2020年4月22日 水曜日
らいおんぐみのMくんは、家からラップの芯を持って登園してきました。カバンを片付け、園庭に出るとMくんはラップの芯をバントにし、友達と受け渡して遊んでいました。そこで教師が園庭にトラックの線を引き始めるとその後をついて歩く子ども達や大きな円周辺に集まる子どもの姿がありました。園長先生は廃材の中からMくんとおなじような筒を2つ持って来て、Aくんに渡すとAくんは、2つのうち1つの筒を「これじゃない」と返してきました。柔らかくて太い筒は「持ちにくく、力が入ったらつぶれる」と言うのです。固い細いラップの芯をバトンにしてやっと始まりました。Mくんと同じクラスの子とのスタート、次をつなぐのは教師です。走っていると「やりたい」と次々子ども達が集まって来て、バトンが繋がっていきました。チームを決めない任意のリレーでしたが、自然と白帽子、色帽子に分かれ、学年も問わない自然参加のリレーは盛り上がっていました。気合を入れて袖をめくりあげる子、裸足になる子、年少児もバトンを受け取り、1周息を切りながらも走り切り次につなぐなど、みんなが夢中になる熱いリレーでした。その後、遊技場で活動しているくま組、きりん組がリレーをしに園にやってきました。年長全クラスでリレーをしましたが、人数が少ないクラスは、1人2回走り、新しいクラスの友達を応援し、リレーを楽しみました。教師達も一緒になり、盛り上がっていました。これからもリレーやかけっこなど、子ども達は元気いっぱい新しい遊びに挑戦していくことでしょう。楽しみです。
屋外遊ぎ場では、昨日竹にこいのぼりを2匹結び付け、新園舎テラスの柱に結んで立てていました。風が吹いているものの小さく活気のないこいのぼり、それを見た園長先生が元気に泳いでいるのを見せたいと、ロープを持って来て大きな真鯉や吹き流しの加えて結び付けてくれました。それだけで子ども達は大喜びで地面まで垂れ下がったこいのぼりのしっぽを引っ張って楽しんでいました。縄が引っ張られて上に上がっていくたびに歓声があがり、今度はあがったこいのぼりを触ろうとぴょんぴょん飛び上がる姿が見られました。吹き流しや真鯉を吊り、にぎやかになったこいのぼりは、園舎と電柱では上がりきらないので、バスの運転手さん達にも手伝ってもらって、園庭内にある電柱と電柱に繋いで高く上げることになりました。そして園庭内を横断するようにあがったこいのぼりは、元気いっぱい泳いでいました。それを見た子ども達も元気いっぱいこいのぼりのしっぽを追いかけていました。そして先生たちが作った手作りこいのぼりも木の陰や遊具の陰でひっそりと泳いでいました。誰が見つけるかとても楽しみに見ていると、目ざとい子が「先生 桜の木にこいのぼりがあったよ」と教えてくれました。
屋外遊ぎ場の南の端に豆、じゃがいも等の畑があります。そこですくすく大きくなった皮が紫のさやえんどうを年長さん達が見に来ました。その時に試しに何個か摘んできて皮をむいてみました。豆はままごとコーナーに、皮は色水コーナーに出しました。話を聞いて、実際に収穫した年長さん達はすぐに紫色の豆の皮をすり鉢に入れ、水を入れるとすりこぎで擦りっていきました。するときれいな紫色の水が出来、「見て」と見せてくれました。外が紫色の豆は、皮をむくとなんと中の豆は緑で、皮とつながっている腺の所は紫色でした。外側の紫色の皮は、豆が大きくなっていくにつれ、紫から緑へと変化し、豆は炊くと紫色に変化するそうです。この実験も正常保育になったらしてみようと思います。その後年長さん達が本園に出掛けた後、空いた色水コーナーで年中さん達が同じように楽しんでいました。異年齢児がしていることをよく見ていて、いなくなると自分達もやってみる姿をここでも見ることが出来ました。
また、春の草花遊びの本を見ていると、しろつめくさでの遊びが載っていました。新園舎の山の中ほどにしろつめくさがあることを知っていた先生と年長さん達でブレスレット作りを楽しんでいました。
山に出来ている芝生の滑り台に色々な学年が滑っていて、なかなか滑れなかったプレ年少さんが、今日誰もいなくなった芝生の滑り台にみんなで行って滑ったり、転がったりして楽しみました。その後、その近くにあるからすえんどう、しろつめくさ、へびいちごを見たり、つんだりして、伊予柑畑に行きました。桃の花はもう終りかけていましたが、みかんの花のつぼみが膨らんできているのを見ることが出来ました。両手に草花のお土産をもって、新園舎に戻ってきました。今日も自然に沢山触れることが出来ました。
コメント (リレー&自然満喫 青コースぞう組大隅 咲 赤コースたんぽぽ組谷川 幸実 はコメントを受け付けていません)