2020年6月15日 月曜日
先週火曜日、年少児が駐車場にひまわりの種をまきました。そこで今朝みんなで行ってみると、梅雨の雨と太陽の光を浴びて芽を出し、かわいらしい双葉になって並んでいました。それを見た子どもたちは、「はっぱになっとる~!」と驚きと喜びを表現していました。各クラスで育てているトマトも緑色の実が並び、「まだかなぁ」と赤くなるのが待ち遠しい様子でした。
さて、今日は「カレーパーティー」がありました。年長児が昨年の冬植えたたまねぎの苗とじゃがいもの種いもが「土・水・太陽」の力で大きくなり、先日全園児で収穫しました。今日のカレーには、そのたまねぎとじゃがいもを調理師さんが調理してくださって、おいしいカレーになりました。そして今日のカレーパーティーでは、古森先生が子どもたちが喜ぶ特別メニューを!と「ナン」を注文してくださったのです。お皿の上にはビヨーンと伸びた大きなナンとりんご、バナナ、イチゴとフルーツが並び、別のおわんにカレーをよそいました。せっかくの特別メニューです。盛り付けもていねいにして、子どもたちの食欲をそそります。配ぜんしながら「これなーんだ?」と聞くと「・・・」シーンと答えが返ってきません。でも食べ始めると、「白いやつまだいる!」と次々とおかわりの声。「ナンっていうんだよ」と伝えると「なん?」と不思議そうにつぶやきながらもモグモグとお口はとても忙しそうに動いていました。ちぎって、カレーにつけておわんを持って食べることも方法を伝えるときちんと守って食べることができていました。いつも給食でおかずをほとんど食べないさくら組のHちゃんは、大きなナンをあっという間にカレーにつけて食べました。お皿の上がピカピカになって、「今日はがんばったね!」と声をかけると、「やった!」とニコニコ笑顔になりました。こうして園の生活の中で、食べる楽しさを知り、好きなものが1つでも増えていくといいなあと思いました。
古森先生は、私たちに「知育・徳育・体育」と昔から言われているけれど、「食育」というのは、この3つすべての基盤になっていると教えてくださいました。「食育」は食べることだけでなく、食べ物として私たちの口に入るまでの過程を知ることも大切です。子どもたちの感覚が敏感な幼児期にたくさん楽しい経験をして、「食べること=生きること」大人になるまで心に刻んでいてほしいと思いました。
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