2020年3月29日 日曜日
すっかり暖かくなって、春らしくなりました。毎日、ひよこ組の幼児たちは登園すると早くテラスで遊びたくて、今か今かとドアの前で待っています。ドアをそっと開くと「キャー」と言いながら嬉しそうに出ていきます。この日もテラスで遊んでいると、1匹の小さなてんとうむしがいました。幼児たちはすぐに気づいて、てんとうむしを囲んで見つめていました。そのうち、てんとうむしを捕まえたくて、そっと手を伸ばしますが中々捕まえられません。捕まえることを諦めると、てんとうむしの動きを目でずっと追いかけて見守っていました。その時です。A君が勇気を出して手を伸ばすと、やっとてんとうむしを捕まえることができたのです。強く持ちすぎて潰してしまわないかとヒヤヒヤしましたが、上手に指先を使って優しく握っていました。そしてみんなに見せてくれました。みんなが集まってきて「Aも」と手をお皿にして順番にてんとうむしを手のひらにのせてもらって、じ~と見ていました。
次は保育教諭が指先にのせて見せると2歳児のAちゃんは「わぁ~てんとうむしさん、赤色と黒色だね!」と嬉しそうに話し始めました。「おめめは!?!」と白くなっている、てんとうむしの模様を不思議そうに見たり、色を当てたりとてんとうむしの部分部分を見逃さないように観察していて、感心しました。
そんなとき、今度はテラス前のプランターにもんしろちょうがとんできました。「ちょうちょさん来たよ」と言うと、Bちゃんが走ってきて「もんしろちょうちょさん!もんしろちょうちょさん!!」と指をさして友達に知らせていました。教師が一言言っただけのちょうの名前まで覚えていることに驚きました。
春になって次は何の虫が来てくれるのか、見つけられるのか楽しみです。絵本や遊びを通して、幼児たちと春探しをしていきたいと思います。
コメント (「てんとうむしさん、こんにちは 」 ひよこ組 小笠原美湖 はコメントを受け付けていません)