2020年7月12日 日曜日
ぴよぴよが預かり保育をしている場所に様々な花と栽培しているミニトマトがあります。子ども達は玄関を出入りするたびにその植物の前を通るので気が付くと「きれいだね。」と言いながら時々触ってみていました。
そんななかで鮮やかに咲いていたアジサイの花も7月になると少しずつ色があせていき、中には花びらが茶色くなってしまうものもありました。そこである日、おもいきって色が変わってしまった花を遊びに使おうと外遊びの時にテーブルに置きました。すると子ども達は手に取ってポンポンと軽く叩いてみたり花の一つひとつをちぎってみたりして遊び始めました。
アジサイの花は小さな花がギュッと固まっていてその一つひとつが花の形をしているので子ども達は一つひとつちぎってお皿に入れながら「かわいい!」とつぶやいていました。紫や水色、ピンクの3種類の花を次々と手に取りままごとをしていた子ども達の中でA君はカップに入れてそれをままごとハウスに持ち込むと「いらっしゃいませー。」とアイス屋さんをしていました。
又、Iちゃんはちょこんと頭にのせて「にあうかな?」と飾りにしていました。そしてついに花を全部とってしまったH君、その手には茎だけが残っていました。それはまるで珊瑚のような形をしていてじーっと見つめていました。確かに水色のアジサイでも茎の部分は青、紫、しろ、水色と沢山の色が混じって出来ていました。そしてちぎった花も微妙に色が違っている事が不思議でした。
自然の色はとても美しく同じように見えても一つひとつが違っていてそれが集まって花になったアジサイをじっくりと見た保育教諭達からも「へーこんな風に色が違うんだなぁー」と感嘆の声があがりました。何気なく「きれいだなぁ~。」と観ている花にも色や形、その作りに改めてさせられたのでした。
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