期に旬のものを食べ、野菜や果物が一番美味しい時に味わい、しっかりと栄養を摂って、成長してほしいと思います。園の手作り給食でも、子どもたちが食べる様子をよく見て改善しながら、幼児期に野菜そのものの味を感じられるようになればいいなと思います。
2020年9月14日 月曜日
週初めの今日も、子ども達は砂あそびやままごとをしたり、リレーをしたりして元気いっぱい遊んでいました。そんな中、4号車のバスが到着したかと思うと5〜6人のらいおん組の子たちが急いで降りてきて部屋に駆け上がり、あっという間に降りてくるとリレーの列に入りました。話を聞くと「早く走れるようになりたいけん、急いで降りて来たんよ!」と口を揃えて答えました。子どもたちの中で共通の目的に向かって”クラスのみんなで頑張るんだ”と言う気持ちが膨らんできていることを感じました。年長になり力を合わせる経験をたくさんしてきたからこそ、自然と言葉や態度に出てくるのだなと嬉しく思いました。
年長児は先週から鼓笛隊をしています。鼓笛隊について、園長から「太鼓や笛を使って偉い人や王様たちを守ったり、楽しませたりするんだよ。隊と言うのはみんなで心を1つにすることだよ。旗は敵が来た時に遠くの仲間に知らせて王様たちを守ったり、太鼓や笛の先頭に立ってカッコよく歩くんだよ!ポンポンは可愛く踊ってみんなの気持ちを盛り上げるんだよ。」と鼓笛隊について話をしてもらいました。先週は練習ではなく好きな楽器をそれぞれ選び各クラスで鼓笛隊を作り、春の運動会でした、リトミックを思い出しながらリズムを楽しむことにしました。すると、みんなが集中して話を聞き、初めてする動きもすぐに出来て、私たち教師はただただ感動し、子供達の可能性に驚いたのでした。そして今日、ホールに上がり”さぁやるぞ!”とおもいいざ練習をし始めましたが集中しきれずに子どもたちも楽しめませんでした。見かねた園長に声をかけてもらい、今日も新しく”8カウントを2回したら回れ右をする”という動きを教えてもらいました。それを見ていた他のクラスもやってみようと交代してみるもなかなか出来ません。人の演技を見ている時こそ覚えるチャンス!だということを伝えきれていなかったこと、そして私たちが自分のクラスの子たちと鼓笛隊を作ることに対して自信を持ちきれていないことなどを園長に指摘され、本当にそうだなと、思いました。助け合うことが三葉の良さではありますが、そこに人に頼ろうとする自分がいてそれが子どもたちにも伝わり、今日の姿だったのだと思い反省しました。子どもたちと降園前に今日のことを振り返る時間を取ると、「もっとできるよ!」「楽しいけん、明日も頑張る!」と言ってくれました。そんな子どもたちに負けないよう私たちも明日から楽しくなるような工夫をして練習していきたいと思います。
今日の給食のメニュー
パン、けんちん汁、肉そぼろサラダ、オレンジ
2020年9月13日 日曜日
廃材遊びが好きな子ども達は、廃材の入った箱を保育教諭が用意しているのに気がつくと目を輝かせて集まってきます。
いろいろな大きさの廃材を箱の中から選び始めたMちゃんとTちゃんは、気に入ったものを手に取るとテーブルに用意していたシールを見つけ好きな柄のシールを選んで、思い思いの場所に貼り始めました。それを見たYちゃんも持っていた廃材に同じように貼り始め、他の子ども達もどんどんと興味を持って集まってきました。それぞれが満足するまで貼ると「できた!」「これ!」と言って保育教諭に見せてくれました。
いつも使っているシールよりも小さいサイズのカラーシールやドーナツ型になるシールがあることに気がついたMちゃん、Yちゃん、Aくんはすぐにそれらのシールを取ると一枚一枚上手に裏紙をはがして、自分の廃材の箱やトンボを作るために長く切った紙に貼っていきました。よく見ていると、辺に沿って直線になるように真っ直ぐ貼っていく子やすき間ができないように少しずつ重ねて貼っていくなど考えて貼っている子の姿がみられました。そんななか、偶然シールが爪の上に貼りついてしまったMちゃんは、「あ!」と一瞬驚いた表情を浮かべていましたが、見ているうちに楽しくなってきて、どんどん他の爪にも貼り始めていました。それを見ていたRちゃんも自分でやってみようと、小さなシールを一枚取って貼ろうとしましたが、なかなか自分の指に貼ることができず、隣の保育教諭の爪にペタリと貼ることに成功しました。それが嬉しくて満足そうに笑っていました。
また、箱の中から何個かのフルーツの梱包ネットを見つけたHちゃん、Mちゃん、Yちゃんは手首につけてオシャレ気分を味わっていました。しかし、遊んでいるうちに、Yちゃんがネットがバラバラになる事に気がつきました。するとそれを見たTくんも集まってきて一緒にバラし始めました。散々楽しんだ後、保育教諭が「集まれしてー」と声をかけると保育教諭の真似をして器の中にせっせと入れ、みんなで集めていました。
まだ、廃材遊びと言っても廃材にシールを貼ったり、箱の中に玩具を入れたり出したりしての遊びですが、一人一人が友だちから刺激をうけながら遊びを進化させているので、その様子を見守りながら成長を支えていきたいと思います。
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