2020年5月8日 金曜日
昨日、たけのこを自由自在に変化させ楽しんでいた子ども達は、今日も「なにを作ろうかな〜♪」と嬉しそうにたけのこコーナーに集まって来ました。昨日作った舟を手に握りしめて様子を見にくる子、その舟を見て「私も、僕も作りたい!」とたけのこの皮を使って舟作りがスタートしました。きりん組のKちゃんが1隻の舟を編み上げると、昨日舟を完成させていたくま組のAちゃんが「舟でレースしない?」と話を持ちかけ、何やら楽しそうにイメージを膨らませていました。ドキドキ、ワクワクしながらその舟を水に浮かばせると…??アレ!!
編み込んだたけの皮の間から、みるみるうちに水が入ってきて浸水し始めました。このままじゃレースどころか進むことさえ出来ません。どうしたもんかと悩んだ子どもたちは、何かを思いつき駆け出しました。帰ってきた子どもたちの手にはビニール袋が握られていました。何をするのかと様子を見ていると、さっき水が染み込んでいた舟底に水が触れないように、ビニール袋を敷いてその上に舟を浮かばせたのです。すると…見事に舟が浮かびました!!「やったね!」と喜び、仰ぎ始めると全く進みません。また、子どもたちに新たな壁が立ちはだかりました。頭を悩ます子ども達は、園長から「風を受けることで舟は進むんだよ。」とヒントをもらうと、その原理を理解して帆を取り付け、うちわで風を起こしたり、たけのこの皮を持ってきてうちわに見立てて仰いでみたりして風の力で舟が動くことを楽しんでいました。
それでも子ども達の探究心は止まりません。今まで風を受けていた帆に目をつけると、高さや形、土台にする紙の種類にこだわり、ああでもない、こうでもないと試行錯誤を重ね、黙々と舟を大改造させていました。子ども達の止まることのない探究心や追求心に、私たち教師も驚かされ、刺激を受ける1日となりました。
屋外遊ぎ場 新園舎では…!
昨日の職員会でのことです。毎日、屋外遊ぎ場の様子を見に来ている園長は、山の中を歩いている年少児の姿を見て、これは危ないと察知しました。楽しい環境の中にも、危険は隣り合わせであり、山の中で迷ったり、踏み外したりした時のことを思うとぞっとしたそうです。そして、子ども達をより安全に迎え入れる関所として、登園すると入口にある名簿で自分の名前を探して印やスタンプを押すという活動を提案しました。そして、早速、今朝から「おはようございます。自分の名前の所にスタンプを押してね。」と、教師達が子ども達を迎えました。一緒に登園して来た保護者も、「わぁー!おもしろいね!名前はどこにある?」と子どもと一緒に探してくれる姿も見られました。屋外遊ぎ場ではスタンプを押していたのですが、3歳児のひまわり組のEちゃんは、欄からはみ出さないように集中して押して、きれいに押せたことを教師達に褒められ、とても嬉しそうでした。
又、年中、年長児は、自分の名前が読めたり、出席番号が分かったりするので、文字や数字に触れる良い機会にもなりました。「今日一日で終わるのはもったいないね。」と今日の子ども達の姿を見て話し合った教師達は、スタンプがたまっていく楽しさや、様々な育ちが期待されるこの活動を来週以降も続けていこうと決め、より安全にそして楽しく、子ども達を預かろうと気を引き締めたのでした。
昨日、ひまわり組とすみれ組は、浸し染めをして、きれいな色の模様ができたことをとても喜んでいました。そして今日は、乾いたキッチンペーパーを使って、お花を作ることにしました。キッチンペーパーは柔らかく、はさみでは切りづらそうでしたが、1回1回集中して切っていました。切れた浸し染めの紙を広告の剣の先に付けると、「お花ができた!」「きれい!」と大喜びしていました。すみれ組のEちゃんは、「これはお母さんに持って帰るんだ。」と大切にかばんの中にしまっていました。5月10日は、母の日です。素敵なプレゼントができました。
5月11日(月)より、通常保育となります。また、給食も開始され、バスも運行します。教師一同、子どもたちの登園を楽しみに待っております。
コメント (「たけのこ物語 第3章〜舟作り編〜」 赤コースきりん組 大政由衣 青コースひまわり組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)