2020年4月24日 金曜日
今日も良い天気の中、屋外遊ぎ場では昨日に引き続きボーリング、山の滑り台などのびのびと好きな遊びを見つけて遊んでいる姿がありました。
ちゅうりっぷ組のRちゃん、りす組のAちゃん、H君、きりん組のC君は、山の滑り台の側に生えている猫じゃらしに気付いて集め始めました。沢山集めたAちゃんは、「うさぎの耳みたいだね、帽子につけたいな」と2本の猫じゃらしを選びました。そして、部屋に帰ると、細長くしたチラシをテープでとめてハチマキのようにして、うさぎの耳のようにつけていました。動くたびにフワフワの耳が揺れて、まるで本物のうさぎさんになったみたいでとても嬉しそうでした。
又、一方では、H君が風に飛ばされている猫じゃらしをみて、「フゥーってしたら綿毛みたいに飛んでいくかな」と言いながら飛ばして捕まえる遊びをしていました。屋外遊ぎ場には、沢山の植物があり、年少児も今日が最後日ということで果樹園の方までお散歩に行きました。桃の木に小さな実が出来ているのを発見したり、地面に生えているノゲシを見つけて子ども同士で「たんぽぽかな」と盛り上がっていました。持って帰ったノゲシの綿毛は、ちゅうりっぷ組のRちゃん、Hちゃん、Sちゃんと一緒にテラスから吹いて飛ばしました。服にくっついている綿毛を見つけると、「ついてる!ここにも!」と言いながらはしゃいでいました。とても開放的で植物にも沢山触れることが出来る新園舎で1週間過ごすことが出来て、教師も子どもも楽しく過ごすことが出来ました。子ども達の中には楽しいので「月曜日もここがいい!」と言っている子もいました。
来週から入れ替わる青コースのぞう組の子ども達が引越しの荷物を準備をしていました。その荷物を見てみると、「ゆうぎじょうにもていてください。おねがいします。」という置き手紙がついていて、一生懸命書いてくれたのかなと微笑ましくなりました。
先週の職員会の中で紫キャベツで作った色水の中にレモンを搾った汁を入れて、色が変わる不思議体験をさせてみてはということが話題になりました。今週から色水コーナーにレモンを準備しておいて、紫色の色水に搾って入れると鮮やかなピンクに変わることに気付き、驚いたり楽しんだりしていました。昨日のこと、色水コーナーで富田先生が青色の色水を作っていて驚いたのですが、それはアルカリ性の洗剤を混ぜて作ったものでした。そこで、レモンの酸性のように自然物からアルカリ性は出来ないかと考えていてふと思いついたのが、2月に年中児がじゃがいもの種芋を切った部分につけたお薬の役目を果たす木灰でした。「よし!魔法の水を作るぞ!」とコーヒーフィルター、ペットボトル、木灰、水を意気揚々と持ってきた教師の周りに「先生、何するん?」と子ども達が集まってきました。ペットボトルを切って、コーヒーフィルターの中に灰を入れ、魔法の水作りの始まりです。灰に水を入れましたが灰色に濁っている水を見て、「本当に出来るん?」と子ども達も疑いの眼差しで見ていましたが、フィルターを通して1滴ずつ落ちて溜まっていく無色透明の水を見て、「綺麗になっとる!」と不思議がっていました。いよいよ紫キャベツの色水が青色になるか試す時がきました。紫色の色水に魔法の水を入れた途端、紫色がたちまちエメラルドグリーンに変わったのです。子どもも教師もこの一瞬の色の変化にとても驚きました。私自身、この実験が成功した瞬間、心が踊り、子どもの頃の自分に戻っていました。このような喜びを子ども達は日々遊びの中で感じているのだと考えると、これからも心動かされる体験をたくさんさせてあげられる保育者でありたいと思いました。
コロナウイルスの終息はまだ見えず、永い戦いになるかもしれません。その対策の1つとして幼稚園では昨日、各フロアに最新の手指殺菌乾燥機が設置されました。この乾燥機は、手を洗った後、手をかざすとO-157やノロウイルス等の菌を30秒のうちに殺菌し、乾燥も出来るエアタオルなのです。手洗いとうがい、次亜塩素酸での消毒は今まで通りしっかりと行い、さらにこのエアタオルも使用して今後も衛生面には十分に気をつけていきたいと思います。
コメント (新園舎生活最終日!&色水の不思議 赤コース ちゅうりっぷ組 岸田亜寿美 青コース ひまわり組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)