2020年7月15日 水曜日
久しぶりの晴天の日で、子ども達も「外で遊べる!」「外行ってもいい?」と笑顔で聞いてくる子が沢山いました。広い園庭には、あちこちに遊べるコーナーが出来ていて、異年齢同士で楽しそうに遊んでいました。釣りのコーナーでは、雨の日に沢山遊んでいたのもあって、年少児でも、片付け方やルールが分かってきている子が増えてきている様子でした。ボールすくいコーナーでは、ひしゃくでボールをすくってはバケツいっぱいになるまで入れて満足そうに返していました。また、新しいコーナーも出来ていて、ボールを火ばさみや長い竹のお箸で挟んで移す遊びが出ていて、そこではとれるまで根気強く挑戦している姿が見られました。らいおん組のR君は、青色のボールが欲しくて、とれるまで追いかけて、友達や教師の応援もあってやっととることが出来ました。別のボールすくいでは、りす組のRちゃんが紐がついているボールは「当たりなんよ」と遊んでいました。
もう1つの新しいコーナーでは、(仮名)“ゴミ拾いゲーム”が出来ていました。園長が桶の中にヤクルトの容器、幼稚園で育てている小さくて食べられないきゅうりやトマト、落ち葉などを入れていきました。そして、それらを火ばさみや竹のお箸を使ってバケツに入れるゲームが始まりました。ちゅうりっぷ組のK君は、教師の真似をして落ちて食べられない緑色のトマトを沢山拾っていたりと一生懸命見よう見まねで準備を手伝っていました。
年少児も野菜だけを上手に火ばさみで掴んで同じ所に集めたり、年中児から「こっちの方が良いよ!」と使いやすい道具を教えてもらったりと挑戦しながらやり方を覚えている子もいました。さくら組のH君は、「きゅうりがとれたよ!」と掴めるたびに嬉しそうに教えてくれました。火ばさみの開いたり閉じたりという動きもコツをつかんでしていました。このゲーム名は後で「クリーンクリーンゲーム」と名付けることにしました。
子どもだけのなつまつり本番でみんながどんな反応をしてくれるのかとても楽しみです。教師も一緒に子ども達と盛り上がれるように準備を進めていきたいと思います。
今日の献立は、胚芽米、鳥の照り焼き、切り干し大根、かぼちゃサラダ、リンゴでした。
2020年7月14日 火曜日
子ども達が登園しはじめる頃に激しく降りだした雨も、登園し終える時には小雨になり止むと時折涼しい風がふいていました。今子ども達は作品展に向けて準備を進めていますが、今年は子どものあそび展を考えています。そこで、年中児達はあそびの共同制作展のあそびを展開しています。今日は、新聞紙一面に色紙や広告を小さくちぎって川を作る子ども達は年中4クラス混じり合って作業を進めていきました。
紙をちぎることを楽しんだり、ぱんだ組のSちゃんは折り紙を小さく貼っていたり、ひつじ組のR君は半分に破るとのりが入っている容器に直接紙を入れてのりをつけてダイナミックに貼っていました。
一方隣の部屋では、廃材で思い思いにそのまわりの風景を考えながら作っていました。しばらくして「先生見てー。」という声に振り返るとりす組のH君が出来上がった樹を持って立っていました。「本物みたいに上手に作ったね。」と言うとなにやら浮かない表情をして「でも立たないんよー。」と作った樹を床に置いて見せてくれました。上の方が重たくてバランスを崩して倒れてしまいました。そこで他の子ども達が作っている物から何かヒントを得られないか見に行く事にしました。飛行機や車で遊んでいる友達を見ていると「下に板をつけよう。」とお菓子箱を切り取って貼り、板の部分を出来るだけ小さくしようと少し切っては立っていられるか何度も試してみて自分が納得いくものを作っていました。
降園前に、りす組とぱんだ組とで盆踊りをしました。盆踊りの音楽を聴きつけたたんぽぽ組さんが廊下で一緒に踊っていました。それを見かけたりす組のYちゃんはたんぽぽ組さんの前で止まると振り付けを教えたり、手を取って踊ったりする姿が見られました。少しずつお兄ちゃんお姉ちゃんになっている様子を見ることが出来ました。
今日の給食は中華丼、ジャガイモとキノコの炒め物、オクラサラダ、オレンジ、牛乳でした。
2020年7月13日 月曜日
先週の月曜日、トマトがカラスに食べられて大変なことになっているという出来事がありました。そこで、土曜日に全クラスのプランターを1か所に集め、ネットで囲いました。教師がカラスの目線であちこちから侵入できそうな所を探して、しっかりガードしました。そのおかげで、今日はどのクラスもたくさんの赤いトマトができ、トマトたちは、キラキラ輝きながら子ども達が来るのを待っていました。
ネットを外し、各クラスのトマトが観察できるようにすると、プランターを取り囲むように子ども達が集まりました。収穫して、その場で食べさせてあげたいと、古森先生のアドバイスで塩水を用意し、きれいに洗いました。次亜塩素酸水も塩からできたもので、消毒作用があることを教えていただきました。さくら組は、18個取れたので、1個を半分に切ることにしました。トマトを見せて、「これ何個?」と聞くと、「1こ!」半分に切って「これ何個?」と聞くと、「2こ!」と1つが2つに増えたことを喜んでいました。
「ゼリーみたい」「甘い」と言いながら、今まで食べず嫌いで口にしなかったAちゃんが、友達がおいしそうに食べるのを見て、自分から食べることができました。
後から収穫していたきりん組が、さくら組のトマトが3個残っているのを見つけました。あと3個あれば、きりん組の人数分になるということで、きりん組さんから「さくらさん、トマト3つください」とお願いされました。「いいよ」と応えると「ありがとう」と言われたのですが、次の言葉が出ないさくら組の子ども達に「どういたしまして」と古森先生がにこやかに助けてくださり、みんなが「どういたしまして!」と返しました。
お家では、お店でミニトマトを買うとたくさん入っているので、当たり前に一人1個食べていると思います。幼稚園では、苗から育てて、花が咲いて、緑色の実がなり、何日も何日も待って、やっと赤い実になったこと、雨や風が強いと実が落ちてしまったり、カラスに狙われて食べられたりするんだということを知りました。一人に1個ないときは、半分こにして分け合い、少ないクラスがあれば、多いクラスが分けてあげる。そんな経験を積み重ねることで、子ども達の中に助け合いの気持ちが育つといいなと思いました。
2020年7月12日 日曜日
ぴよぴよが預かり保育をしている場所に様々な花と栽培しているミニトマトがあります。子ども達は玄関を出入りするたびにその植物の前を通るので気が付くと「きれいだね。」と言いながら時々触ってみていました。
そんななかで鮮やかに咲いていたアジサイの花も7月になると少しずつ色があせていき、中には花びらが茶色くなってしまうものもありました。そこである日、おもいきって色が変わってしまった花を遊びに使おうと外遊びの時にテーブルに置きました。すると子ども達は手に取ってポンポンと軽く叩いてみたり花の一つひとつをちぎってみたりして遊び始めました。
アジサイの花は小さな花がギュッと固まっていてその一つひとつが花の形をしているので子ども達は一つひとつちぎってお皿に入れながら「かわいい!」とつぶやいていました。紫や水色、ピンクの3種類の花を次々と手に取りままごとをしていた子ども達の中でA君はカップに入れてそれをままごとハウスに持ち込むと「いらっしゃいませー。」とアイス屋さんをしていました。
又、Iちゃんはちょこんと頭にのせて「にあうかな?」と飾りにしていました。そしてついに花を全部とってしまったH君、その手には茎だけが残っていました。それはまるで珊瑚のような形をしていてじーっと見つめていました。確かに水色のアジサイでも茎の部分は青、紫、しろ、水色と沢山の色が混じって出来ていました。そしてちぎった花も微妙に色が違っている事が不思議でした。
自然の色はとても美しく同じように見えても一つひとつが違っていてそれが集まって花になったアジサイをじっくりと見た保育教諭達からも「へーこんな風に色が違うんだなぁー」と感嘆の声があがりました。何気なく「きれいだなぁ~。」と観ている花にも色や形、その作りに改めてさせられたのでした。
2020年7月10日 金曜日
今日、年長児でこどもだけの夏祭りに向けて活動しました。先日たまたま戸外で、年長児が遊んでいる近くで古森先生が壊れた傘を使って何かを作っていました。それに気付いて、子どもたちが集まると、傘を使って”からかさおばけ”を作っていて、驚かせてくれました。そして、いつの間にかO先生やM先生もおばけを作っていて、子どもたちも大喜び!古森先生に夏祭りに向けて「こどもだけの夏祭りだから、みんなでお化け屋敷作ってみない?どう?」と聞かれ、すぐさま子どもたちは「するー!」とやる気満々でした。「先生たちのより面白いものを作ってね」とお願いしてくれ、期待を持って今日登園することができました。うさぎ・ひつじ組を借りてお化け屋敷作りが始まり、まずは部屋を見てどうしていくのか4クラスで話していました。そこに、古森先生が来てくれ「あら、あら、このままだと全然怖くないよね。怖くないからちょっと通ってみよう」と実際に作っていた通路を「ここにおばけおいてみたら…」「布もあるよ!」と通ってくれながら話してくれたおかげで、こどもたちの中でお化け屋敷のイメージができて来ました。すると、子どもたちも「新聞で貼ったらいい!」「ここに置いてたら小さい子は見えん!」と気付き、いろんな発想が出て、聞いていた私たち教師もなんだかワクワクしてきました。「なんでも使っていいんだよ。先生もみんなが必要なものを言ったらどうにかして持って来てくれるからね!」と最後に話してもらうと、子どもたちはとても生き生きしてすぐにお化けやしき作りに取り掛かり始めました。新聞をちぎって壁に貼る子や、壁になるダンボールに絵を描く子、おばけを考えて作る子など、みんなが楽しんで時間を忘れて作っていました。
また、高い所は届かないと気付くと「先生上の方に貼って」「これ引っ張って貼って」と次々と教師にも指示を出していく子どもたちの姿はとてもたくましく、素敵で私たちもそれを楽しみながら活動することができました。また、これから子どもたち同士で協力し合い、どんどん楽しいお化け屋敷になっていくのだなと、とても楽しみになりました。
今日の給食のメニュー
胚芽米・豚しゃぶサラダ・・りんご
2020年7月9日 木曜日
昨夜に発令された避難準備レベル3が継続されていることで、2日連続の自由登園になりましたが、三葉っ子達は保護者と一緒に元気いっぱいに登園してきました。昨日のブログで少し紹介されていた「楽しい出来事」ですが、少しずつ様子が見えてきました。年長組の2階テラスには、何やらおばけのような物が飾られているではありませんか。すると、「先生!これ見て!」ときりん組のKちゃんが声をかけてきました。Kちゃんの手には怖そうな鬼の絵!この絵も飾るのだそうです。又、Wくんは「今日はお引越しもするんよ♪」と嬉しそうです。秘密の楽しい出来事は、着々と進行しているようです。
年長さんが植えた稲の田んぼが先週から気になっているひまわり組の男の子達ですが、先日は園長に拡大鏡を借りて生き物を探していましたが、見つけると「何かがおる!!」と大はしゃぎしていました。そして、今日は園内にいる生き物を探しに行こうと園内探検が始まりました。まず見つけたのは、りす組のカメです。子ども達が水槽を覗き込むたびに、カメが首をヌーっと伸ばす様子を驚きながら見ていました。隣のぱんだ組では、Kくんがアゲハ蝶のサナギを持ってきていて「今日生まれるんよ。」と教えてもらうと、サナギを揺らさないように気をつけながら見ていました。
きりん組にはおたまじゃくしがいました。「おじゃまたくし♪おじゃまたくし♪」と喜んで見ていると、水の中から何やらおかしなカエルが飼育ケースをよじ登ってくるではありませんか。「カエルにしっぽが生えとる!」目を大きく見開いている子ども達に、O先生が月刊絵本を見せてくれました。そこには、おたまじゃくしからカエルになるまでの様子が載っていました。おたまじゃくしから手足が生えて、段々とカエルの姿になっていくのを見て、「これや!このカエル!」と指差して喜んでいました。絵本を見ながら「大人になったらしっぽがなくなるんやね。」と気づいた子ども達は、生き物探しの園内探検で新しい発見をたくさんしたのでした。
悪天候が続き2日連続の自由登園でしたが、明日は通常通り子ども達が登園できることを願い、会えるのを楽しみにしています。
昨日と今日の2日続いてのレベル3、レベル4の自然災害では幼稚園及び保護者の皆様の実際の行動、意識の持ち方、協力態勢のあり方などたくさんの反省点と学びがありました。お忙しい皆様ですが、園はお休みしませんので、連絡できる状況を作っておいて頂きたくお願い致します。
2020年7月8日 水曜日
今朝は、未明より続く大雨警報、土砂災害警戒レベル4の発令により不安な夜を過ごした子どもたちもいたことと思います。警報、避難勧告共に解除には至らず、自由登園となりました。登園してきた子どもたちは「昨日の夜すごい雨だった!」と口々に話していました。しかし、9時頃には天候の方は回復の兆しが見られ、曇り空もだんだん明るくなってきました。すぐにお外へ〜と飛び出していく子どもたちは「待ってました!!」と言わんばかり、体をいっぱい動かして遊び始めました。雨上がりの園庭は少し走りにくそうでしたが、それすら子どもたちにとっては遊びの一つで、きゃっきゃっと言って走り回って遊んでいました。
大好きな砂場では、最近女の子たちがお城作りにハマっています。そのお城の外観や装いは毎回違います。今日のお城は真ん中が空いていて、中庭のようになっているお城です。そのお城に階段を付けようとHちゃんが半円になっている型を持ってきました。型に土を入れて一段ずつひっくり返して作っていこうと考えましたが、ひっくり返す際に土が溢れたり、固まっていなかったりして崩れてしまいます。それを見ていたKちゃんがそこにドサッとショベルですくった土を乗せました。見守っていた教師も他の友達も「あーっ!」と声が出ましたがKちゃんが「これで、ポンポンってするんよ」と言ったので一同納得です。ひっくり返すのが難しいと感じたKちゃんは土をドサッと乗せてふかふかさせた上からそのまま抑えて型どる事を思いついたのです。それからも色々なアイディアを出し合ってみんなでお城作りを楽しみました。
りす組、ぱんだ組の子ども達も教師達も雨があがったら必ずしよう!!と順番を待っていた事がありました。それは“きゅうりのおとうばん”です。7月に入ってから、ぱんだ組の部屋から駐車場を覗いては「今日はきりん組がきゅうりとってる!」「今日はうさぎとひつじやん!」と他のクラスがきゅうりの世話や収穫をしている様子を見ていました。「私たちは?いつ?」と心待ちにしている子ども達に「今度雨が上がったらね〜」と答えていたのです。雨が止み、いよいよ今日おとうばんが回ってきました。駐車場へ行ってみると、、、きゅうりがいーっぱい実っていましたが、、、同じように雑草も元気よく生えていました。今までのおとうばんのクラスが草引きをしてくれた事を話すと自分たちもしなくちゃ!と草引きもしっかりできました。大きくなって収穫できるきゅうりを数えると、なんと23本もありました!みんなで育てたきゅうりだったので年少さんにも収穫してもらおうと話し合い年中組は10本だけ収穫しました。
そして収穫したきゅうりを園に持って帰ると何やら楽しそうな出来事が、、、このお話の続きはまたのお楽しみです♪明日からもまた雨の予報ではありますが1学期も残すところ2週間程となりました。子どもだけでめいいっぱい楽しんだ1学期間。まだまだ子ども達の遊びの世界はワクワク、ドキドキが広がりそうな予感です♪♪
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