2020年2月9日 日曜日
2月3日は節分ということで、朝から子どもたちに「今日は、オニが来るから豆を作ろう」と声をかけると、「えっ!!オニ」「イヤだ~」と言いながらも広告や新聞紙を丸め始めました。一生懸命、丸めますが、手を離すとすぐに広がっていき豆になりません。豆じゃない形も出来て「ギュッギュッするんだよ」と保育教諭が握って見せると、自分なりにギュッギュッと力を入れてボール状に作っていました。1人1人力の入れ方が違うので形も様々でそれもまた、面白いなと思いました。
保育教諭の「集まれ~」で集まって、豆まきの歌を歌いました。そのあと、節分の話をすると子どもたちは興味深そうに聞いていました。「オニさんが来たら豆をまくんだよ」と子どもたちに伝え、オニのお面を付けた保育教諭があっちから・こっちから入ってくると、子どもたちは笑いながら手作りの豆を次々と投げていました。中には、オニさんが近づくと泣き出す子や豆を投げられて目の前でオニさんが倒れると驚いて棒立ちになっている子もいましたが、他の子たちは、オニさんが逃げるまで無我夢中で投げ続けていました。オニさんが逃げると、子どもたちは満足して散らばっている豆を協力しながら片づけていました。子どもたちに、「オニ怖かった?」と聞くと「楽しかった」という答えが返ってきました。次の日、壁に貼っていたオニに向かって、また豆を投げては遊んでいる子どもの姿が見られました。A君は、小さな声で「オニはーそと」とつぶやきながら投げて、オニの顔に当たらないとカラー積み木を持って来て台にして顔を狙って当てていました。
子どもたちは、新しい物に次々と興味を持ってかかわっていき、そこから色々な事を発想したり遊び方を工夫したりして自分たちで知恵や技術を獲得していきます。よく観察していると1~2歳の間に人として必要な様々なことの基礎を貯えていることに気付かされます。保育教諭たちも幼いながら次々と成長し続ける子どもたちの姿を見守り・学び成長していきたいと思います。
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